風そよぐ部屋

ウォーキングと映画の無味感想ノート

釜山4/甘川文化マウル、釜山市内を歩く。

2014年06月01日 | 慶州・釜山の旅、2014
 甘山文化マウル
 引用
5月16日
6時前に目が覚め、メール等チェック後ゆっくり荷物の最終整理をして、7時に朝食をたっぷり頂きました。
朝食は16000wと韓国にしては高いですが、朝はゆっくりたっぷり食べたいのでホテルで食べました。
ここのホテルのチェックアウトは12時、日本への飛行機の時間が午後4時なのでそれに合わせているのかもしれません。
8時過ぎにチェックアウトしないで、韓国・東アジアのマチュピチュと言われる甘川文化マウルに向かいました。

ホテルから10分ほど歩いたフェニックスホテル前から文化マウルに行く17番のバスが出ています。
途中、甘山云々のバス停名が目に入ったので、運転手に聞くと違うと教えてくれました。15分ほどで終点でした。
韓国語の地図が売っているそうですが、私はこの村を詳しく散策するつもりはないので買いませんでした。
買っても韓国語ではわからないですし。案内板もありません。
早速こんな看板が
  
当てずっぽうに歩くとすごい急勾配の坂道でふうふうでした。
面白そうなのが見当たらないので引き戻り、違う道に進みました。
 
 
銭湯のようです。昼間からオープンしています。釜山は、漁村、漁を終えた漁師は早朝に戻ってきて、疲れ冷えた体を温めたのでしょう。
たくさんの銭湯がありました。                                                   ガチャガチャ
    
太極道の道場がありました。
 
途中に、Stairs to See Stars と言う路地が有りました。
住民は、この急な階段を昇る時、見上げると星が見えるということから、そのように言われたそうです。
  
道幅1mほどの狭く、急な階段です。しかも道は曲がりくねって本当に迷路のようです。
そこはそこに住む人々の私道のような感じがして入るのに少し抵抗感がありました。
するとしばらく行くと、矢印が目に飛び込んできました。
ここなら大いばりで通っても良いのだろうと、人の家の軒先のような道を歩きました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
                                     公衆トイレです。               ボランティアでしょうか。街を清掃していました。
  
バス停まで降りてきました。
 
ヨーロッパやトルコや南米や他のアジア諸国ではこうした一角の路地に入ることはとても危険ですが、
ここでは全くそうではないそうです。道々の落書きと銭湯も懐かしいです。
釜山は、漁村。かつて倭寇や中国の海賊などがこの漁村を襲ったのでしょう。
人々は、急な斜面を削り、人一人がやっと通れるような狭い路地に、長屋のように家々を作ったのでしょう。
漁村の屋根や壁がカラフルなのは、船を塗装したペンキの余りで塗ったり、漁師が沖からでも我が家がわかるようにとか。
こうした風景は世界各地で見られるようです。ベネチアや北欧では平地でしたが。
  
甘山の人々は、再開発では無く、この町並みを保存し、アートの街として再生させる道を選んだようです。
いくつかの高層ビルが不釣り合いにそびえていました。
広い道も急勾配で、息も絶え絶え、狭い路地は人が行き交うことは無理なほど狭く、車は通れません。
人々の「心意気、快なり」ですが、閉店に追い込まれたお店もちらほら。
日本なら差し詰めこぎれいでかわいらしい小物のお土産屋やブティックや喫茶店などで賑わっているでしょう。
1時間ほどで初めのバス停に戻るとバスが待っていたので乗って帰りました。バスの本数はとても多いです。
出発のバス停で降りて、釜山中心部を散策しました。
国際市場・富平市場(午前中のせいか、開いている店も少なく人通りは少なかったです。)
  
映画館がいくつかありました。        花屋の花々がとても色鮮やかでした。                           
 
ビートたけしらの手形
 
古本通り
 
近現代史館(入らず外観のみ)                40階段文化観光テーマ通り
 
 
40階段
 
 
釜山タワーに行きました。上りはエスカレーターが有ります。  途中にお寺があります。
  
  
  
頂上に鐘楼がありました。                    李舜臣像(文禄・慶長の役で朝鮮水軍を率いて日本軍と戦った将軍)
  
なぜか、棒高跳びの練習場が。     
  
願掛けです。(Nソウルタワー=旧南山タワーにもありました。)
 
釜山タワー展望台は4000w、高くはないのですが手持ち現金が少なくなってきたので登りませんでした。
今思えば、カードが使えたかもしれません。
英語教室へのお土産を買おうと思ってあちこち歩いたのですが適当なものがありませんでした。
南圃駅地下鉄1号線の北側の光復通りで
  
   
11:15になったのでホテルに戻りチェックアウトしてそのまま空港に向かいました。
ここから空港までは、地下鉄を乗り継いで45分ほどでしょうか。 
ちょっぴり残念だったのは、交通カードの残金が1490wだったことです。
日本円にすると150円ほどので些細なことなのですが、たった10w足りないだけで乗れない悔しさです。
このカードはデポジットではないので多くチャージして余っても戻りませんし、チャージは1000w単位です。
日本のように交通機関での乗り越し精算システムはどうも無いようです。
南浦駅から空港まではメトロ2区間、1600+空港鉄道1500wです。
軽電鉄(いわば空港モノレール線、切符では無くプラスチック制のコイン形のトークンです。) タクシードライバーが路上で将棋。
  
朝ご飯をたっぷり食べたので、昼はうどんが食べたかったのですが、見当たらないので、
コンビニのサンドイッチ2000wを余っていたコインで支払い空港で食べました。
さて空港でちょっぴりミス、空港駅を出て、ドメスティック空港の表示が目に入りました。
私は、デパーチャーと間違えて、ドメスティック・釜山国内空港に行ってしまいました。
チェックイン手続きをしようとして、職員に間違いを指摘されました。
国際空港との距離は300mほどですからたいした問題はありませんが。広くない空港で助かりました。
搭乗手続きは待つこともなく至極簡単でした。16:00発18:10着
こんなに近いのに機内食が出ます。これから後は心配は無いので、ワインを頼みましたが、無いのでウイスキーを頼みました。

スーツケースが出てくるのにかなり時間がかかりましたが、後は全く待たされること無く簡単でした。
日暮里までの適当な電車が無いので、スカイライナー(19:33~20:09)で帰りました(2470円、韓国と比べると驚くほど高いです)。
----------------------------------------------------
今回の韓国の旅行はとても楽しかったです。
キョンジュは6泊しましたが5泊で良いかもしれません。
釜山は3泊でしたが4泊するとのんびりプサンの町歩きが出来たかもしれません。
乗るバスを間違えたり、上りと下りを間違えたりなど大きな失敗もいくつかしましたが、
スリや落とし物などの怖く、手痛い失敗が無かったのは何よりでした。
今回は短い旅だったので、妻も行く予定で飛行機とホテルを予約したのですが、娘の妊娠がわかり、妻は急遽キャンセルとなりました。
飛行機は、キャンセル料が必要でしたが、BookingComでのホテル予約はキャンセル料が発生しません。
今回、ホテルは1泊1万円ほどの高いホテルでした。
私が今回探した所では、シングルの部屋は少なく、ツインの部屋を一人で使うことになるので、割高となりました。
二人で使えば1泊5000円ほどですから決して高くはありません。
日本ではシングルのビジネスホテルがあるのですが、外国ではシングルの部屋は少ないようです。
交通の便の良い所を選んだのは正解でした。最もアクセスは苦労しましたが。
キョンジュのホテルは、バスタブ付きとあったのですが、バスタブはついていませんでした。
朝晩少し涼しく、日中は暑いくらいでしたので、洗濯は下着と靴下程度でしたのでバスタブが無くても大丈夫でした。
交通費・公共交通機関・通りのきれいさ・言葉 など
キョンジュもプサンも食事代・交通費がとても安いですし、コンビニがたくさんあるので昼食も困りませんでした。
ただ、スーパーとコンビニは、惣菜的食べ物が余り豊富ではありませんでした。
ウイスキーを持って行ったので、ビールは少し飲んだだけです。
キョンジュ、プサンとも治安は全く問題ないと思います。でも、私は夜の外出はホテルの近所だけにし、外でのお酒は控えました。
お酒を飲んで事件に巻き込まれたり、痴漢に間違われたり、思わぬ失敗をしても、弁護は出来ませんから。
街はきれいです。通りも電車もバスもゴミは無く、落書きも無いです。
日本語が通じる観光インフォメーションも各地にありました。
日本では有料の施設に入る時、チケットを買うとパンフレットをくれますが、
韓国ではパンフレットは、チケット売り場と別の所にあって、自分で取るところが多かったです。
プサンのホテルのレセプションは日本語が通じますが、町中では、多くの人が英語を話しませんでした。
最も、突然見知らぬ人から英語で話しかけられたら、慌ててしまうし、面倒なので仕方ないことです。
バスの運転手は、降りる駅のメモを乗車時に見せると、合図をしてくれました。
地下鉄の職員は、特に親切でした。乗換駅を教えてくれたり、切符を買ってくれたり、でも構内に職員は少ないです。
韓国で一番気になったのは、バス・自動車の「スピードと乱暴」さです。
郊外に出ると、一般道でも制限速度が70~80kmの所がたくさんあり、バスなども猛スピードです。
片道4車線の道路なども多く、信号が変わるまで時間がかり、横断歩道の時間は短いです。
信号の無い横断歩道でも車は止まってくれません。
この点、フランス、スペインなどは横断歩道で立ち止まっていると、車は止まってくれます。
アジアでは、車はステータスですから、乗っている人は威張っているのだと思います。
ゆっくり横断歩道を渡っていると、クラクションです。
バスで一番困ったのは、時刻表が無いことです。バスがいつ来るか皆目見当がつきません。
この点、日本のバスはほぼ時刻表通りですので、計画が立てやすいし、不安や心配が無いです。
バスは、ドアを閉めると急発進・急路線変更です。また、降りる時ももたもたするのはダメです。
この点、日本のバスは、降りる時はバスが止まってから・スタートする時は座った後、ととても良いです。
バスの車内放送は、良く聞き取れませんし、電光掲示板が無いので、降車がいつも心配でした。
地下鉄の放送案内は、英語・日本語・中国語の所もあり、乗り換えターミナルなどでは日本語のアナウンスがありました。
ホームに、地下鉄路線番号、駅名は韓国語・英語・番号・進行方向の駅名・過ぎた駅名が記載されているので安心です。
自動券売機も英語・日本語モードがあるので全く問題ありません。
しかし、職員のいる改札口は無かったように思います。別の所にインフォメーションがあるのでしょう。
それにつけても感じたのは、日本の公共交通のアナウンスの煩雑さとうるささです。
電車が来ます、危ないので黄色線まで下がって下さい、から始まって、吊革につかまれ、例の携帯電話云々の放送、
降りる時はドアに荷物を挟まれるな、リュックは前にしろ、……。
まるで乗客を子ども扱いですが、実は、注意しているのだから失敗は本人の責任、自分たちは責任を負わないよと言うことです。
そのうち、「会話は遠慮して下さい」、「化粧はしないで下さい」、「食べないで下さい」…∞、でしょうか。
多くの外国での大声の携帯、特にワイヤレスの大声通話は困ると言うより、驚きびっくりですが。
私は、スマホを持っていませんが、スマホ中毒者は韓国も例外無いです。
このことがそのうち韓国では問題になると思います。
韓国では、年配者は大事にするという儒教的道徳があり、年配者が来るとほとんどの若者が席を譲りますが、
スマホに夢中になって、そうしたことに気がつかない人が増えてきているからです。
トイレ事情
トイレについては、全く心配はありませんでした。
バスターミナル、メトロ駅、鉄道駅、大きなお寺・観光名所には必ずきれいな無料トイレがありました。
コンビニや食堂にトイレがあるかは確認しませんでした。
今回、町の普通の公園には行かなかったので、そこにトイレがあるかはわかりません。
食 事
私は全くグルメ派ではないので韓国で特別に食べたいものは無いのですが、辛さは気になりませんでした。
キムチなどは、日本のそれより辛くないと思いました。うどんはウドンでも通じるようでおいしかったです。
コンビニ弁当、カップラーメン、おにぎり、サンドイッチなどにも唐辛子が入っているものが多かったです。
困ったのは、ビールでした。ビールで通じると思ったのですが、ダメです。辞書で調べて「メクチュ」と言うと大受けでした。
初日に、スーパーでリンゴを買いました。一個から量り売りで買えます。バナナは塊が大きすぎたので、コンビニで買いました。
翌朝、ホテルのレストランで果物があったので後は買いませんでした。
飲 料 水
キョンジュのホテルでは、無料のミネラルウォーターがありました。
生水は飲まない方が良いと言われているので、水道水をホテルのポットで沸かして飲みました。
レストランでは、無料の冷たい麦茶のようなもの、冷水が出、私は飲みましたが大丈夫でした。
個人的なことでは、腰の違和感、痛風の予兆は全くなく、大きな自信となりました。
--------------------------------------------------
さて、無粋ですが。   飛行機代:48040円、 保険:3980円、
ホテル:キョンジュ;624000W+朝食15000W×6=714000W、プサン;306300W+朝食16000W×3=354300W、
現金:35000円、クレジット:5700円+スカイライナー(2470円×2)=10640円、 
トータル:20.5万円(10ウオン1円で計算) と言うところでしょうか。        【慶州・釜山の旅終わり】
蛇足ですが、私のこれまでの韓国訪問のブログは、【私のブログのカテゴリー、"韓国の旅"と"初めてのソウル"】にあります。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。