夜な夜なシネマ

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『あなたは私の婿になる』

2009年10月27日 | 映画(あ行)
『あなたは私の婿になる』(原題:The Proposal)
監督:アン・フレッチャー
出演:サンドラ・ブロック,ライアン・レイノルズ他

メグ・ライアンがデニス・クエイドと離婚したとき、
その原因はラッセル・クロウとの不倫だと噂されました。
ふたりが共演した『プルーフ・オブ・ライフ』(2000)を観て、
彼女が彼にぞっこんになってしまったのもわかると思いましたが(笑)、
本作を観ると、スカーレット・ヨハンソンがライアン・レイノルズに決めたのも納得。
というわけで、「ヨハンソンの旦那」と呼ばれるのを
回避できそうな勢いのレイノルズ。

邦題には賛否両論あるかと思いますが、
前述の『ラブ・ダイアリーズ』のようなありがちなものよりも、
こっちのほうがインパクトがずっと強くて○。

NYの大手出版社で編集長を務める、40歳のマーガレット。
陰では魔女と呼ばれ、部下全員に恐れられている。

彼女のアシスタントは28歳のアンドリュー。
本をこよなく愛し、いずれは自分も編集者になりたいと願い、
なかばテロリストのような要求ばかりするマーガレットのもと、
毎朝、彼女のコーヒーを買いに走るところから一日が始まり、
休暇をまったく取れない状況にも耐えている。

ある日、マーガレットは会長室に呼び出される。
カナダ人である彼女のビザ更新が却下されたとのこと。
このままでは国外退去処分となり、
いくら有能でも不法滞在者を雇っているわけにはいかないと。

困ったマーガレットは、咄嗟のひらめきで、
実はアンドリューと婚約中だと公言。
会長は唖然とするものの、合法的に国内に残れるなら文句なし。
アンドリューは断固として拒否するが、
編集者への昇格を取引条件として提示され、ぐらり。

さて、移民局を訪れたふたりは
偽装結婚の可能性ありとして、調査を受けることに。
週末、アンドリューの実家でおこなわれる祖母の誕生パーティーに
マーガレットも同行を余儀なくされるが、
なんと彼の実家はアラスカで……。

実年齢は45歳のサンドラ・ブロックは、魔女と呼ぶには可愛すぎ。
いくつになろうが、やはりロマコメが似合います。

結婚は単なる取引だったはずなのに、
ドタバタの4日間を過ごすうちに気持ちが変わり、
最後は良心がとがめた彼女がみんなに事実を打ち明けてサヨナラ。
それを彼が追いかけてハッピーエンド。
観る前からわかるようなストーリー展開ですが、
このオチだから安心できて、このオチだからこそ観たくなる。
誰がなんと言おうと好き!

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