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『アーロと少年』

2016年03月24日 | 映画(あ行)
『アーロと少年』(原題:The Good Dinosaur)
監督:ピーター・ソーン
声の出演:安田成美,松重豊,八嶋智人,片桐はいり,石川樹他

梅田で5本ハシゴの2本目。
大阪興行協会主催の“映画の半券2枚でチャンス!映画鑑賞券プレゼント!”に当選、
5月末まで有効のその鑑賞券を1枚使って鑑賞しました。
「洋画は字幕で観る派」の私ですが、いったいどこで字幕版を上映しているというのか。
探すだけ無駄っぽかったので、吹替版を。
TOHOシネマズ梅田別館アネックスにて。ついにトイレが全部洋式だぁ。

優しいママと強いパパのもとに生まれた3匹きょうだいの恐竜のうちの1匹、アーロ。
体も大きくパパに似て力持ちの兄バック、賢く要領が良い姉リビー。
それに比べてアーロといえば、弱虫で甘えん坊。
両親から言いつけられた仕事をちっともこなせずにいる。

あるとき、冬をしのぐために貯蔵していた食糧を誰かに盗まれる。
パパは犯人を捕らえて始末することをアーロに命じる。
頼りないアーロに自信を持たせるためだ。

アーロが張り込んでいると、目の前に現れたのは人間の少年。
彼を殺すことなんてアーロにはできない。
パパは躊躇するアーロについてこいと言い、一緒に少年を追いかけるが、
その途中、激しい嵐に遭遇し、アーロを助けたパパは濁流に飲み込まれてしまう。

最愛のパパを失って悲嘆に暮れるアーロの前に、
性懲りもなくあの少年がまた現れる。パパが死んだのはこいつのせい。
今度こそ逃がすものかと息巻くが、河にドボン。
気を失って流され、目覚めるとまるで知らない土地。
帰り道もわからず、食べるものも見つけられない。

そんなアーロに食べ物を運んできたのがあの少年。
小さな体のくせして、何事にも動じない。アーロを守ろうとさえする少年。
言葉を話せない少年にアーロはスポットと名付けて一緒に旅を始める。

安心なディズニー配給作品。
映像がとても綺麗で、夕日を見て心を打たれるのは実写でもアニメでも同じ。

子ども向きだとは思うのですが、後半飽きたとおぼしき子ども客が
「まだ終わらないの?」とお母さんに聞いていたことに苦笑。
そうか、これじゃ子どもは最後までもたないのか(笑)。

言葉を知らないスポットの表情やしぐさがいいですね。
特に可もなく不可もないストーリー展開ですが、
前述の『エヴェレスト 神々の山嶺』ではまったく泣けなかった私、
これは泣きましたよん。

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