夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『ショーシャンクの空に』

2017年05月07日 | 映画(さ行)
『ショーシャンクの空に』(原題:The Shawshank Redemption)
監督:フランク・ダラボン
出演:ティム・ロビンス,モーガン・フリーマン,ウィリアム・サドラー,ボブ・ガントン,
   ジェームズ・ホイットモア,クランシー・ブラウン,ギル・ベローズ他

GW中、午後3時に日本橋の立ち飲み屋でダンナと待ち合わせ。
酒を飲むのは私だけなのに立ち飲み屋って。(^^;
そんな話になる前は、心斎橋で映画を観るつもりだったのですが、
最終目的地が日本橋ならば、なんばで映画を観るほうが動線が良い。
ほならTOHOシネマズなんばに行こう。

同じ映画を何度も観るほうではありません。
何度も観るくらいなら、観たことのない映画を観ようと思うから。
だけどこの作品は例外的に何度も観ています。DVDも持っている。
しかし振り返れば劇場で観たことがないような。
“午前十時の映画祭”でかかっているこの機会を逃すと、
もしかしたら生きているうちに劇場では観られんかもしれん。
というわけで、“午前十時の映画祭”。
全力でレバーを押し続けなくてもよくなった別館へ向かう。

ものすごく好きな作品です。
それを劇場で観られるのだと思うと、なんだかドキドキ。
昔好きだった人に久しぶりに会う、みたいな気持ち(笑)。
ものすごく好きなのに、みんなが好きだと言うから、
あまのじゃくな私はあまり好きだと言わなくなりました。
でも久しぶりに観たら、やっぱりめちゃくちゃ良かった。

あらすじはすでに以前こちらに書いています。

観たかどうかも忘れている作品がちらほらとあるなか、
これは何度か観ているせいだけではなく、ひとつひとつのシーンをとてもよく覚えています。
アンディのおかげで起きる「春の珍事」。
刑務所の屋上で「仲間たち」がビールを飲むシーン。
学のない囚人たちには流れるクラシック音楽の曲名などわからないけれど、
それがとてつもなく美しい曲であることはわかる。
荒んだ心に豊かさをもたらす音楽、そして本。

希望を失ってはいけないのだとアンディが力を込めて話すシーンに、
『はじまりへの旅』の「望みがないと思うと、本当に望みが消える」という台詞も思い出しました。

ティム・ロビンスモーガン・フリーマンも素晴らしい。
死ぬまでに何度でも観たい映画です。

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