常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

老いの食卓

2017年11月20日 | 日記


寒さが増して温かい食べ物が恋しい季節。しかし、老齢になると早朝から台所の立つものの負担は、次第に厳しいものになっている。一番簡便な方法は、近所のコンビニで弁当を買ってくることだが、それでは淋しい。老いの食卓の工夫について考えて見たい。私の住むマンションも、今年で築40年、ここに住み続ける人も高齢になってきた。奥さんを無くされた人、奥さんが病で台所仕事ができない家、一人住まいなど、一家団欒ができなくなっている家庭も多い。しかし我家のように老齢の夫婦がかろうじて元気でも、かって子どもたちがいた頃とはほど遠く、食事の量も少なく、バリエイションも乏しい。

我家で頼りしている店がある。コンビニでもスーパー惣菜でもなく、すぐ家の前で営業している「業務スーパー」だ。この店は、開店してから10年ほどになるが、魅力は低価格である。店はスーパーのようなチラシは一切行わず、口コミで客を増やしている。最初に気づいたのは、夏のアイスのコスト。コンビニに比べると、同じ商品でも3割は安い。開店したばかりの頃は、中国製の食品が多く、敬遠する人も多かったが、最近はそのイメージも消えて、レジはいつも行列を作る盛況である。

最近、気づいたことは、この店の人気商品をユーチューブで紹介されている。缶詰に外国の珍しいものが多くある。トマトの水煮やアンチョビなど、スーパーにない缶詰も安価だ。スペインの「イベリコ豚のパテ」170g、143円の瓶詰を買った。卵4個にパテ80g、ネギ半本を刻んで入れてよくかき混ぜる。ちょっと贅沢な玉子焼き。老いの食卓に、新しい一品が加わった。人気の商品に生食馬肉(冷凍)、餃子30個(冷凍)、袋入りのポテトサラダ。調理の時間を節約できる商品もたくさんある。ユーチューブの情報を見ながら、新しい食品を見つける楽しみがひとつ増えた。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 初雪 | トップ | 小雪 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿