『新宿スワンII』(TOHOシネマズ１ヶ月フリーパスにて鑑賞の18本目＠梅田)

『新宿スワンII』
監督：園子温
出演：綾野剛，浅野忠信，伊勢谷友介，深水元基，金子ノブアキ，上地雄輔，広瀬アリス，
　　　高橋メアリージュン，中野裕太，山田優，豊原功補，吉田鋼太郎，椎名桔平他

１月の第３土曜日は亡き伯父の一周忌。
千葉や北海道からも駆けつけた従姉たちと法要後に酒盛り。
かなり飲んだ翌日曜日、大学の同級生と30年ぶりの再会。
台湾在住の彼女と新阪急ホテルの空港リムジンバス乗降場で待ち合わせ。
その前に起きられたら映画を観ようと思っていたら、起きられた！

『新宿スワン』(2014)の続編。
続編だけど、今度の舞台は新宿じゃなくて横浜。

新宿・歌舞伎町の２大スカウト会社、バーストとハーレムが激しい抗争を繰り広げ、
最後にはバーストがハーレムを吸収するということで決着。
その途中でハーレムのスカウトマン・南秀吉(山田孝之)が命を落として１年が経過。

ある日、バーストのスカウトマン・白鳥龍彦(綾野剛)に、
店を紹介してほしいと女が近づいてくる。
彼女はマユミ(広瀬アリス)といい、闇金に多額の借金があるという。
真面目に働いてきっちり返すようにと説得し、
龍彦は涼子ママ(山田優)の店“ムーランルージュ”を紹介。

そんななか、龍彦はバースト社長の山城神(豊原功補)から横浜行きを命じられる。
バーストがハーレムを吸収したせいでスカウトマンが倍増。
それに対して歌舞伎町にスカウト対象の女性が少なすぎる。
その状況を打破するため、横浜に進出して女性を集めようという魂胆だ。

歌舞伎町を離れたくない龍彦だったが、兄貴分の真虎(伊勢谷友介)からなだめられ、
幹部の関玄介(深水元基)とともに横浜入り。
しかし横浜はウィザードというスカウト会社の独壇場。
しかもウィザード社長の滝マサキ(浅野忠信)は関と何やら因縁があるらしく……。

タダなのでいいですけれど、何をドタバタやっとるんだっちゅう感じ。
お金を出して鑑賞して「面白かった」と言えるかというと全然。

悪徳だけど憎めない刑事に笹野高史、ヤクザの組長に中野英雄と吉田鋼太郎。
いちばん腹立たしい全日本酒販連合会の会長に椎名桔平。その部下に要潤。
この辺りの派手なキャストでもっています。
山田優のママっぷりが堂に入っていて、彼女がホステスを引き連れて歩くシーンには見とれました。

園子温は絶対、おぞましいぐらいの作品のほうが面白い。
もう続編は要らないから～！