夜な夜なシネマ

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しあわせなお酒が飲めるしあわせ

2004年07月20日 | 映画(番外編:映画と食べ物・飲み物)
私のお酒はひたすら陽気で、ただでさえよく喋るのに、
お酒が入ると拍車がかかります。
翌日、思い出すと恥ずかしくなることもしばしば。
こんな私につきあってくれるうちのダンナと、
しあわせな食事の場を提供してくださるお店のみなさま、
いつもいつもありがとうございます。m(_ _)m

で、私がこんなにしあわせにお酒を頂いているというのに、
アルコール依存症を扱った作品というのは
当然だけど、その大半がものすごく暗い。

ニコラス・ケイジがオスカーで主演男優賞を受賞した『リービング・ラスベガス』(1995)。
アル中のせいで失業した脚本家が、
死ぬまで飲み続ける決意をしてラスベガスへ向かう。
しかし、そこでひとりの娼婦と出会い、同棲を始める。
酒をやめろとは言わない約束、だけど死んでほしくない。
悲恋も悲恋で、やるせない気持ちに。
原作者自身もアル中で、映画化決定後に自殺。

メグ・ライアンがアル中患者を熱演した『男が女を愛する時』(1994)。
パイロットの夫は留守がち。妻は酒に溺れてゆく。
彼女が主役でアル中を克服しないはずもなく、
それはお約束の展開なのですが、克服して以降の物語のほうがおもしろい。
アル中を克服したからって、夫婦がもとどおりになるわけじゃなく。

『28DAYS』(2000)は、比較的カラリとアル中を描きます。
酒を飲むと何をしでかすかわからないサンドラ・ブロック演じるヒロインが、
姉の結婚式をぶち壊したうえに交通事故を起こす。
更正施設で過ごすことになった彼女の28日間。
これはあまりに悲壮感がなさすぎか。
アル中映画でこんなんでもええのか?とも。
飲み過ぎが招く症状、ブラックアウト(記憶を失う)などを知ることはできます。

イギリス作品の『マイ・ネーム・イズ・ジョー』(1998)は、
アル中で失業中の男性がなんとか立ち直ろうとする。
断酒会の仲間とサッカーチームを結成したりして、さすがスコットランド。
説教くさくなくて、でも、一生懸命生きる姿が描かれていて、
アル中映画ではこれがいちばん好きかも。
主演のピーター・ミュランは『マグダレンの祈り』(2002)の監督でもあり、
邦画の『この世の外へ クラブ進駐軍』(2004)には軍曹役で出演。
しかし、軍曹役よりもアル中男が似合ってる。

お酒は楽しく飲みましょう。
今日もご機嫌。(^O^)

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