夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

今年観た映画50音順〈ら行〉

2004年12月31日 | 映画(ら行)
《ら》
『ラストサムライ』(原題:The Last Samurai)
言わずもがなの話題作。
明治時代、西洋式戦術を教授するため、
日本政府に請われて来日したオールグレン大尉。
勝元と戦った彼は負傷し、囚われの身となるが、
勝元の村で手厚い看護を受ける。
オールグレンは侍の生活に心を動かされ、
自らも侍として生涯を全うしようと決める。

勝元を演じる渡辺謙ももちろんよかったけど、
終盤、勝元とオールグレンの戦いざまを見つめる
官軍の指揮官の表情、あれだけでグッときました。
福本清三演じる「無口な侍」、名乗りもしない彼は
オールグレンに「ボブでええやろ」と言われてたので、
エンドロールで「Silent Samurai」とクレジットされたときは
ケヴィン・スミスの「サイレント・ボブ」を思い出して笑ってしまいました。

《り》
『リジー・マグワイア・ムービー』(原題:The Lizzie McGuire Movie)
人気ドラマの映画版(らしい)。
中学を卒業したリジーは、高校生活を前にローマへクラス旅行に。
トレビの泉で人気デュオ歌手のひとり、パウロと出会い……。
ディズニーお得意のシンデレラストーリー。
普通に楽しんで泣けること請け合い。

《る》
『ルールズ・オブ・アトラクション』(原題:The Rules of Attraction)
大学生数名を中心に進められて行く、出会いの話の数々なのですが、
これがとっても説明しにくい。
非常におもしろい試みで、登場人物の動きの逆回転映像、
同時進行の分割画面など、引き付けられてしまいます。

《れ》
『レディ・キラーズ』(原題:The Ladykillers)
ミシシッピ川のほとりの町。
ひとり暮らしのマンソン夫人は敬虔なクリスチャン。
ある日、音楽の研究者だという紳士が訪れ、夫人の家の間借りを申し出る。
しかし、実はこの男、夫人の家の地下室からミシシッピに浮かぶカジノ船の金庫まで、
トンネル掘りを企てる泥棒だった。
泥棒紳士にトム・ハンクス。
ブラックな笑いたっぷり。

《ろ》
『ロスト・イン・ラ・マンチャ』(原題:Lost in La Mancha)
モンティ・パイソンの一員で、『未来世紀ブラジル』(1985)や『12モンキーズ』(1995)の監督としても知られるテリー・ギリアム。
彼は製作費50億円をつぎ込んで、新作『ドン・キホーテを殺した男』の撮影を開始するが、
クランク・イン6日目にして中止に追い込まれる。
ドン・キホーテは、なぜだか取り上げるたびにトラブルが発生するらしい。
因縁のこの作品がどのように中止に追い込まれたのか。
メイキング・フィルムとしてもおもしろいドキュメンタリー。

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