minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

新宿の星「マレンコフさん」

2005年12月21日 | ライブとミュージシャンたち
 新宿職安通り「ウルガ」でのライブ。tsの音川君をゲストに迎え、コスマス・カピッツァper、永田と私の4人。即興好きのコアなお客さんが来るので、ついついしょっぱなから飛ばし気味になる(苦笑)。コスマスはスティックを一曲目からいきなりボキリと折ってしまったようだ。よかった~、ささらなくて!ドシャメシャ、グアン、バキッ・・・2セット目は詩を朗読する飛び入りゲストまで乱入、年末を飾るにふさわしい(?)ライブでした。それにしても、音川君ってものすごく若い人だと思っていたら私より一つ下なだけ、と知って愕然・・・。しかも、私が若い頃に山口真文tsさんのサックス教室に遊びに行って[Green Dolphin Street]を吹かされた事があったのだけど、その場に生徒としていたんだという事も知って2度びっくり。ジャズの世界は狭いなあ。

 終わってから、近所の凛凛というお店で軽くうちあげ。このお店のママにはずいぶんお世話になっているので、ウルガで終わるとたいていは立ち寄るお店です。昔ながらの新宿の飲み屋、おいしいおつまみが次から次へ現れ、運転で飲めない私をほったらかしで利樹はがんがんに飲みまくって気持ちよさそう。くっそ~。とそこへギターを担いだおじいさんが入ってきた。「彼が有名なマレンコフだよ。」とお客さんから教えてもらう。流しのギター弾きで彼をしらない人はいない、という位有名な方だそうだ。リクエストをすると持っている本のページまで即答し、伴奏を始める。1000頁以上ある分厚い本なのにページ数までお客に教えるなんて、神業としか言いようがない。「何年この世界でやっていらっしゃるんですか?」「昭和29年からずーっとやってるんですよ。」昭和歌謡の生き字引のような人だった。調子にのった利樹は「Love is over」を歌い、まるでフリーのセッションのようだった。ついでに私も「りんごの歌」を歌わせていただきました。ありがとう。恐るべし、マレンコフ!新宿万歳!

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