榊原・宮代町長 次期町長選に出馬せず

榊原・宮代町長は２日、宮代町議会で、議員の一般質問に答えて「余程のことがない限り次期町長選（１０月４日投開票）には出馬しない」と語り、事実上の引退宣言を行った。

榊原・宮代町長の発言要旨は次の通り。

残る任期は４ヶ月あまりとなった。

首長の職は公のものであって私するものではないというのが持論であり、私は従来から、３期１２年を一つの区切りとして考えてきた。しかし、平成１６年の合併破綻を受けて、逃げられないと言う思いで、４選出馬をした経緯がある。

今、おかれている状況のなかで考えると、今後、余程のことがない限り、５期目を狙うと言うことは考えていない。

私は、１市２町あるいは１市３町が良いと思って７年間私なりに頑張ってきた。それが２度とも・・・。その責任は重いし、その状況の中で、更に続けることは耐えられないという気持である。

ここで身を引いて、時代にあった人に、出来れば私の思いを引き継いで、それを実現してもらいたい。それが、宮代町のために良いのではと判断した。

余程のことがない限りと申したが、「出るときは皆が推してくれる。しかし、辞めるときは自分で決めるしかない」という私の考えは変わらない。ただ、今日、ここで初めて進退を明らかにするわけで、支持者の皆さんにお伝えしないと礼を失するということで「余程のことがない限り」という言葉を使わせてもらった。


【関連事項】
宮代町選挙管理委員会は２日、任期満了に伴う次期町長選挙を１０月４日、投開票とすることを決めた。