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『映画 ドラえもん 新・のび太の日本誕生』

2016年03月15日 | 映画(た行)
『映画 ドラえもん 新・のび太の日本誕生』
監督:八鍬新之介
声の出演:水田わさび,大原めぐみ,かかずゆみ,木村昴,関智一,
     千秋,白石涼子,矢田稔,家中宏,大塚芳忠他

ダンナが急に飲み会になり、またしても映画を観に行くチャンス到来。
だけど、近所のシネコンで上映しているのはほとんど観た作品ばかり。
かと言って仕事帰りに梅田まで出る気力はなく、
おとなしく家へ帰ろうかなぁと思わなくもなかったのですけれども。

ふとカレンダーを見ればちょうど10日、109シネマズデー。
う~ん、1,100円で映画を観られる日に観ないのはもったいない。
ならば選択肢に残っているのは“ドラえもん”しかありませぬ。
というわけで、109シネマズ大阪エキスポシティへ。
なんだかんだ言いつつ、最近“ドラえもん”も必ず劇場で観ているのでした。

テストで0点を取って帰った日、ママからこっぴどく叱られたのび太。
禁止事項をあれこれ言い渡され、やってられねぇと家出を決意。
誰にも頼らずに生きていくと息巻くが、結局はドラえもんの道具が頼り。
ドラえもんは呆れながらも衣食住に困らないひみつの道具を差し出す。
のび太の家出を知ったジャイアン、スネ夫、しずかは、どうせ続かないと笑う。

笑われたって、今回は本当の家出だよ。
はりきって家出してみたものの、そう上手くはいかない。
空き地に持ち主はいないと思い込んでいたのに、
どこの空き地にもきっちり所有者がいて、のび太を住まわせてはくれないのだ。

ちょうどその頃、ジャイアンとスネ夫としずかも家で怒られる。
俺たちも家出するぞと、3人そろってのび太のもとへ。
そこへドラえもんまでやってくる。
のび太が家を出て行ったあと、パパがハムスターを連れ帰ってきたらしい。
ネズミなんかと一緒に暮らせないと飛び出してきたとのこと。

そんなわけで、5人みんなで本格的に家出を決意。
今の日本には住むところがないからと、7万年前の日本を目指す。
ところが、家出を満喫して一旦現代に戻ったところ、
時空乱流に巻き込まれた少年ククルが原始時代から現代へとやってくる。

ヒカリ族である彼が言うには、精霊王ギガゾンビとクラヤミ族に襲われ、
家族たちが囚われの身となっているらしい。
ヒカリ族を救うため、のび太たちはふたたび原始時代へと向かうのだが……。

何より話がわかりやすい。
最近アタマが老化しているからか、タイムスリップものでは
「面白いけど、よく考えてみるとわからない」という状態に。
しかしドラえもんにそんなことはまったくなし。

そして毎度思うことですが、日本語が正しい。
劇場版を観るたびに思います。やっぱり「ら抜き」がない。

教育的にも素晴らしいことは言うまでもありません。
ヒカリ族が村を再建するさいに、ドラえもんの道具を使おうと言うジャイアンとスネ夫。
けれども、古代から人間は頭を使ってさまざまな道具を考え出してきた。
もしもそうせずに安易な方法に走れば、道具の歴史までも変わってしまう。
文明の利器の歴史を飛ばすことをしてはならないと。

ペットとの出会いと別れ。そんなところまでしっかり描かれています。
個人的にはやっぱり“クレしん”のほうが好きなんですが、
これを鉄板と言わずしてなんと言う。

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