La douce vie

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映画「永遠の0」

2016-08-05 | cinema/観劇/舞台

永遠の0

娘に会うまでは死なない、と、妻に約束した祖父。彼はなぜ特攻を志願したのか。

孫たちが当時の人々を訪ねるが、人によって祖父の人物像は大きく異なる。その真相を探る物語。

最近、戦争からだいぶたったせいか、昔の画一的な兵隊像ではない個人が描かれているな、と思う。


つくづく、岡田君は銀幕の主人公に相応しい顔立ちななぁ、と思う。

それは最後のシーン。台詞も動きもないシーン、岡田君はその表情ですべてを物語る。

昔から役の心情を表す絶妙な表情をする演技が巧いと思っていたけれど、正統派のハンサムな彼がその表情の演技によって最後のシーンを見事に締めくくることによって映画の印象を引き上げる。

もちろん、ハンサムだけが主人公になるべきと思っていないし、ハンサムというくくりではなくても「いい男」「いい役者」はたくさんいる。

でも、この映画を観たとき、映画全体の印象より、岡田くんのラストシーンの説得力にとても感心したのだ。