夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

今年観た映画50音順〈た行〉

2008年12月11日 | 映画(た行)
《た》
『タイニー・ラブ』(原題:Tip Toes)
今年元旦に観た映画にして、今年の私のワースト作品。
キャロルは同棲相手のスティーヴンに妊娠を告げるが、
スティーヴンは暗い顔。
数日後、スティーヴンの兄に会ってキャロルは驚く。
彼の家族は、スティーヴンを除いて、全員が小人症だったのだ。
遺伝子を心配し、でも、出産する決意をするという、一見感動ドラマですが、
のちに売れっ子となった男優と女優を起用した2003年の作品で、
当時は劇場公開すらしなかったものを今さらDVD化したのがミエミエ。
結局、小人症の兄とゴールインというオチは偽善的。
これをけなすと悪人みたいな気にさせられるのもムカツク~。

《ち》
『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』(原題:Charlie Wilson's War)
ソ連のアフガン侵攻を食い止めるために陰で奔走。
ソ連を退却へと追い込んだ陰の立て役者で、
実在の政治家チャールズ・ウィルソンの物語。
酒と女に目がない彼が、アフガンの実情を知って胸を痛め、
熱い正義感を見せつつも、酒も女も我慢しない姿は、
人間らしくて嘘っぽくない。
硬い題材ながら、チャーリーのハチャメチャぶりや
CIAのはみ出し者の台詞に笑わされる上質のコメディ。

《つ》
『TSUNAMI 津波』(原題:Tsunami: The Aftermath)
今年DVD化された2006年のTV映画。
2004年に起きたスマトラ島沖地震。
大津波の被災者たちへの取材をもとに作られていますが、
ドキュメンタリーではなく、
個性派俳優の迫真の演技を見られるドラマ。

《て》
『デコレーション・デイ 30年目の勲章』(原題:Decoration Day)
これも今年DVD化されたTV映画。1990年の作品。
判事を定年退職したアルバートは、
今は疎遠となっている幼なじみのジーが、
30年前の戦争での功績に対して、
政府から授与予定の名誉勲章を拒否していることを知る。
黒人差別がテーマとなっていますが、
人間の思い込みや誤解をどのように解くのかなど、
人生のヒントになりそうな言葉がたくさん。

《と》
『遠くの空に消えた』
田舎に転校してきた都会の少年、亮介。
同級生の女子たちはキャーキャー。
男子たちはそれがおもしろくなくて、
ガキ大将の公平は亮介と大げんか。
しかし、それがきっかけで、公平と亮介は仲良くなる。
ある日、2人はUFOを待っているという少女ヒハルと出逢い、
彼女の話に乗って、3人の秘密基地を作る。
一方、空港建設計画の責任者である亮介の父親は、
住民の反対の中、強引に計画を推し進めようとする。
麦畑に誘われる郷愁。小学生の頃が懐かしく。

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