La douce vie

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映画「里見八犬伝」

2017-06-22 | cinema/観劇/舞台
里見八犬伝

1983年。薬師丸ひろ子と真田広之共演。懐かしいですね。

子供の頃、すごく怖かった(笑)私は怖がりなので、ほとんどホラーは見ないのですが(←里見八犬伝はホラーじゃないし)怖かったのに、何度も見たなぁ。怖いもの見たさだったのか、面白さだったのか。とにかく、心惹かれたのでしょうね。

時代劇なのに、80年代の洋楽がテーマ曲に使われたのも当時としては斬新でした。

この時代の映画を観ると、雑だなぁ(笑)とか、観ることが居たたまれなくなることが多かったりするのですが、危惧したより、今見ても面白くて豪華な映画でした。

悪の根城のセットがちょっとチープかな、とか、ワイヤーアクションがいかにもだな、とか、思いますが、衣装とかはよくこの人数そろえたな、と感心しますし、衣装だけでなく、人海戦術、とにかく人が沢山出てくるシーンも多いし、CGのない時代、贅沢な作りだな、と思います。深作欣二監督作品だったのか、なるほどな。桜吹雪過多のアクションシーンなんか、深作監督らしい。

夏木マリさんの妖艶で怖すぎる存在感。京本さん、夏木さんの息子役じゃなかった(笑)記憶が適当になっている、岡田奈々さんは本当に綺麗なお姫様ですね。操られている時も、その整った美しさが生を希薄に感じさせてくれます。志穂美さん、懐かしいなぁ。。千葉さんがずっしりと映画を引き締めてくれているのもポイントだな。

そして、真田さん、若いけれど、うまい。アクションできて、カリスマ性もあって、日本という枠に収まりきらない役者さんだったんだな、と、つくづく思う。

薬師丸さん、当時はアイドル的な人気で映画の主演を沢山されていたけれど、Wの悲劇といい、里見八犬伝といい、今見ても面白い。

子供心を鷲掴みにした映画は、平成の今でも、きちんとその魅力があったことを再確認できてよかったです。