風そよぐ部屋

ウォーキングと映画の無味感想ノート

映画/めぐり逢わせのお弁当、マダム・イン・ニューヨーク

2014年12月27日 | 映画

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秀作です。ほのぼのとした、でもちょっぴり寂しいお話です。
原題の、Dabbaは「箱」=弁当箱のこと。
この映画の重要なポイントは、インドのムンバイのランチ弁当の配達システムです。
それは、"ダッバーワーラー"と呼ばれているそうです。
そこには、いくつか複雑な歴史的事情もあるようです。
イギリスの植民地時代提供されるイギリス式食事が口に合わない、宗教的に食べられない商材が入っている、
カースト制度の差別意識から最下層の身分の人が作った食事は食べない…などの。
インドでは家庭で作られた弁当を持参するのが伝統的で、弁当を職場に届けるサービスのことだそうです。
料金は月500~600円と安いのですが、ミスは1600万回に1回、つまりミスが無いそうです。

各家庭から集められた弁当が自転車、自動車、鉄道、自転車を通じて配達されると言います。
さて、映画は、ミスの無いはずの弁当が「誤配」されます。
夫の浮気に悩むイラが作った弁当が、早期退職間近の男やもめのサージャンの所に誤配されます。
何回か弁当が行き来するうちに、弁当箱にはメモ・手紙が双方から添えられるようになります。
そしていつしか二人の間には、親密で心寄せ合う感情が芽生えます。
イラはサージャンに逢いたいと勇気を出しますがサージャンはその申し出に応えることが出来ませんでした。
しかし、イラは、家庭を捨てて、「幸せの国・ブータン」へ旅立つことを決意します。
インド映画は、"歌って踊って"の娯楽映画が多いのですが、この映画はお金をかけずに人々の内面を見事に描き、
インドの新しい映画文化を開いたように感じます。
欧米の俗な映画では、恋愛関係になって二人で旅立つか、セックスしてその後現実に戻るのですが…。
ムンバイには、きれいで大きな仏像があるそうで、私はいつか行って見たいと思っています。
インドの猛烈な通勤・交通事情もわかります。電車の中に女性はいません。
それもインドの現状なのでしょうか。
ダッバーワーラーについては、ムンバイの弁当配達システム、またはウィキペディア・ダッバーワーラーに詳しいです。
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こちらもインド映画。こちらは普通の作品。
インドのお金持ち家庭の主婦シャシは、英語が上手く話せないため夫や子ども達から軽んじられています。
彼女はニューヨークに住む姪の結婚式に招待され、その準備のために家族より早くアメリカに行きます。
ジャズをジャァーズと発音して娘から馬鹿にされたり、出入国窓口で係官の言葉がわからなかったり、
ハンバーガー店員で早口でまくし立てられたり……。
でもこれらのシーンは、過剰演出で真実味がなく、「おいおいこれはないよ」、でした。
中学で習った三人称単数現在の時、動詞に"s"を付けないからと言って通じないわけでは無いし、
多くの店員は外国人にはとても親切で、「早く注文しろ」なんて絶対言わないです。
彼女が飛行機内に水を持っては入れないことを知らないのも変だし、注文を早くしろ等という店員も変だし、
語学学校の受付が早口なのも変だし、シャシは毎日サリーを着替えたり……。
彼女は、英語学校に通います。わずか5週間ですごい英語の話し手になってしまいます。
一人の女性の自立と言えばかっこいいのですが、かようにストーリーに真実味や工夫はありません。
美しすぎるシャシだけを目立たせるかのようです。
映画の最後に、おまけのようにインド映画の定番「集団で歌って踊って」が出てきてがっくりでした。
英語は、英国英語・アメリカ英語だけが英語ではありません。
クレオール英語、ピジン英語だって立派な英語です。
ちなみにWikipediaによると、クレオール言語とは、異なる言語の人々の間で自然に作り上げられた
言語(ピジン言語)が、その話者達の子供達の世代で母語として話されるようになった言語のこと。
それらが映画の中でもっと大いばりにたくさん紹介されると良かったです。
出入国窓口で英語が話せなくても大丈夫です。
ただスムーズに済ませるには、入国の目的:観光、滞在先ホテル住所などのメモを準備し見せれば良いのです。
レストランでもアレ・コレと指させばOKです。
ヨーロッパでもアジアでも英語を話さない人の方が多いのですし、
その国の言葉や英語が話せなくても、彼らは親切に身振り手振りで応えてくれますし、
時には道案内すらしてくれることもあります。        【12月22日鑑賞】

映画/ダブリンの時計職人・私の、息子

2014年12月17日 | 映画


原題は、"Parked"。 秀作です。
フレッドは、海辺の駐車場でホームレス生活をしています。
彼は、時計職人と言いますがベテラン時計職人とは言えないようです。
彼がロンドンでその職を失い、なぜ故郷に戻ってきたのかなど細かいストーリーはわかりません
その駐車場で、彼はカハル青年と出会います。
彼も、車で暮らすホームレスです。彼は薬中毒で、借金を抱えています。
その二人の奇妙なホームレス生活と友情・絆は、ほほえましいのです。
そのほほえましさに観客はやすらぎを感じるのですが、忍び寄る悲劇も同時です。
カハルの借金はわずか600ユーロです。父親は、彼に金をあげませんでした。
なぜ、父親は彼にお金をあげなかったのか、私には全く理解できません。
結果、彼は、殺されます。
彼が死なないストーリーだと良かったです。
ダブリンの冬は本当に寒そうです。
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何とも後味の悪い映画でした。
子離れできない母親・親離れできない馬鹿息子の物語。
ルーマニアの法律事情はよくわかりませんが、車で子どもをひき殺しても、逮捕されないし、
警官や証人を買収したり…。これは親の愛情などでは断じてありません。
コルネリア一家はセレブだそうですが、余りの傲慢さと生意気に嫌気です。
映画の半分以上を占める母親のこの延々と繰り返されるシーンに吐き気を覚えました。
母親は、無条件に子をかばう、これを母の無償の愛などと美化しては決していけません。
子どもを殺された家族が、この母親と息子をいとも簡単に許してしまうのも全くおかしいです。
なぜこの映画が、ベルリン映画祭の金熊賞を取ったのか私には全く理解できません。

台湾旅行に行ってたりして、久し振りの映画でした。【12月15日鑑賞】

第一日目/羽田→台北→高雄、二日目/蓮池潭・高雄85ビルの展望台

2014年12月10日 | 台湾の旅、2014
11月2日から11月16日間台湾を旅してきました。
 
妻も同行する予定でしたが、事情があって彼女は急遽旅を取りやめました。
飛行機代は前納ですのでキャンセル料がかかりましたが、ホテルは現地決済ですので問題はありませんでした。
11月2日12:15、エバー航空、羽田を発、台北松山空港着15:00でした。時差は1時間。
羽田飛行場
 
 
羽田空港内の店
 
エバー航空の機内食                        台北のメトロ駅
 
台北には桃園空港と松山空港の二つがありますが、松山空港の方が台北に近いのでこちらを選びました。
 
日本からは、成田と羽田の両方から出ていますが、羽田の方が格段便利が良いです。
都心から電車で30分です。
約30分遅れて出発、15:00着 荷物が出るのに30分ほどかかりました。
空港の両替所で4万円両替しました。台湾ドルで10,520元でした。おおよそ元を四倍すると日本円の感じです。
台北には日本のスイカに似た悠遊卡(卡は日本語にはない中国語のカードと言う語)があります。
台北・台中のメトロ、バス、コンビニ、などで使えます。
でも、その他の都市では使えないようです。また、新幹線や在来線の自動券売機では使えないようです。
台湾のメトロ、バスなどの公共交通機関では、シニア料金があって、成人の半額です。
そのシニア用の悠遊卡がこれです。

駅のインフォでシニアカード(子ども、65歳以上の優待カード)を求めると自動販売機で買えると教えてくれました。
クレジットカードは使えず現金のみで、100元がデポジット、1000元をチャージしました。
途中、500元チャージし、最後に400元ほど残りました。
早速、悠遊卡カードで、メトロに乗り、新幹線の台北駅に向かいました。
新幹線の切符窓口駅は大混雑でした。
シニア、妊婦など日本のシルバーのためのチケット売り場があったので、そこに並び買いました。
15分程で16:30発の切符が買えましたが、発車まで5分しかありません。(1630元)
駅員がいて、チケットを示すと改札の仕方(切符を裏側にして入れる)とホームを教えてもらいました。
他の交通機関が安いので新幹線代はかなり割高です。台湾の新幹線システムは日本製です。
80%ほどの乗客でした。18:06に新幹線駅の左営に着きました。      新幹線の切符
 
高雄の新幹線駅は左営で、高雄市の中心地、在来線の高雄站へはメトロで5つ先です。
高雄のメトロは南北左右の2ラインしかありません。
台北の悠遊卡は使えません。高雄専用のカードもあるようですが、私は買わないで、
高雄ではその度、自動券売機でクーポン(切符)を買いました。20~60元。
地下鉄で高雄駅に向かいました。25元。
カインドネス・シャオツォン(康橋商旅-雄中館)ホテルは、高雄駅から徒歩5分でした。4泊で6400元(食事込)。
ほぼ日本のビジネスホテルの感じですが、広く三倍以上ある感じで、圧迫感はありません。
シングルルームはないので、ダブルかツインを一人で使います。
もっと安いホテルもありますが、私は交通の便とインターネット、朝食が食べられる格安ホテルを選びました。
窓なし、バスタブなしですが冷蔵庫があり、インターネットは無料の無線ランです。
湯沸かし、無料のミネラルウォーターがダブル室なので2本付いています。
  
  
チェックインして、すぐ食事に出かけました。
すぐ近くに目の前に料理が並んでいて、指さすと小皿に盛ってくれる大衆食堂があり、愛用しました。
魚とタケノコのスープとピーマン炒めセロリ炒めとビールを頼みました。225元。   その後、六合夜市を少し見ました。
 
 
 
 
  
 
高雄のメトロ駅                            在来線高雄駅
 
 
ホテルに戻り、下着を洗濯し、シャワーをして、忘れないうちに日記を書き、明日の計画を考えました。 【11月2日終わり】
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11月3日(火曜日)

朝食
 
朝食は、申し分ない量と質です。しかし、ヨーグルトが無かったのでコンビニで買って食べました。
牛乳と間違えて、豆乳を飲んでしまいました。だいぶ甘かったです。
9時にホテルを出たのですが、歩数計を忘れたのでホテルに戻り、結局9時半頃出発となりました。
少し涼しかったので、ワイシャツを着て、ウインドブレーカーを持ちました。
天気予報では晴れ時々雨でしたので傘も持ったので荷物がだいぶ重くなりました。
今日の最初は、市街地から北約10キロほどにある湖・蓮池潭です。
地下鉄で、左営に出ました。地図では、左営駅から歩ける距離と思ったのですが、
駅から出ると、「蓮池潭」と書かれたバスが目に入ったので乗りました。
10元でした。私の予定では、最初に孔廟に行き、そこから湖を一周して戻る予定でした。
地図では徒歩15分ほどでしたが、全然着きません出した。
バスは、孔廟とは反対周りで、蓮池潭に着くと、バスの運転手が「ここだ」と教えてくれました。
目の前に、龍虎塔が見えました。インフォメーションで案内図をもらって、歩き始めました。
雨は無縁で、日差しが強く、真夏のような暑さでした。
 
 
龍虎塔の中                              龍虎塔の上部から
 
   
慈済宮
 
 
殷明宮
   
春秋閣                                 観音龍虎像
  
 
順天宮
 
白龍庵                                 ほとりは、涼しい木陰でした。
 
元廟北亭
 
 
護安寺
 
元帝廟
 
天府宮
 
三山宮
 
孔廟・大成殿 [未公開]
 
万仞宮牆

四面仏
 
 
  
蓮池潭                                おそらく清水宮(対岸に見えました、行っていません。)
 

昼食・紅焼牛肉麺(麺は太く、幅広で長いまま一本です。)100元   眷村文化館(閉館日でした。)
 
旧城東門
 
城壁の上は途中まで歩けますが、行き止まりで戻らなければなりませんでした。
城壁内は、かなり広大で、学校や公園などの公共施設のようです。緑の林部分は学校でした。 旧城南門
 
近辺にまだいくつか廟などもあるようですが、気温も高く疲れてきたので、引き返すことにしました。
来る時、バスが南門を通ったのでそこからバスでメトロの左営駅に戻ろうと思いました。
待っている人に、左営行きのバスを聞きましたが、分かりませんでした。
バス停の前の自動車整備場の人に聞くと、ここで良いと教えてくれました。
するとバスを待っていた別のご婦人が、紅35番のバスだと教えてくれ、ダイヤがあるから調べると良いと教えてくれました。
次のバスは13:08で15分後でした。
彼女は英語が堪能で色々お話ししました。
沖縄に行ってことがあること、沖縄の通りはきれいだったこと、今は親が高齢で介護しなければならないので、
旅に出られないなどとお話しました。彼女のバスが来たのでお別れしました。
私は、台湾の街もとてもきれいで、人々が優しいことなどを話しました。
私のバスが来ると、自動車整備上の人がわざわざ店から出てきて「バスが来た」と教えに来てくれました。
次に高雄市歴史博物館に行く予定でした。
でも今日は月曜、休館かもしれないと思ってガイドブックを見るとやはり休館でした。
急遽、台湾で一番高い建物・高雄85ビルの展望台に行くことにしました。
地下鉄左営駅周辺
 
地下鉄左営から三多商圏駅で下車、間違えて違うビルに入ってしまいましたが、受付の女性は親切に教えてくれました。
一階は、デパートやホテルなどのビルですが、展望台の入り口が分かりませんでした。
ホテルに入って聞くと案内してくれました。つまり、ホテルの施設の一部のようです。180元と高めでした。
74階で降りて、階段で75階に上がると展望台だと案内してくれました。
展望台は75階(300m)にあり、エレベーターであっと言うまでした。
天気が少し霞んでいて残念ながらクリーンには見えませんでした。
  
  
                                   エレベーターは途中で電気が消えて、天井は星空のように電飾されました。
 
そこから歩いて天主教座堂に向かいましたが普通のビルでした。

ホテルに戻って確かめると、この建物の後ろが玫瑰聖母堂であることがわかり、翌日再訪しました。
 
ここから地下鉄中央公園駅までかなり長い距離を歩きました。
この駅の前のビルは、日本料理のお店や原宿玉林や百均のダイソウ(39元均一とだいぶ高めです。)など
すっかり日本モールのような感じでした。
   
  
意誠堂(関帝廟)                             城市光廊(夜きれいらしい)を通り
 
ホテルの食堂にはヨーグルトがないのでコンビニでビールと飲むヨーグルト2本を買いました。104元
ホテルの戻ったのは4時半過ぎでしょうか。下着を洗濯し、シャワーを浴びて、夕飯を買いに出かけました。
焼き餃子(1個4.5元6個)と昨日のお店でおかずをテイクアウトしました。125元。

昨日した洗濯物は乾いていませんでした。 【11月4日終わり】

高雄三日目/仏教道場の仏光山でカメラを紛失/高雄四日目、カメラが届く。高雄を自転車で。

2014年12月10日 | 台湾の旅、2014
11月4日、火曜日

今日は散々な一日でした。
夜目が覚めると、喉に痛みを覚えました。
ルゴールでうがいをして寝たのですが、朝起きても相変わらずでした。
エアコンの性で空気が乾燥していたからもしれません。
気を持ち直して、朝食をたっぷり頂き、準備万端8時半にホテルを出ました。
 
今日は一番で、台湾最大の仏教道場の仏光山に行く計画でした。
高雄站前のバスターミナルからバスが出ているとガイドブックにあるので、高雄駅に向かいました。
でもここには案内所もなく、市内のバスターミナルのようです。
止まっているバスのドライバーに、「仏光山、8010」と聞くと、わざわざ降りてきてくれて、「向こう」と教えてくれました。
そこは旧高雄駅前の郊外へのバスターミナルでした。そのバスは、高雄客運(バス)会社でした。 交番
 
バスの時間まで少し時間があるので、付近を歩きました。
旧高雄站跡                                
 
9:20発で代金は91元でした。
私はてっきり長距離バスかと思ったのですが普通の路線バスでした。
バス内の車内放送はいっさいありませんでした。
仏光山に着いたのは、11時をはるかに越えていました。
私の腕時計は電池切れで11:15で止まっていました。
帰りのバス時間をチェックし終え、写真を撮ろうとするとカメラがありませんでした。
以下4点の仏光山の写真は台湾の観光案内のサイトからの引用写真です。
  

以下、カメラ紛失の顛末 1
携帯でバス会社に携帯電話を無くしたことを電話しました。
英語がほとんど通じないので困りました。
カメラ無しに観光してもおもしろくないし、今後の対策もあるので、残念ですが参拝しないで引き返すことにしました。
仏光山のアクセスは、高雄駅からのバスと地下鉄左営駅からのバスと二通りあります。
バスを待っていると、タクシードライバーが声をかけて来ました。
左営駅まで300元というのでタクシーで戻ることにしました。
メトロで高雄駅に向かい、すぐ高雄バス会社に行き、カメラ紛失の届けをしました。
駅の時計を見ると12:20頃でした。
コンビニでおにぎりとサンドイッチを買って、ホテルに戻り食べました。
私は万一のために旅行に出る時は、スペアのカメラと時計を準備します。
スペアのカメラは使い勝手が良くないし、紛失したカメラはゴミが入っているので、
思い切って新しいカメラを買っても良いかなと思いました。
私は、インターネットショッピングで新しいカメラを買っても良いと調べましたが、
電子機器は海外に送れないことがわかりました。
台湾でも買えるかも知れないと思ったカメラはパナソニックのTZ35でした。
歩いて15分ほどの所に電気店街があると言うので早速向かいました。
台湾ではパナソニックはマイナーでほとんどの店で扱って無いそうです。
にっm気があるのは、キャノンとニコンとのこと。
やっと一軒の店にTZ45(?)がありましたが、10000元(日本円で約38000円)と高いのであきらめました。
後刻ホテルで調べるとその製品は、日本では売られていない台湾バージョンのようでした。
私は、スペアのあまり良くないカメラで我慢することにしました。
このカメラのスペアのバッテリーも持ってきたのですが、バッテリーチャージャーは持って来なかったので買おうと思いました。
当然純正品はありません。店員は、時間をかけて合うチャージャーを探し出してくれました。
300元でしたが万一カメラが戻っているかも知れないと思ってこの場では買いませんでした。
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気を取り直して、出かけることにしました。
地下鉄で鳳山駅に出、曹公廟
 
鳳隍廟
 
 
 
  
地下鉄で中央公園駅に戻り、バス紅20で玫瑰聖母堂へ
  
愛河の川沿い                           この実は鳳凰木という木のみ、食べられないそうです。
 
高雄市歴史博物館
 
メトロ市議会駅からメトロで高雄駅に戻りました。
高雄バスターミナルに戻り、カメラの遺失物が届いていないか確かめましたが、届いていないとのこと。
仕方なく、スペアカメラのバッテリ充電池があった親切なお店に行き、バッテリーチャージャーを買いました。
もう時間は5時を過ぎたのでいつもの店で夕食をテイクアウトしました。180元。
今晩は、城市光廊に行くつもりでしたが、疲れましたし、喉も痛いので、
ホテルで持参のウイスキーを飲みながらテイクアウトしたお弁当を頂きました。【11月4日終わり】
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11月5日(水曜日)
素晴らしい一日でした。紛失していたカメラが発見されました。でもそれは、後ほど。


 
朝一番、8時半過ぎにホテルを出て、高雄市北東の金獅湖辺にある保安院、道徳院に向かいました。
メトロ・巨蛋駅からバスなのですが、間違えて、一つ手前の駅・凹子底で降りてしまいました。
バス停で"紅36番"のバスを探したのですが当然バス停にその名はありません。
駅を間違えたことを知って、メトロで巨蛋駅に向かいました。
さて、道路・交差点も広くバス停も沢山あります。何人かに聞いたのですが、分かりませんでした。
やって来たバスの運転手に聞くとバス停を教えてくれました。
やっとの事でバスに乗ると、しばらくするとドライバーがここです、真っ直ぐ行って右とジェスチャーで教えてくれました。
バスを降りて10分ほど歩くと金獅湖にぶつかり保安院らしきものが見えました。
保安院
 
 
 
 
 
 
地図では道徳院までは直線距離では200メートルほどですが、回り道で暑く、遠かったです。
道徳院
 
  
 
 
 托鉢する僧
降りたバス停の反対側で、戻りのバス停を探したのですが、見あたりません。
お店で聞くと、最初に降りたバス停でした。
このバスは一方通行でぐるりと回って地下鉄駅に戻るようでした。
20分ほど待ってバスが来ると乗って来たバスのドライバーでした。
巨蛋駅に着くと親切に「ここだ」と教えてくれました。
在来線高雄駅                            メトロ高雄駅(在来線高雄駅とは隣接です)
 
メトロで高雄駅に戻ると11時半頃でした。
暑くて少し疲れたので一度ホテルに戻り少し昼寝をして、今後の計画をたてることにしました。
カメラ紛失の顛末・その2
ホテルに戻ると、レセプッションの女性が英語で、「無くしたカメラがあったようです。バス会社に行って下さい」と。
昼寝するどころではなく、バス会社に行くと昨日紛失届を出した男性職員がカメラをカメラを手渡してくれました。
こんな感動はめったにあるものではありません。
日本でも無くしたカメラが戻ることは珍しいのではないでしょうか。
コンビニでサンドイッチなどを買ってホテルに戻り、カメラのメモリーなどを入れ替え、再度出発しました。
当初の計画通り、午後はホテルの無料の自転車を借りて、市内を散策することにしました。
小型の自転車ですが、5段ギアで乗りやすい自転車でした。
レセプションの女性は、暑いですからお水を持って行って下さいと無料のペットボトルをくれました。
三鳳宮
 
 
 
 
 
天公殿                                 慈仁宮
 
次に麗君紀念文物館に行く計画でしたがどうしても場所が分かりませんでした。
[帰国して地図を調べるとすぐ近くで、その前を私は何度も行き来していたようです。]
あきらめて、自動車整備工場の人に元亨寺の場所を聞くと、彼は、軽トラックの上に自転車を乗せ、
助手席に乗っていた工具などを片付け、案内するから、乗れと言います。
私は、一瞬不安になりましたが、それは杞憂でした。彼は日本語を勉強中だと言います。
ほんの片言しか話せないのですが、台湾の紅茶を飲んだことがあるかと私に聞き、
私が、「飲んでません」と答えると、遠回りをして、行き付けのお店に寄ってアイスティを買ってくれました。
元亨寺は、そう遠くは無いのですが、急勾配の坂道の上にあり、自転車では大変でしたでしょう。
ですから彼は車で送ってくれたのだと思います。私は、一瞬でも彼を疑って、恥ずかしかったです。
元 亨 寺 広大な敷地でしたが、殺風景でした。
 
  
鐘楼の上からの高雄の街の眺望
 
大雄宝殿の中
  
  
私は、参拝を終え、自動車整備工場に戻り、お礼を言いました。
彼の名前は、清森さんでした。ありがとうございました。
そこから高雄忠烈祠、武徳殿に行く予定でしたが、場所が分かりませんでした。
あちこち走り回っていると「駁二芸術特区」に出くわしました。
ここはかつての港の倉庫街と港に向かう鉄道貨車基地の跡地のようです。
現在では使われていないのでしょう、広大な敷地を若き芸術家に開放し、彫刻やオブジェを展示しています。
 
 
 
 
                                     この像のシンボルに来ていた女子高生は大喜びでした。
 
                                        途中で、温王廟
     
ここから次の目的地・打狗英国領事館の場所もとても分かりづらかったです。
私が教えてもらった道は、正面入り口ではなく、かなりマイナーは道順で裏口でした。
でも、たどたどしい手書きの案内板があり、間違えませんでした。
急な山道を登り切ると、祠がありました。
玄上帝廟
 
 
玄上帝廟の前から海を望む、左手前に打狗英国領事館(66元)があります。
 
 
 
"好事魔多し"、見終わって、帽子をかぶろうとすると帽子がありませんでした。
玄上帝廟を参拝する時脱いで小脇に抱え、その後落としたようです。
玄上帝廟の案内人に「遺失物・帽子」とメモを渡すと「無い」と言い、野球帽をくれようとします。
断ると、別の女性職員に聞いてくれ、売店の人にも尋ねてくれ、打狗英国領事館チケット売り場に行って、
聞いてくれると日本語が分かる青年が出てきて、またあちこち聞いてくれましたがありませんでした。
英語は通じませんが、片言の漢字のメモを渡しただけで、見知らぬ外国人に本当に親切に対応してくれます。
この後、武徳殿や高雄忠烈祠に行こうとしたのですが、地図ではやはり分かりませんでした。
お店の人に聞いても英語や日本語では説明出来無いのは当たり前で、当然です。
ここから戻ることにしたのですが、帰り道も分からず一苦労でした。
途中で 清雲宮
 
あちこち走っていると、昨日通った愛河の辺りに出て一安心、後はのんびり帰りました。
4時半過ぎホテルに戻り、洗濯とシャワーをしました。
台湾、高雄に入って喉の痛みと鼻炎に苦しんでいます。鼻水とくしゃみです。
どうやら、バイクの排気ガスによる大気汚染の影響ではないかと思います。
韓国、ベトナムもそうでしたが、アジアのバイクはものすごい数で、その排気ガス、駐車対策は緊要です。
その一番の要因は、地下鉄・鉄道の安い公共交通システムの未確立と自家用車がまだ高いためです。
自家用車に乗って居る人はですからとても威張っている感じで、横断歩道で待っていても決して立ち止まらず、
強引に入り込んで来ます。実に不快です。
台北での話だと思うのですが、バイクは一人あたり一台を所有しているそうです。
多くの女性が、頑丈なマスクをしてバイクに乗り、町中を歩いています。
私は、私の抗鼻炎錠剤を持ってきましたがとてもそれでは足りそうもありません。
インターネットショッピングのアマゾンで買おうと思ったのですが、薬も海外へ送ることは出来ないようです。
仕方なく、抗鼻炎薬を買うことにしました。抗鼻炎薬の中国語を調べると同じでした。
ホテルのレセプションで薬局の場所聞き、買いました。10錠、160元でした。結局使わずにすみましたが。
いろんなことがあった一日でした。
多くの優しく親切な台湾人に出会い、助けられ感激した一日でもありました。
高雄市での最後の夕食も、顔なじみになったお店で惣菜をテイクアウト(外帯)しました。
値段も150~200元ほどと安い上に、魚やたくさんの野菜のおかずがあって私には申し分ありませんでした。
電子レンジで温められれば申し分無いのですが…。
ホテルでウイスキーを飲み、食事をしながら写真の整理や日記を書きました。
一日の散策を終え、ホテルであれこれ調べものをしたり、翌日の下調べをしたりなどをすると、
あっと言う間に時間が過ぎてしまい、ストレッチマットはも持ってきたのですがその暇も、
テレビを見たりする時間はありません。
たくさんのアクシデントと下調べの不足で、高雄市内の観光は十分出来ませんでした。
特に、仏光山の参拝が出来なかったのは残念でした。
でもそれ以上に台湾の人々の優しさに触れられたのが何よりの喜びと嬉しさです。
高雄の地下鉄は南北・東西の二本だけなのでとても簡単です。
切符は紙ではなくプラスチックのクーポンです。
 
自動券売機での買い方も簡単です。画面で行き先の駅名をタッチすると20、25元と示されるので
コインを入れるとクーポンが出てきます。
入る時は、タッチパネルのクーポンをタッチすると、改札バーが開きます。
改札を出る時、クーポンは回収され、再利用されます。
ホームは、月台と言い、ホームは転落防止の柵があり、出入り口の開閉ドアが付いています。
日本の過剰アナウンスがないのはとても良いです。
携帯電話で話すことは禁じられていませんが大声で話す人はほとんど居ませんでした。
反面、車内・プラットホームの飲食は厳禁で、罰金は1500元です。
おそらくかつては電車車内で飲食が頻繁に行われ、車内が汚れたり、他人の衣服を汚したりなどのトラブルが多かったのでしょう。
また、台湾の地下鉄は日本のように長距離な路線ではなく、比較的短期間という事情もあるのかと思います。
車内には電光掲示板があり、前後の駅名が表示され、車内放送も英語であり、乗り換え駅では日本語放送もあります。
博愛座[日本のシルバーシート]は、各車両にあり、日本の2、3倍はあるでしょう。
若者は絶対と言ってほどその席には座りませんし、普通席に座っていても、老人が来ると席を譲ります。
ソウルの地下鉄は、火災で被害が拡大したため、プラスチックになったそうですが、
台湾の座席が、堅いプラスチックなのも、長距離ではないことと関係あるかも知れません。
地下鉄を待つ時は、きちんと整列しています。しかし、しばしば客が降車する前に乗り込みます。
ほとんどすべての駅・ホームに上下のエスカレーターがあり、構内には必ずきれいな無料の公衆トイレがあります。
ちなみに、エスカレーターは左側が歩く部分です。
こうして、かなり「波瀾万丈」だった高雄見物は終わりました。
明日からは、同じく台湾南部の嘉義(かぎ)市です。 【11月5日、高雄終わり】

台湾5日目/嘉義1日目・嘉義公園、二日目・北回帰線・弥陀寺

2014年12月10日 | 台湾の旅、2014

11月6日、高雄市から台湾・南部の嘉義市に移動しました。

8:30ホテルをチェックアウトし、私は一切の疑問を持たずにメトロで左営新幹線駅に向かいました。
切符売り場は、全く並ぶことなく買うことが出来ました。指定席で410元 9:00→9:34着
私は、新幹線(台湾では高鉄)嘉義駅(台湾では站)について、びっくりしました。
私の予約したホテルは、嘉木駅前と思っていたのですが、どうも様子が違います。
インフォメーションで聞くと、ここは新幹線の嘉木駅で田舎にぽつんとあり、在来線の嘉木駅は別だというのです。
その間は直線距離で15キロメートルも離れていてシャトルバスで30分もかかるのでした。
シャトルバスは1時間に3本ほどで20分ほど待ちました。
男性の一人旅、バスを待っていると風俗の客引きがありました。

嘉義駅                                ホテルは、駅の目の前、徒歩2分にありました。
 
このビルはとてもユニークで、裏のもう一つの出入り口は1階から数階が映画館でその上に
三つほどのビジネスホテルが雑居しています。
裏口の映画館
 
ビルの入り口は狭いのですが奥行きがとてもあってかなり広いです。
私の予約したホテルは、嘉義優遊商旅(Yoyo Hotel)と言い、そのビルの11階にあります。
チェックインは3時なので、荷物を預けて出かけました。
 
 
冷蔵庫付き、バスタブ付きは良かったです。
嘉木駅には無料の自転車があるというので借りに行きました。
旅遊服務中心(インフォメーション)に行くと、日本語が出来る女性がいました。
駅のこちら側では自転車は出払ってありませんでした。
彼女は、反対側の後駅インフォに電話してくれると、1台空いて借りました。
無料ですが、IDカードが必要で、私はパスポートのコピーを渡しました。

嘉義市内は見当がつかないので、一番の観光ポイントである嘉義公園に向かいました。
市の西端にあり、直線距離で5km程です。
途中に地蔵庵がありました。
 
 
 
嘉義公園はかなり広いです。                   孔廟
 
嘉義市史跡資料館(日本が台湾を植民地にしていた時、嘉義神社を作り、その社務所が資料館になっています。) 
 
射日塔 神社は現在はなく、忠烈祠跡が射日塔となっています。
12階建てのビルで50元でした。                  足元はガラス張りです。
 
 
 
  
昼食の時間になったので、麺でも食べようと思ったのですが、適当な店が見つからず、
目の前のコンビニでスパゲッティとヨーグルトを買いましたが、まずかったです。
台湾のコンビニは、店内にテーブルがあり飲食できますが、嘉義公園の木陰で食べました。
嘉義旧刑務所跡
 
天后宮
  
檜意森活村 嘉義は昔、檜の大産地で侵略した日本がこの檜のために鉄道を敷き、
嘉義は檜と鉄道の大拠点だったそうです。   広大な鉄道の敷地跡は、森林鉄道車庫公園になっています。
 
嘉義市文化局(音楽ホールなど)                  嘉義市博物館(入りませんでした。)
 
仁武宮
 
  
城隍廟
 
 
 
中央噴水池 日本統治下の1931年、嘉義農林学校は台湾代表として夏の甲子園に出場し、準優勝したそうです。 
 
北嶽廟
 
嘉義駅裏の嘉義鉄道芸術村。嘉義鉄道操車場跡の倉庫が開放されているようですがすっかり寂れていました。

富義宮                                嘉義駅跨線橋
   
時刻は2時半過ぎ、日射しが強く気温も高く汗びっしょりになり疲れたのでホテルに戻ることにしました。
洗濯後、ゆっくりバスタブにつかり疲れを取りました。
インターネットは無線ランではなく有線ランで、ケーブル貸し代保証金100元でした。
ホテル代は3900元で、このホテルは予約時10%前納で、残金2648元でした。
夕飯は、適当な食堂が見あたらないので、持ち帰りの弁当にしました。120元
テイクアウトは台湾語では、「外帯」、いくら?は「多少銭?」です。読み方はわからないのでメモを示すと笑って応えてくれます。
夕方外に出るとかなり、昼の暑さが嘘のように涼しくカーディガンが必要でした。
嘉義市も古い町のようですが、高雄市と比べるとかなり田舎のようです。
そのせいでしょうか、バイクの数も高雄ほどではなく、私の鼻炎もだいぶ楽になりました。
明日の計画を立てよう地図を見ると、今日ほとんど回ってしまったようです。
来る前は、ガイドブックには嘉義市は市内の交通の便が良くなく、広いと思ったのですが、想像以上に狭いようです。
明日は、早めに自転車を借りて、ゆっくり市内を走り回ろうと思います。
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11月7日 金曜日、嘉義市二日目
 翌朝の朝焼けです。
 
昨日は、駅の貸し自転車に行くとすでに貸し出されてしまっていたので、
今日は朝食後すぐ、インフォがオープンする朝8時に駅に行き、自転車を借りました。
ホテルに戻るとホテルにも貸し自転車があることが分かりました。
こちらの方は、6段変速で新車なので駅のよりはるかに良いので、こちらを借りることにしました。
駅の自転車を返し、出発したのは9時でした。
天気予報では、時々雨とあるのでレインコートも用意しました。
グーグルの地図はおおざっぱで、とても分かりづらいです。
博愛路二段という片道4車線ほどもある広い道を一路南下していると、途中に、
伏龍宮
 
                                   大和宅急便の車がありました。佐川急便の車も後日見かけました。
 
30分程走ると北回帰線太陽館が左に見えました。地図の縮尺計を見ると約5kmほどですが、ずいぶん遠く感じました。
北回帰線とは簡単に言うと夏至の日、太陽の南中高度が90度になるところを北回帰線と言うそうです。
地球が傾いているためにそうなるそうです。ここから南を熱帯と言います。
北回帰線標識誌                            
  
北回帰線標識標 左に写っているのは借りた自転車です。     北回帰線太陽館
  
道路にかかる北回帰線のモニュメント
 
世賢路三段道路を左にひた走ります。片道4車線の道路の外側に歩道と自転車専用道路があります。
この道路は、木陰になっています。気温は高いのですが、木陰はさわやかな感じです。
南順宮
 
  
 
彌陀路にぶつかると右折です。小1時間ほど走ったでしょうか、彌陀禅寺が見えました。
入口の反対側に二二八記念碑があります。
二二八とは、1947年2月28日に台湾の台北市で発生し、その後台湾全土に広がった民衆の一大運動です。、
国父と言われる孫文さんとならんで台湾人の誇り・アイデンティティを作っている重要な歴史的運動です。
各地にこの運動を記念し、次世代に残す施設があります。
当時、まだ日本国籍を有していた本省人(台湾人)と外省人(在台中国人)との大規模な抗争でした。
私は恥ずかしながらこの歴史的事件を知らなかったのですが、蒋介石在台中国人と台湾人との間には軋轢・抗争がありました。
今日の中国=台湾の対立と抗争・関係の歴史的背景と日本の台湾侵略・植民地の問題が入り組んで居ます。

彌 陀 寺 参拝者もなく、私はしばらく木陰でのんびりしました。
 
彌陀宝殿 本尊
 
霊隠塔
 
義民塔                                道ばたでかごを売る人
 
二二八公園
 
二二八資料館                               誻羅之年輪碑
 
蘇周連宗祠 [入れません。] 
     
北安宮
 
  
昼食 麺と漬け物75元 おいしかったです。
 
阿里山森林鉄路車庫園区・北門駅                     檜意森活村
 
嘉義はかつて檜の大生産地でその鉄道の広大基地跡が公園になっています。
嘉木駅近くの霊巌講堂本堂内仏像

台湾の街は慣れるとかなり分かり易いです。
ほとんどすべての道路に名前が付いていて、その標識が至る所にあるからです。
地図があれば道に迷うことはありません。日本のような交差点の名はありません。
グーグルの地図は、とてもおおざっぱで、神社などの記載が少ないの分かりづらいです。
バイクは多いですが、多くは交通信号を守り、車もバイクもあまりスピードを出していませんのであまり怖くはありません。
信号も多いのですが、路上駐車が多く、狭い道路では歩道と1車線を車とバイクが駐車し、歩道は通れません。
このときは、仕方なく車道を歩かざるを得ないのですが、注意が必要です。
七彩噴水円環は夜はきれいらしいのですが疲れているので出かけませんでした。
夕方、明日の切符を買いに出かけました。
私が泊まった台中のホテルは、新幹線の台中駅では無く在来線の台中駅近くです。
つまり、嘉木駅も台中駅も在来線の駅近くなので高い新幹線を使う必要は全くなく、
急行・指定席で行くことにしました。224元
本当は、高雄から嘉義までも新幹線ではなく、在来来線を使うべきでした。
私の、事前の調査不足でした。本数も多いです。 
台湾の公共交通は本当に安いです。高雄のメトロは20~25元、路線バスは10元です。
台湾の新幹線代は日本と比べると安いですが、台湾の他の交通機関と比べると割高感がありますし、
新幹線の駅と在来線の駅がかなり離れている所もあるようです。
台北→高雄間は在来線ではちょっと長いですが、後は新幹線でない方が良いと思います。
嘉義市は高雄より気温が高く二日とも30度以上だったと思います。
自転車でかなり走り回ったので汗もかき疲れたので、少し早めにホテルに戻り、
明日から台中に入るので、荷物の整理などをしました。鶏肉はおいしそうに見えたのですが、
香草の香りが強く、私の好みの味ではありませんでした。値段は忘れました。
      【11月7日、嘉義市終わり】

台中1日目・民俗公園/台中二日目・鹿港

2014年12月10日 | 台湾の旅、2014
 民俗公園・民俗館
11月8日 土曜日
朝焼けでした。
 
嘉木駅発9:17在来線特急(自強号)で、台中に向かいました。  台中火車站
 
私は運賃込み224元の指定席でしたが、満席でした。自由席の人が指定席の車両に入っています。
座席は広くゆったりしています。車内放送・電光掲示板があるので心配ありません。
ほぼ定刻通りの運行でした。
10:31着、台北駅は古いです。土曜日のせいでしょうか、すごい混みようです。
嘉義市と比べると気温が少し低いのでしょうか、だいぶ楽でした。
ホテルは、駅から3分、すぐ分かりました。
チェックインは15時なので、荷物を預けて、出かけました。
駅前のバスターミナルからバスの乗るのですが、雑然として、分かりづらいです。
行き先毎にバス停があるのではなく、バス停は大きく三カ所しかなく、そこに様々な会社のバスが次々に来るのです。


 
バスの正面上部の掲示板を見て、目当てのバスが来ると、空いている所に止まるバスめがけて乗客が殺到する感じです。
私は、まずバスで孔廟[#50、59、65]に行き、そこから歩くこうと思って、バス停を聞くと宝覚寺[#83、86、87]、民俗公園[#58、71]
行きのバスもそこに来るようなのです。
つまり、孔廟か民俗公園のどちらか早く来た方に乗ることにしたのですが、バスが来る度に、
行き先ナンバーを確認するためにあちこち移動しなければなりません。
11時過ぎに、上手い具合に民俗公園[#58、71]行きのバスが来たので乗り込み、11:30頃到着しました。[20元]
乗る時に"民俗公園"のメモを運転手に見せたので、運転手はバス停に着くと教えてくれました。
車内に電光掲示板があり、次の停留所が知らされるので心配ありません。
民俗公園 80元(老人は半額で入場できることを後で知りました。)
 
民俗館
 

小さな施設ですが、なかなか良くできていました。
民俗館は昔の家屋の様子が展示され、地下は文化財展示室で、小さな博物館のようでした。
民芸館は民俗手芸品と展示即売所です。              その右に入口がわかりづらいのですが、景観庭園があります。
  
 
ちょうど昼時になったので、麺屋に入りました。一番高い紅焼麺(60元)を頼みましたが、おいしくありませんでした。
多くの客が、一皿15~25元ほどの出来合いのおかずをプラスして食べます。
私は、加熱されていない物などもあるので迷うのですが、プラスして80元。
ここから南下します。
聖徳禅寺 (三仏像)
 
福徳祠 
   
宝 覚 寺 
門                                    本堂
 
 
鐘楼                        日本人遺骨安置所 
 
位牌堂
   
観音堂 
  
追遠亭
  
大東亜戦争では20余万人の台湾人が日本軍に従軍し、3.3万人が死亡したそうです。
戦後、日本政府は特定弔慰金以外の補償の支払いを拒否しました。そのことがこの碑に書かれています。
キリスト教教会
    
孔  廟 大城門 コスプレの撮影をしていました。       大成殿 
 
   
崇聖祠
 
鐘             晋鼓              願い事を書いているようです。
  
 
                                     櫺(レイ)星門
 
徳天地牌坊                            道貫古今牌坊
 
バスで台中駅まで戻りました。
途中、城站バスターミナルらしきものを通ったので、下車後行きました。
明日行こうと思っている鹿港のバス停を探すためです。
バス停が広い敷地にバス停が整然と並んでいるのを想像したのですが、道路のあちこちに各バス会社の営業所があり、
その前がバス停になっているようです。
総合インフォメーションなどもないので、初めての人には本当に分かりません。
 
止まっているバスの運転手に見せると鹿港と書いたメモを渡して、ジェスチャーで「あっち」と教えてくれました。
和欣客運会社と言いました。英語が通じないので、あらかじめ調べていた中国語のメモを見せると、時刻表は「あっち」、
"多少銭?"と聴くと一般は94元、老人は47元で私は老人なので半票でよいとのこと。
切符は前もって買わずに、車内で悠遊カードで良いと教えてくれました。
鹿港行きは、15分ごとに出ていて、1時間15分かかり、海岸近くです。
台中市は、台湾第三の都市でとても広いようですが観光スポットは少ないようです。
私はよく調べないで3泊ホテルを予約してしまったので、近郊の街まで足を伸ばそうと思いました。
鹿港市の九曲巷は曲がりくねった小径が入り組んだ昔ながらの街並みで、行こうと思った次第です。
台北で買った、シニア用悠遊卡は、台中のコンビニやバスなどで使えることも分かりました。
夕飯を調査したのですが、土曜で混んでいて適当なのが見あたらなかったので、
ホテルの隣にあるファミリーマート(中国語では全家)で餃子とおでんと餡パンを買いました。
おでんは関東煮と言うようですが、日本風味ではなく、唐辛子と香草が効いていて韓国風の感じ、私にはおいしくなかったです。
 
おでんのテイクアウトの写真です。コンビニではレジ袋は有料で、弁当などは紙のネットに入れてくれます。
餡パンも見た目は全く日本風ですが、味は微妙に違っていました。
海藻糖と言うのが入っていてその味のせいではないかと思いました。
さて、台中は高雄と比べると公共交通システムが遅れているなと思いました。
まず第一にメトロがないこと、バス会社が混在していて、ターミナルが整備されたいないことです。
ヨーロッパや韓国などでは、街の中心地には広い土地が残っていないせいでしょうか、
バスターミナルはだいぶ離れた所に作られていて、それも不便なのですが、
台中のように、バスターミナルと言っても同じ敷地内ではなく、道路のあちこちに拡散され、
しかも統一案内所も無いとなると本当に分かりづらいです。
駅のインフォで、レンタ自転車を聴くと、駅からかなり離れたホテルにあるようなので止めました。
3時ちょっと前にホテルのチェックインをしました。
宝島53ホテル
 
 
これまでと同じくビジネスホテルですが、きれいでサービスも良く、今回の旅で一番良かったです。
レセップションは英語、日本語ででき、てきぱきしていました。
インターネットサービスについても聞く前に、セキュリティ番号を教えてくれました。
エレベーターもルームカードが無いと乗れません。
3泊で7097元、朝食は別途一日220元、台湾では高いですが、朝食はホテルの方が楽なので申し込みました。
冷蔵庫・バスタブ付き、ウオッシュレットです。やはりウオッシュレットは良いです。【11月8日、台中1日目終わり】
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11月9日 日曜日 台中2日目
 
今日は、台中市からほぼ西にある港町鹿港(ろっこう)、中国語読みルーガンに出かけました。
 
レストランも立派でした。

柳川は、ここから暗渠となり、その上がバスターミナルの一部になっているようです。 
 
                                   廃墟のビルでしょうか。
 
台中バスターミナルから、9時発和欣バスで出発しました。
実は台中に戻って気がついたのですが、鹿港行きには二つのバス会社が運行していて、
和欣バスは2時間、もう一つの中鹿バスは1時間15分で、帰りはこのバスでした。
値段はどちらも大人94元、シニア47元です。台北悠遊卡(カード)が使えます。
和欣バスは、かなり地域の路線バスで各駅停車の感じで、途中の彰化で20分近く駐車していました。   マクドナルド
 
途中の彰化火車站

11時に鹿港站に着きました。
地図は用意できなかったので、細かすぎてあまり有用ではない「地球の歩き方」の地図を片手に歩き出しました。
まず、一番分かり易い"天后宮"に行きました。 途中の城隍廟
 
天后宮参道は、日曜と相まってすごい混雑でした。食べ物やおもしろグッズの屋台が連なっています。
天 后 宮
 
 
  
 
 
写真を撮っていると上を指さします。撮ってはいけないのかと思っていると「天井を見ろ」、でした。線香の煙で煤け真っ黒でした。
  
 
ヨーロッパやトルコなどではこんな混雑する通りではスリに最大の注意を払わなければなりませんが、
台湾ではその心配はありませんでしたが、私は財布は金属のチェーンでつないで鞄の奥にしまい、
カメラもひもでズボンのバンドにつないで手に持ちましたが、こんなに混んでいても人に触れることは皆無でした。
 
  
                              
  
   
鹿港に着いた時、小雨が降りました。すぐに止み、傘は差しませんでした。
天気予報では、時に雨でしたので傘は用意しましたが差すことはありませんでした。
海風でしょうか涼しい風が吹いて過ごしやすかったです。
不可思議捜奇博物館が90元と安いのですが入りませんでした。
 
開台視廟                                陸済堂
  
勅建天后廟                             犬のノミ取りの商売でしょうか                
  
ロトくじ                 サイフォンでのコーヒー売り
 
三山国王廟
 
古市街                                子ども用パチンコ
  
昼食 台湾ではメニュー注文書に自分で書いて注文します。
小さい店では、「これ」と指させば、店の人が書いてくれますが、今日入った店はかなり広い大衆食堂でした。
人の良さそうな老人が麺を食べていたのを見ていると、座れと言い、テーブル番号と麺を注文表に書いてくれました。
私は、それだけでは足りないと思ったので、野菜入りスープと思われたものを追加したのですが、
これも麺で食べきれず半分ほど残しました。もう一人の相席は、女子高生でしょうか、英語で少し話しました。
   
その老人は、食べ終わると私にナプキンを取って来てくれ、店員に「あいつをよろしく」とでも言った様でした。二つで70元。
古い鹿港の街並みが残る九曲巷の入り口が分からず、お店に入って聴くと、わざわざ出て来て、
入り口まで案内してくれました。20メートルほどでしたが。
九曲巷 入口
  
  
  こちらから入ればわかりやすいですね。  
鳳山寺
 
龍 山 寺

金門館
 
文徳宮
   
地蔵王菩薩
 
文 武 廟  文祠                         武廟
  
                                           金炉、先祖供養の為に供養用のお金などを燃やします。
  
少し疲れたのでベンチで座って15分ほど昼寝
武聖宮                                 興安宮
   
武澤宮                                 意楼(何の施設か分かりません。) 
 
民俗文物館への道が分かりません。
若い女性に聞くと、「あっち」だけ、次に聴いた子ども連れの女性は、右の方と教えてくれました。
私がよく分からずうろうろしていていると先ほどの子連れの女性がバイクで来て、
「通り道だから、あちらです」と身振りで教えてくれました。
日曜日は無料で開放されているようで、混んでいました。平日は、70元?だったと思います。良くできていました。
民俗文物館



時刻は3時を少し過ぎていたので、バスターミナルへの近道をと行ったのですが、道が分かりませんでした。
中山路・民権路の交差点を教えてもらうと、私は全く逆の方向に歩いているのでした。
しばらく歩くと、「鹿港=台中」のバスがあったので、ドライバーに「往・台中站」とメモを見せると、
「あっち」と教えてくれました。すると「鹿港=台北」と書かれたバスが見えました。
中鹿バス会社でした。悠遊カードが使えるかと効くと、チケットを買えと言います。
チケット代は94元でした。私はパスポートのコピーを見せてシニアだと言うと47元になりました。
15:45発だと言います。私の時計では、15:25でしたので、近くのコンビニにトイレに行ったのですが、ありませんでした。
バス会社に戻って、トイレがあるかというと、バスが発車するところでした。
実は、私の時計は、遅れていたのです。
運転手は待っていてくれ、私が乗り込むと出発しました。バスはマイクロバスで、満席でした。
鹿港はすごい渋滞で抜けるのにずいぶんかかりました。私は、景色など見る余裕もなく爆睡でした。
このバスは、あちこち寄らず、いわば準急のようで早かったようです。
目が覚めると17時近くで台中市内に入っていました。
ホテルのちょうど手前の交差点でバスが止り、運転手は真っ直ぐ行くと台中駅だと指さし、私に「ありがとう」と言いました。
ホテルに戻り、荷物を置いて夕飯を買いに行きました。
牛丼屋が目に入り、買いました。牛丼は90元でしたが、卵焼きと野菜炒めなどが入っていておいしかったです。
近くの屋台で7個25元の餃子、コンビニでジュース、みそ汁を買いました。みそ汁は日本製で59元と高かったです。
    【11月9日終わり】

台中3日目・彰化市/台北1日目・台湾原住民博物館

2014年12月10日 | 台湾の旅、2014

11月10日 月曜日
今日は、台中市の西にある彰化市に行きました。昨日鹿港に行った時、途中にあった市です。
 
小さな市ですが、鹿港同様歴史的町のようです。
電車で行くことも出来ることがわかりました。9:12分の電車で向かいました。
自動販売機で切符を買いました。台中市から4つ目の駅ですが、特急・準急・各駅停車で行くことが出来ます。
シニア用切符は半額なので買いましたが、シニア用は外国人には適用外とのこと、一般26元。
バスでは1時間かかりましたが、各駅停車で途中で急行待地をして30分で着きました。

台中駅                                 車内はきれいです。
  
地図をもらいに駅構内の案内書に行くと、英語が達者な中年のご婦人が、八卦山に行くなら
無料のシャトルバス(市内巡回バス)があると言い、事務所を留守にしてバス停まで案内してくれました。
彰化駅                                シャトルバス
 
わずか3~4分でした。
ガイドブックでは徒歩30分とありますが、かなりの坂を登らなければならないので、バスで良かったです。
八 卦 山
 
アジアの第一大仏と言われ、高さ22mあり、中に入り、上まで登ることが出来ます。
 
 

  
このロウソクは蜂蜜入りで、大仏堂内はとても良い香りで満ちていました。
 
本殿
 
  
  
 
  
  
本殿からの眺望
 
昨日と比べると気温が高く、歩くのはきついのでシャトルバス駅にで戻り、自転車を借りようと思いました。
帰りのシャトルバスはすぐのは無く、一般バスで帰ろうとバス停を聞いたのですが、
バス会社毎にバス停が違うようで、説明しづらいようで仕方なく駅まで歩いて戻りました。
南天宮
  
地蔵王朝
  
廊孝祠 [ここは入れません。]                    八卦山への参道入口
 
孔 子 廟
 
大成殿
 
 
崇聖祠
 

元清観王皇大帝廟
 

駅に戻り、レンタバイクを借りようと悠遊センターに行きました。
Ubikeは欧米などと同様、スティションに乗り捨てシェアー出来るレンタサイクルです。

初乗り30分以内10元、昼間は以後30分ごとに20元とリーズナブルなのですが、悠遊センターの人が言うには、
台湾の携帯電話を持っていて会員登録していないと借りることは出来ないと言うことです。
とにかく駅のインフォメーションの職員は親切この上ないです。
嘉義駅インフォの女性は、日本語が堪能で表口に空き自転車が無いと裏口事務所に電話して聞いてくれましたし、
彰化駅インフォの職員は、事務所を空けて、バス停や今度は民間レンタサイクル店にまで行って説明してくれました。
保証金は500元だが、自転車を戻す時、戻って来る、レンタル料は150元だとか…。

一般市民も皆とても親切でした。ほとんど英語は話しませんでしたが。
私が中国語のメモを提示すると身振り手振りで教えてくれました。
特に、悠遊センターや交通機関の窓口、インフォメーションの職員などは、とても親切でした。
日本人のおもてなし以上の親切さでした。

昼食 地球の歩き方で紹介されているレストランに行きました。
彰化肉圓 肉圓とは、サツマイモの澱粉で作った餅みたいなものがスープに入っています。40元
 
この店では肉圓しかないし、それだけでは足りないので他の店に入りました。
猫鼠麺屋で猫鼠麺を食べました。50元だったかな。穏やかな味で私好みでおいしかったです。
 
台湾の大衆食堂の多くは、店の奥ではなく入口の脇で調理しています。
もっと庶民的な店は、店の外の通路で屋台のような場所で、調理しています。
私にはとても不思議な風景で、最初は入るのを躊躇したのですが、慣れると平気でした。

定光仏廟                                開化寺
  
  
                                     キリスト教会 
  
福富祠                                 彰威恵宮
 
乾麺でしょうか                             道路の真ん中で昼寝する犬
  
懐忠祠                                 鎮安宮(三山王国王廟)
 
関帝廟                                供養用のお金の束を燃やしています。
  
慶安宮                                 天后宮
   
曇花仏堂                                城隍廟
 
 
 
  

その他にも小さい寺・宮・祠やスポットがあるようですが、ここで帰りました。
14:49発の電車が5分遅れで、乗ることが出来ました。
北中行きは15:26、ずいぶん本数が少ないなと思いながら待合室で待っていたのですが、
台中より先に行く電車にも乗れるのではハタと気づき、女性駅職員に聞くと、乗れると教えてくれました。
台中駅の反対側は、今は使われていない旧倉庫。芸術家に貸し出されています。寂れた感じです。
 
疲れたのでホテルに戻り、少し休憩して明日の切符を買いに駅に行きました。
台北には、在来線台中駅から三つ目の新烏日駅で接する台湾新幹線台中駅から新幹線で行くことも出来ます。
時間は1時間15分と早く、700元で行くことも出来ますが、急がないので在来線特急で行くことにしました。
2時間15分と倍の時間ですが、乗り換えの手間は無いですし、375元と価格もほぼ半額です。
台中市内は、結局、一日しかウォーキングしませんでした。まっ、それもありでしょうか。【11月10日、彰化市・台中市終わり】
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11月11日 火曜日
 
今朝も、朝食をきちんといただきました。
 
8:52台中駅発 在来線急行・自強号 11:10台北着
 
駅や街に多かった寿司のチェーンのファストフード店       台北の地下鉄
 
地下鉄を乗り換え、ホテルは地下鉄の行天宮駅から600メートルほどですぐ分かりました。
RF Pretty hotel、比堤商旅・建北館 5泊食事付き38005円  
    
日本でホテル検索した時、ホテル駐車場が日本のモーテル・ラブホテルみたいでした。
それも一興と予約しましたが、普通の立派なビジネスホテルでした。
このホテルだけ、DeNA の予約で、他は、Booking.com でした。
Booking.comの良いところは、現地決済と直前までのキャンセルが容易なことです。
キャンセルが容易なことから、安い部屋は早めに予約されてしまいがちです。
台北は、Booking.comで確保できず、DeNAで予約しましたが、前納ですのでキャンセルが難しいです。
周辺は、銀行などが多いビジネス街の感じですが、行天宮が近いので大衆食堂はその付近にあります。
しかし近くにセブンイレブンが2軒もありました。
チェックインは15時ですが、清掃が終わっているので入って良いとのこと。
部屋が満室の為、今日明日はダブルの部屋、その後はシングルの部屋とのこと
受付の女性は日本が片言でしたが、英語と筆談で以上のことは意思疎通できました。
部屋は二部屋あって、一つはダベルベッド、もう一つはシングルベッドがありました。
バスタブ、冷蔵庫付きですが、ウォッシュレットではありませんでした。
荷物を置いて、早速出かけました。
地下鉄駅の途中に、セブンイレブンがあったので、サンドイッチと野菜サラダと飲むヨーグルトを店内で食べました。
今日のメインは、故旧博物館近くにある民間の順益台湾原住民博物館です。
地下鉄を乗り継いで士林駅に向かい、そこからバスです。15元です。
故旧博物館は、以前来たことがあるので、今回は入らず外観の写真だけにしようと思っていました。
 
  
 
                                 別館
   
計画通り写真を撮り終えた時、便意を覚えたので、博物館のトイレに入りました。
トイレを出て、エスカレーターで出口に出て、バッグの中のカメラを何度も確認したのですがありません。
受付でカメラを紛失したと言うと、すぐ日本語が分かるスタッフを呼んでくれました。
彼女は、警察官の詰め所に案内し、警察官に説明してくれました。
カメラは届いていないというのであきらめることにしました。
スペアのカメラを取りにホテルに戻りました。
ホテルに戻り、スペアのカメラを手にして、振り出しです。
同じ道順で、故旧博物館に向かいました。士林駅からのバスはもう学習済みですので、簡単でした。
到着した時刻は、15:45頃でした。
順益台湾原住民博物館は、17時閉館なのですぐに行きました。
ここは民間の施設で、チケットは150元でした。
 
エントランスは写真が撮れます。                  博物館前の広場
 

写真は撮れません。展示されているものは魅力的でしたが規模が小さく期待外れでした。
次に、故旧博物館入り口右側にある日本庭園風の至 善 圓に入りました。
 
 
入場料は、博物館のチケットを持っていると無料ですが無いと20元です。
ちゃちな入場料支払い機械に50元を入れたのですが、おつりが出てきません。
職員を呼ぶと釣りは出ないの一言で終わり。
故旧博物館の外観写真だけを撮って、来た道順で帰りました。
ミスがなければ、この後国父記念館、ロープウエイに乗ると茶畑が一望できる猫空に行く予定でしたが、
すでに時刻は5時近くで、暗くなりつつあるので戻ることにしました。
行天宮近くの大衆食堂街で、魚と野菜炒めなどの惣菜を買いましたが、何と60元でした。
コンビニで野菜サラダ、ジョニ赤などを買いました。0.2公升160元
自宅から持参した1000㍑のウイスキーが無くなってしまったからです。

明日は、基隆(キールン)、奇岩海岸野柳の現地ツアーに申し込んでいます。
朝8:10ホテルピックアップと早いので、明日の荷物の準備をしようとバッグの中身をすべて出すと、
なんと無くしたはずのカメラが出てきました。
入浴後、写真の整理や現地からのブログ発信後、次のタロコ現地ツアーのバウチャーの入手作業をしました。
日本を発つ前は、この現地ツアーの催行は参加者が少なく決定が決まっていませんでした。
嘉義市で催行されるとメールが入りましたが、旅行中なのでバウチャーが印刷できません。
Veltra(Alan1.net)のホームページに、ホームページからホテルにFAX出来るのでそうしろとあります。
台中のホテルから台北のプリティホテルにFax送信したのですが、届いていないとのことなので、
プリティホテル内からプリティホテルにFAX送信するなんておかしな話ですが、もう一度試みました。
しばらくするとフロントからFAXが入ったので届けると連絡がありました。
当該のホームページに『FAX送信』のコマンドがあるなんて初めて知り、初めて使いました。
今日は、カメラで一日振り回され、あたふたしましたが、ツアーバウチャー印刷の懸案も落着し、ホッとして寝付きました。
                                【11月11日、台北一日目終わり】

台北2日・野柳公園、台湾博物館

2014年12月10日 | 台湾の旅、2014
 野柳公園・女王頭図
11月12日 水曜日
台湾で初めて本格的な雨の一日となりました。
しかし、大雨でなく、風も強くなく、寒くは無く、歩き出すとワイシャツを着ていると暑くなるほどでした。
今日は、日本で予約していた「基隆(キールン)+野柳(ヤリュウ)+北海岸公園観光ツアー」(4300円)
と言う現地ツアーに参加しました。
野柳自然公園は、海岸に奇岩が建ち並ぶ公園です。
トルコのカッパドキアの規模にははるかに劣りますが、ガイドブックではシーズンオフがあるとのことなので、
ツアーが良いと思いました。
ピックアップに時間は8:10、朝食は7時からなので大急ぎでした。

 
8:05、ホテルに迎えの車が来ました。8:25頃他のツアー客と合流し、出発しました。
中年の台湾人夫婦、スイスの青年二人と私の5人でした。
9人乗りのワゴン車で台北から北東に25キロ離れた港町・基隆に向かいました。
基隆の街
 
9時過ぎに基隆に着き、小高い丘の上にあり、基隆港を一望できる大仏禅院を参拝しました。
大仏禅院
 
 
鐘楼も50元で撞くことが出来ます。大きな観音像の中には入り、登ることが出来ます。
 
  
このお寺の境内は広く、30分ほどの自由時間がありました。       観音の中から本堂を
  
   
 
 
  
下の円盤は回っていて、コインを投げ入れ、入ったところで運勢を占うようです。
 
 
 
                                     ツアーのバス
 
境内には、いくつかの建物があり、ゆっくりとは行きませんでしたが、参拝を楽しみました。
境内から、基隆の街が一望できます。基隆港は、台北から25㌔と近く、物流の一大拠点の港町だそうです。
 
                                     バスの中から基隆港の建物
 
基隆島
 

野柳地質公園は、波と風で浸食されて出来た奇岩海岸です。
女王頭岩(クレオパトラの横顔)と名の付いた岩が最も有名です。入場料は80元
30分ほど林さんのガイドの後、11:10分までフリーの時間でした。
トルコのカッパドキアの規模とは比較にならない小さいものですが、十分楽しめます。
ガイドブックには、オフシーズンには入れないとあったのでツアーに参加したのですが、
現在は通年中見学できるとガイドの林さんが言っていました。林さんは中国語、英語、日本語を操ります。
私は、日本語のガイドは煩わしいので最初に行われる英語のガイドだけで十分と言いました。
林さんは心得たもので、複雑なところは日本語で補ってくれました。ナイスガイドでした。
公園入口                                この公園の名の由来となった"野柳"
 
                                     春でもないのに、犬がマウンティングで大騒ぎ
 
冒頭の写真は、公園の入り口にある、女王頭岩は実物大のレプリカです。


野柳海洋世界[アシカなどのショウが行われます。]
食事付きツアーと思っていましたが、食事は付かず、11:10集合後台北に出発しました。
私がツアーの送迎の最後で、ホテルに着いたのは12時半ちょっと前でした。
行天宮近くに出て麺を食べ、コンビニで野菜サラダとヨーグルトと果物詰め合わせを買って、
ホテルで食べながら午後の計画を考えました。
初めの計画では、茶畑をロープウェイから眺望できる"猫空"に行く予定でしたが、
ガイドの林さんはわざわざ行かなくて良いのではと言うし、生憎の雨なので計画を練り直したのです。
雨なので博物館などの屋内が良いと思い、台北駅南側の一帯を少し歩くことにしました。

地下鉄の西門駅の出口案内掲示板に西門紅楼とあるので行ったのですが、民間の店でした。 駅前の広場で
  
この出口は、中山堂の出口と思ったのですが、反対の出口でした。地図を見ても方角が全く分かりませんでした。
もう一度メトロ駅構内に戻り、案内板の中山堂を探し、向かいました。
中 山 堂 無料です。ここは日本軍の投降式がここで行われた所だそうです。
 
 
  
城中市場                                 台湾省城隍廟
 
 
   
国立博物館土銀展示館(土銀行の小さい博物館の感じ、シニア無料)

二二八和平公園内、国立台湾博物館へ行く途中
  
国立台湾博物館(シニアは無料)
裏側                                  表側
  
正面広場になぜかこんな物が                       

 
台北初日に、"順益台湾原住民博物館"を訪れましたが、国立台湾博物館と比べると貧弱です。
公立の独立した原住民民俗博物館があっても良いのではないかと思いました。
二二八和平公園
 
   
二二八記念館(シニアは無料)

台北賓館は締まっていて入れませんでした。 
地下鉄・台大医院駅から善導寺駅で降りて善導寺に行きました。
善導寺
  

参拝時間は17時まで、女僧が戸を閉め始めていましたが5分前、入れてくれました。
すっかり暗くなり、帰ることにしました。メトロはラッシュでした。
ホテルに戻り、荷物を置いて夕飯の買い物に出ました。帰り、道に迷ってしまいました。
         【11月12日 台北2日目終わり】

台北3日目・中正紀念堂、二二八国家記念館、国立歴史博物館、国父記念館等

2014年12月10日 | 台湾の旅、2014
 中正紀念堂
11月13日 木曜
ホテルの私の部屋は、昨日まではダブルベッドの部屋にシングルベッドの部屋がもう一つある部屋で、
今日からシングルの部屋が空いたので引っ越しと言うことになりました。
起床すると今日も雨でした。
 

朝食をたっぷり、ゆっくりいただきました。
 
総統府は午前中は見学できるというので、最寄りのメトロ駅台大医院駅で降り、9時半頃着いたのですが、
ウェブサイトで3日前から予約が必要と言われました。警備の警官はとても親切な対応でした。     
総統府                                  裁判所
   
私が総統副総裁文物館と思って入ったところは何と最高法院でした。
私は、見学出来ますか聞いたのですが、警備の警察官は用事は何かというようなことを聞いていたのだと思います。
私は、地図を見せ、ここは総統副総裁文物館かと聞くと、裁判所だと分かり、謝って引き上げました。
すると警察官は、日本語が上手くなくてすいませんととても低姿勢でした。
やっとの事で、総統副総裁文物館にたどり着きました。
総統副総裁文物館

台湾では、多くの公共施設はシニアが無料です。
私は、パスポートのコピーを常時していて、それを見せるとシニア扱いしてくれます。
また、警官にものを訪ねる時等にはそれを見せます。
彼らにしてみれば、外見だけでは私が日本人とはわかりません。
相手は、警戒を解いて、日本人で言葉が通じないのかと英語や日本語で対応しようとしてくれます。
台北賓館も見学できるとガイドブックにあるので行ったのですが、入ることができませんでした。
受付の職員が全く言葉が通じず、理由はわかりませんでしたが、ここも予約が必要なのかも知れません。
総統府、台北賓館等は、3日前以前にウエブサイトで申し込み、許可が必要なことがわかりました。
台北賓館                                東門(景福門)
 
中正記念堂の自由広場門                    国家戯劇院
 
国家音楽庁                              芸文広場
 
中正記念堂公園全景、とにかく広いです。正面・自由広場門、右が国家音楽庁、左が国家戯劇院
 
 
口の中に手を入れ振ると音がするそうで、見学に来ていた学生が楽しんでいました。

郵政博物館
 
 
郵政博物館の受付で博物館はと聞くと2階だと言います。そこは何かの特別展示会をしていました。
ランチ 韭菜水餃と菜肉入り麺 両方ともおいしかったです。

二二八国家記念館(シニアは無料)

「二二八」は、以前にも書きましたが、台湾人の重要なアイデンティティ構成の一つだと思います。
私は、台湾人が、この運動で亡くなった人々を心から哀悼していると痛感しました。
また、日本がかつて台湾を侵略・占領・そして収奪したことを思いました。
国立歴史博物館(2fは写真撮影できません、シニアは無料)

展示物は多くはありませんが、西方の影響と思われるほのぼのとしたものが多く、楽しかったです。
メトロで中正記念堂駅から国父記念駅まで行きました。メトロ台北駅


国父記念館 ここも広大で、多くの人が訪れていました。
 
                        犬の糞袋と回収箱
   
 
中山公園・翠湖                            台北市議会
 
市政府・台北探索館
  
市政府1階にある台北探求館
 
 
Vie Show Cinemas
  
 
便器の上、洗面台の上に液晶のモニターがあって、びっくりしました。
 
台湾101 この天気なので展望台には上りませんでした。
 
 
時刻は4時を過ぎたので帰りました。
ホテルの新しい部屋は、これまでの部屋の隣でした。
シングルの部屋と言うことですが、ダブルベッドでバスタブと洗面室は前の部屋より広く使いかっても良かったです。
ウォッシュレットではありませんが、冷蔵庫も付いています。
夕飯は、サンドイッチとサラダとソーセージと焼き餃子5個と飲むヨーグルトとデザートにあんパンでした。 【台北3日目・中正紀念堂、二二八国家記念館、国立歴史博物館、国父記念館等終わり】

台北4日目・タロコ渓谷/台北5日目・淡水、基隆再訪

2014年12月10日 | 台湾の旅、2014

11月14日 金曜日
今日も朝から雨でした。「花蓮・太魯閣(トロコ)渓谷観光ツアー」に参加しました。(22,910円)

実は、このツアーは、私が台湾に発つ前は、希望者が少なく、催行されるか決まっていませんでした。
11月6日頃催行が決定したとのメールが入りましたが、旅先なのでバウチャーを印刷できません。
ツアー会社のホームページの「バウチャー印刷」中に、"FAX"送信欄があり、宿泊先のホテルに送信しろと言うことでした。
申し込み時点では、ホテルピックアップ時間が7~7:30とあり、私には時間が早すぎてネックでした。
ツアーには、往復飛行機・往復電車・往路飛行機、帰り電車など色々あり、私は一番楽そうな往路飛行機、帰り電車を選びました。
ホテルピックアップ時間が8時となって一安心、ところが泊まっているホテルの朝食時間は
7時からなので私にはトイレ問題がネックでした。
天気予報を調べようとパソコンの電源を入れる、何とクラッシュしてしまい、あわてましたが、
何とかシステム復元モードで復帰し、7時10分前にレストランに行くと空いていたので、
大急ぎ・ちょっと少な目の朝食を食べ終わり、準備をしていると、10分前にレセプションから電話が入り、
ツアー会社が迎えに来ました。
途中でいくつかのホテルに立ち寄って参加者をピックアップし、ツアー参加者は私以外は、
東北の花巻から参加したツアーの人々8人でした。
花巻発からのツアー参加者がなければ私のこのツアーも催行されなかったわけでした。
彼らは、今日は一日フリーで、ツアーのオプションの中の一つにこの現地ツアーがあって参加したとのこと。
ガイドを含めて10人なのに大型観光バスなので実にゆったりでした。
以上、前置きがだいぶ長くなりましたが、8:25に台北松山空港に着き、9:00出発でした。 花蓮空港
  
松山空港は、とても小さな空港ですが台北に地下鉄ですぐなので便利です。
乗ってすぐ、紙パック入りにジュースが配られ、飲み終わらない30分ほどで花蓮空港に到着しました。
Trans Asia航空という会社でした。80人乗りの小さなプロペラ機でしたが満席でした。
花蓮空港は昔は多くの飛行機が発着したのですが今は台北に4便、高雄に1便しか無くなったと言うことです。
電車の便が良くなったからのようです。
観光バスで太魯閣渓谷に向かうのですが、オフシーズンのような静けさで、広い道路に車はまばらでした。
太魯閣渓谷入り口
 
橋の欄干が大理石できた橋、橋の入り口に急階段があって、トレッキングトレルに降りられます。
コースは4.5キロあるので一日歩きの感じだそうです。
  
子を背中に背負ったシシ
  

過日、台風などの大雨で土砂崩れなどが各所であったそうで、あちこち工事中、
片側一車線の通行規制などで予定の時間を大幅に超過し、ツアーにあった「少し歩く」は、割愛となりました。
さらに電気が止まっていて、信号はなく、手信号とトンエル内も無灯火です。
ガードレールも頑丈でなく、かなりヒヤヒヤものでした。
 
燕口 燕の巣になっているそうです。
  
 

  
11:30、緑水と言うところでトイレ休憩をして来た道を引き返しました。
 
帰りは不思議なことに渋滞が無くスムーズでした。
長 春 祠 12:15、三つの祠がある長春祠に泊まって写真を撮ることが出来ました。
道路建設で200人以上が工事関係者が亡くなり、この地に慰霊の祠が三つ作られたそうです。
 
 
ガイドの彭(ホゥ)が、写真を撮ってくれました。
 
 

この大きな木は鳳凰の木と言い、木の実は毒があって食べられないそうです。
ツアーに付きものの大理石の加工工場見学とは名ばかりで、宝石のショッピング店です。
  
    
   
店員が客の三倍もいて、威圧され、私はさっさと退散しました。
12:45から1時間の昼食、ビールを飲みました。
  
アミ族の踊り 南島文化劇場
  
  
  
最後に何人かの観客が舞台に上げられ、一緒に踊りました。それを踊り子が写真に撮っていました。
踊りが終わると10センチメートルほどの丸い大理石の真ん中にその写真が貼られたペンダントが400元で売られました。
花蓮駅に戻る車窓から                     花蓮駅
 
花蓮駅に15:15に戻り、15:30の電車(指定席)に乗り、帰路に着きました。 
 

予定より少し遅れて17:45に台北に到着、台北駅東三門(東口3番出口の意)を出たところで、
台北のガイドの蝶さんと待ち合わせ、合流し、ホテルまで送ってくれました。
台北市内はすごい渋滞で、ホテルに着いたのは19時ちょっと前でした。
花蓮のガイドは彭(ホゥ)さんは、昔運転手をし、その後ガイドになったそうです。
台湾では、公的な灰皿が置いてあるところ以外ではタバコは「ダメよダメよ」とのこと。
正直な所、太魯閣(トロコ)は是非訪れたいところとは私には言えません。
トレッキングしたい人には魅力的と思いますが、その場合は花蓮あたりに1泊しないと無理でしょう。
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11月15日 土曜日
昨夜は、寝るのが遅くなり、また今日はのんびりと行こうと思ったのですが…、
朝起きて、空を見ると朝焼けでしたので、今日は久しぶりに晴れだな、ゆっくり出かけようとのんびり、
たっぷり朝食を摂り、9時過ぎにホテルを出ると何とまた雨でした。
  
ホテルの隣はツアーがお土産ショッピングに寄るお菓子屋で、私も出かける前に立ち寄ってお土産を買いました。
町中で買うより少し高い様ですが買うことにしました。
ホテルの部屋にお土産を置いてホテルの傘を借りて出かけました。
淡水はメトロの淡水線の終点で、台北駅から30分以上かかったと思います。
4年前台北を訪れた時、淡水は訪れたことがあり、歩き出すと記憶が蘇ってきました。
土曜日で大変な人混みでした。
地下鉄淡水駅                             大将軍爺廟
   
対岸に八里を望む                            福佑宮
 
  
さて次の隆山寺の場所がどうしても分かりませんでした。
最初に聞いたのはお店の人でした、駅の方向に戻ってセブンイレブンの所を左に行けと教えてくれました。
これだと思って入ったのが淡水清水巌祖師宮でした。
 
  
私には、どうにも道教のお寺に見えたので、道士に聞くと、ここではないと隆山寺の場所を教えてくれました。
どうにも行き当たらないのでお店に入って聞くと英語が分かる息子を呼んできてくれました。
彼に教わった様に行くのですがどうにも分からず、市場の人に聞くと教えてくれたのは清水巌祖師宮でした。
仕方なくもう一度セブンイレブンに戻ってその前の店の女性に聞くと、お店を出てきて「あれよ」と教えてくれました。
先入観は恐ろしいもので、もっと大きい門構えを予想してしたので分からなかったのです。
でも入り口がどうにも分かりません。
こんな細い市場の中を通って行くとやっと入り口にたどり着いたのでした。
 
市  場
 
  
隆 山 寺
  
    
ここからは地図がはっきりしてあまり困りませんでした。
馬偕の銅像 馬偕さんはカナダ人牧師で19世紀末台湾に入り布教と教育・医療で活躍し、今日の真理大学を作った人のようです。
                          馬偕記念医院跡
  

淡水礼拝堂
 
 
小白宮(元淡水の税務司官邸跡) 無料 受付の女性が親切で英語で色々説明し地図をくれました。
 
  

私が「真理大学台湾文学資料展(馬偕博士の旧居のようだ)」の前で入って良いか迷っていると、
出てきた若いカップルの男性が英語で話しかけて来ました。
入ることが出来るのですかと聞くと、「入れます、淡江中学校内も入れます」と教えてくれました。
私は、ナイスカップルとお礼を言い、淡江中学に向かいました。
真理大学台湾文学資料展
 
淡江中学 私立の学校ですが、ガードマンにパスポートコピーを見せると、「どうぞどうぞ」と手招きします。
太っ腹と言うしかありません。校内を開放し、自由に散策して良いというのです。  八角堂
 
埔頂石
 
原住民石版屋根
  
淡江中学校史館
 
私はトイレに行きたくなったので、校内の喫茶店に入りトイレを借りようとしたら、
校舎内のトイレを使って良いと言うのです。
ここを出ると、真理大学本校があり、ここも自由に入ることができます。
大礼拝堂

校内は広いので、大礼拝堂だけ写真を撮って外に出ると牧師堂とか色々あり、通って行くと何と小白宮の裏門に出たのでした。
周辺
 

紅 毛 城
 
   
 
 

ここから忠烈堂、砲台跡もあるようですが遠いし、時刻も12時を過ぎたので引き返すことにしました。
海岸
 

麺と豚肉の昼食
 
野柳自然公園に来た時、基隆の港町風景が欧米風のそれに見えて、なぜか懐かしく再訪したいと思っていました。
メトロの淡水駅に戻り、台北に戻るか基隆に行くか迷いながら、バスターミナル・基隆行きのバス停を探していると、
目の前にそのバスが向かって来ました。私が手を挙げると、停留所ではなかったのですが止まってくれました。
席は埋まっていました。男子学生が私に席を譲ってくれました。
時刻は1時15分頃だったと思います。バスは海岸沿いを猛スピードで走りました。
基隆までは約2時間なので緊張感が薄れ、爆睡してしまいました。
途中、金山などいくつかの町を通り、基隆(キーリン)に着いたのは15:30を過ぎていました。
バス代は120元だったと思いますが、カード支払いですので正確ではありません。
雨が相変わらず断続的に降り続けていました。
 
基隆も歩けばおもしろそうでしたが、時刻も遅くなったので、極楽寺と慶安宮だけに行くことにしました。
途中小さな観音寺がありました。
 
極 楽 寺




中正公園 この急階段を上ると基隆港を一望できるようですが、あきらめました。

慶 安 宮
  
  
  
 
  
基隆駅に着くと16:15程でした。
  
台北までの在来線の切符を買うと41元で、時刻を聞くと16:40でした。
区間(各駅)電車でした。単線なのでしょうか25キロほどなのですが50分もかかりました。
運良くバスに乗れて、基隆を再訪できて良かったと思います。
バスの本数は多くないようなので、バスに乗り遅れたら、来られなかったでしょう。
淡水から基隆まで直線距離は遠くはないのですが、新山市、金山など海岸線を遠回りして通ります。
時々降る雨の中、猛スピードで走るバスの中から、荒れる海や通り過ぎる街をうとうとしながら楽しみました。
折しも、台湾の選挙投票日が11月29日に迫り、各陣営が必死の追い込みをはかっているようで、
選挙事務所では、盛大に炊き出しなどが行われている様子も見えました。
台北駅着は17:30、メトロで行元宮駅に戻り、コンビニでお弁当を買ってホテルに帰りました。
この日は時間があれば、基隆の仙洞にも行きたいと思ったのですがそこは行けませんでした。
逸山公園、建物のミニチュア博物館「袖珍博物館」も行来たいところでしたが行くことは出来ませんでした。
明日は、台湾・台北の最終日、飛行機は16時ですので、午前中ホテルの近くの行天宮と隆山寺参拝だけだと思います。
【11月15日、淡水、再訪基隆終わり】


台湾旅最終日・台北市内

2014年12月10日 | 台湾の旅、2014
11月16日 日曜日
いよいよ今回の旅の最終日となりました。飛行機の中でカメラを置き忘れ、最終日の写真はゼロとなってしましました。
画竜点睛を欠くことになり、いくつかの写真を無断引用させて貰いました。
台北市の最初と最後が晴れとなりました。
昨日までは、ティシャツとカッターシャツでしたが、今日はティシャツだけではちょっと涼しいかな、です。
でも歩き出せば、ちょうど良い気温で汗もかきません。
帰りの飛行機は16時です。しばらく時間があります。
8時過ぎには朝食も荷物の整理も終わったのでホテルの近くの行天宮に行きました。
途中葬儀場があり、いくつかの葬儀が早朝にもかかわらず行われていました。
台北市第一殯儀館(引用)                                  


行 天 宮
関帝廟、=関羽は三国志の英雄で劉備に一生仕えたことから信用の神=商業の保護真としても信仰され、
行天宮は三国志の英雄関羽を祀った日本的には神社のような施設です。
朝早いのに多くの人々が参拝と観光で訪れていました。
【以下は、2010年私が台湾を訪れた時のブログからの引用です。】 
  
ホテルに戻り、9時過ぎにチェックアウトを済ませ、台北駅付近をウォーキングしました。
メトロ龍山寺駅を降りて地下道を通って地上に出ると龍山寺の前です。 
龍 山 寺 台湾で最も有名な寺院 本尊は観音菩薩、道教・他神々との混淆でのようです。
【以下は、2010年に私が台湾を訪れた時のブログの引用です。】
  
  
この地下道は「占い横町」がありますが、開店は昼頃が多いそうで、日本人が出来る占い店一軒だけが開いていました。
龍山寺は、仏教の名刹です。
日曜の早朝だからでしょうか、多くの人々が黒い服を着て、読経をしていました。
龍山寺のある万華区は台北の老街と言われる清代の町並みが少し残る剥皮寮です。
剥皮寮(引用)
   
  煉瓦で出来たアーケード状の歩道があります。
法華寺(引用)
  
地図に小南門と記載があるので行ったのですが、地名のみで門は残って居ないようでした。
そこから250メートルほど北上すると西本願寺広場があります。
西本願寺広場(引用) 
   
現在残っているのは、御廟所台基、本堂台座などで日本式お寺などは残って居ません。
この一帯だけ、あたりとは風景が違い、漂う空気も異なっているように感じました。
出来たばかりの頃は、日本人が威張って闊歩していたのかも知れませんが、
今日では、多くは無いですが、家族連れや年寄りがベンチや芝生に座ってのんびりしていました。
そこから250メートルほど北のメトロ西門駅まで歩きました。
北門(承恩門)(引用)
  
地下鉄に乗らないでそのまま北門(承恩門)へ歩き、そこから台北駅近くの逸仙公園へと歩いた方が正解でしたが、
私は、メトロ西門から台北駅まで地下鉄で行き、そこから北門まで歩き、再び台北駅まで歩いて戻り、
そこから少し北に歩いて逸仙公園に行きました。
逸仙公園(引用)
  
  
逸仙公園は、孫文が日本で滞在した旅館「梅屋敷」を台北市に移築したもので、落ち着いた小さい公園です。
今日は、その建物が国父史蹟記念館となっています。
日本式家屋ですから畳の部屋やふすまなどがあり、靴を脱いで上がります。無料です。
台北駅(引用)
  
台北駅は東西南北ほぼ四角形で、地上からは出入り口はわかりやすいのですが、
線路等は地下にあります。新幹線駅、地下鉄の出入り口など地下で初めての人にはわかりにくいとのことでした。
台北駅前には、真光人寿保険摩天楼という保険会社の高いビルがランドマークとしてそびえています。
また、新光三越デパートもありました。新光三越は他にも各所に見かけました。
また、そごうも見かけました。そのすぐ近くに無印ショップもあり、そのほかユニクロも何店か見かけました。
台北駅からホテルに戻りました。
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さて、私の手元には現金2400元と悠遊卡(カード)に400元、小銭入れに100元ほど残って居ました。
まずホテルの近くのコンビニで、サンドイッチと果物詰め合わせとコーヒーをコインと悠遊カードで払い、
コンビニ店内で食べました。
ホテルに戻りスーツケースを引き取り、地下鉄を二回乗り換えて、松山空港に向かいました。
メトロ松山空港駅には、悠遊カードの解約自動機械が無いので、窓口で解約すると350元ほど戻って来ました。
空港の両替場で2700元ほどの紙幣を出すと、コインはないかと言われ出しました。
手数料は100元、レートは0.267で、9000円戻って来ました。
千円未満の端数は両替できません。おつりが200元でした。元でのおつりを整数にするためにコインを出したのでしょう。
レートは、高いのか安いのかはわかりません。
私は、入国する時4万円を両替したのですから、現金は31000円使ったと言うことになります。
電車の切符やホテル代金(台北のホテルのみDeNaで日本で前納、他はBooking.comで現地決済)は、クレジットカード支払いでした。
エバー航空カウンターには1時過ぎに着いてしましました。
よく確かめないで並んでいると、搭乗手続きは13:30からですが、機械で出来ますと案内し、発券してくれました。
今回のEチケットでは、すでに座席が印字されて居ました。
ウエブサイトで希望する座席に変更出来ますが、通路側席でしたし、3時間半と言う短いフライトなので変更はしませんでした。
空港で長い時間待つことになり、ソファーに座って本を読んでいると、アンケートを求められました。
始め「サーベイ」と言われ一瞬何のことかと思いましたが、ああアンケートかと思い出しました。
教師のグループで、空港で観光調査をしているとのことでした。
観光目的・訪れたところや日程・費用・滞在ホテルなど双方片言の英語と漢字の筆談で応答しました。
私には良い時間つぶしになりました。お礼に原住民が描かれたキィホルダーをいただきました。
機内食が出て、私はそれをカメラで撮したのですが、カメラをすぐバッグにしまわなかったのが失敗でした。
テーブルが邪魔になっていたので、カメラを座席脇にでも置いてしまったのでしょう。
定刻通りの21:00羽田着、荷物受け取りもスムーズでした。
帰宅して、カメラを探すとありませんでした。すぐ、航空会社に電話しましたが、届いていないとのことでした。
「三匹目のどじょう」と言うことでしょうか。
台湾最終日のカメラには、観光スポットの写真の他、台北駅前の新光三越や選挙の宣伝広告など
けっこう面白い写真も入っていたので残念です。
特に、折しもの台湾の地方選挙の模様(宣伝カーや広告など)の興味深い写真もあったのですが…。
カメラのごくごく狭い隙間からホコリが入ってしまうらしいのですが、ゴミ取りは、8000円近くもかかるので、
旅が終わったら、新しいのを買おうかと思っていたところです。
台北~羽田間は2100km、16:35発→21:00着でした。飛行機はほぼ満席でした。

今回の旅の特別の思い出────────────────────
失敗をたくさんしましたが、私にとってはとても楽しい旅でした。
韓国のキョンジュ、プサンに続いてアジアの旅でしたが、やはりアジアは良いです。
今回の台湾の旅は、台北から高雄、嘉義、台中、台北と巡りました。
北回帰線の通る嘉義市はさすがに暑く熱帯の感じでした。
その南の高雄市も暑かったですが、嘉義市ほどではありませんでした。
台中は、暑くなく小春日和の感じででした。
台北はずーっと雨でしたが、激しい雨ではなく、寒くなく暑くなくでした。
今回の旅は、カメラの紛失・発見・紛失の勘違い・そしてついに紛失とカメラにまつわるトラブルの連続でした。
キョンジュでは英語を話す人が少なかったのですが、台湾では少なからずの人が話しましたし、
台湾は、何と言っても漢字の国しかも大陸と違って簡略字を使いませんので、本当に心強かったです。
もちろん、意味が違うこともありますが…、大きく意味を取り違えることはありませんでした。
例えば、台湾語の汽車は日本語の自動車、日本語の汽車は台湾語の火車と言った具合に。
もちろん発音は違いますし、私は覚えられないので、メモにして示します。
「多少銭?」(=幾ら?)、「外帯」(=テイクアウト)、「往:台北站?」(=台北に行きますか?)と言ったように。
多くの人が面倒がらずに笑って応えてくれました。
食事について────────────────────
私は、食についてはあまり興味が無いので簡単に触れますが、ホテルで朝食をとりました。
今回のホテルの朝食は、豪華では無く種類も豊富ではありませんでしたが、食べ過ぎにならない程度にたっぷりとったので、
昼は麺類、晩ご飯は出来合いのおかずが並んでいるお店で「これ、これ…」と言った具合に詰めてもらい、
 
その他、小籠包や餃子(水・焼き)なども他の店で、テイクアウトしてホテルで食べました。
一つではさすがに気まずいですが、4個位ならOKです。
南国の割に、ホテルの朝食では果物と生野菜サラダが少なかったのでお店で買いました。
またヨーグルトもなかったホテルが多かったのでコンビニで買いました。
コンビニは規模は小さいのですが、とにかくとても多く、日本の2~3倍の感じなので、とても助かりました。
セブンイレブンが圧倒的に多く、次がファミリーマートでその次が地元の小さなコンビニのようです。
コンビニは、他の小売店より割高感がありますが、サラダや果物詰め合わせは衛生面を考えると心配ありませんし、
また、ほとんどのお店に簡単な椅子とテーブルがあって、店内で食べることが出来ます。
少し割高だけど、喫茶店よりはリーズナブルで、普通の店より明るくきれいで、女性一人でも
抵抗感無しが気に入られてる理由ではないでしょうか。日本でも最近そのような店が出てきたようですが。
インスタントラーメンの味は日本とはだいぶ違っていました。
私のこれまでの旅の中で最も夕飯の外食が少なく、食事にお金と時間を使わなかったです。
台湾の人々の優しさに触れて────────────────────
前回の2010年に続いて2回目の台湾の旅です。
その時はツアーでした。その時は気がつかなかったことを今回の旅ではたくさん感じました。
最も素敵だったのは、台湾の人の心からの親切さと優しさでした。
困っている初老の外国人をきっとかわいそうだ思ったのでしょう。
道を尋ねたり、注文でまごついても本当に易しかったです。
特に、道を聞いた時です。少なくない人がお店を出て来て「あっち」と教えてくれたり、
手招きして連れて行ってくれたりしました。
特に高雄では、小型トラックの荷台に私のレンタル自転車を、助手席に私を乗せて、
小高い丘の上にあるお寺まで連れて行ってくれました。
その上、台湾のアイスティを茶屋で買ってご馳走してくれました。
バスの運転手さんも、乗る時にメモを示すと、着いた時「ココダ」と教えてくれました。
ホテルのレセプションの対応もとても親切でした。
鉄道・地下鉄の職員、インフォメーションの職員、バス会社、
私が、日本人とわかっても不快な表情を人には一度も出会いませんでした。
日本では店員が客の注文を聞いて注文票を書きますが、台湾の大衆食堂では入口に置いてある注文票に自分で書きます。
私は、サンプルがないのでよくわからないので、他の客が食べているのを指さしたり、
垂れ下がっているメニューを手で示すと注文票を書いてくれました。

カメラを落とした顛末────────────────────
私は、高雄市内のバス内にカメラを落としました。
すぐ携帯でバス会社に連絡しましたが、英語がほとんど通じないのですが、やっとの事で「すぐ行く」と伝えました。
バス会社では、双方片言の英語と筆談で、落としたバス・カメラの種類・滞在のホテル・私の名前等を伝えることが出来ました。
翌日、バス会社から「カメラが見つかった」との伝言をホテルのレセプションの女性から聞いた時は、小躍りしたいほどでした。
前日、カメラはもう出てこないと思ったので、彼女に近くにカメラ屋がないかと聞いていたのです。
そのバス会社の近くが「電脳街」と教えてもらい、早速見に行ったのです。
私は、カメラと時計のスペアを必ず用意して旅に出かけます。
しかし、バッテリーチャージャーは持って来ませんでした。
落としたカメラにはゴミが入っていたので新しいのが欲しいと思っていたのです。

私は、使い勝手に慣れているパナソニックのコンパクトカメラを探したのですが、
台湾では、キャノンがメジャーで、パナソニックはマイナーとのこと。
パナソニックのカメラが一機種あったのですが高かったのでその場で買わずに、ホテルに戻って調べてみると、
どうもそれは台湾仕様のようでした。
「そうだ、アマゾンで買おう」と注文しましたが、この程度の電子機器でも海外に送ることは出来ないと言うことでした。
スペアカメラのバッテリーチャージャーの純正品はないのですが適合するのを一生懸命探してくれました。
カメラが戻ったので、新しく買ったバッテリーチャージャーは無駄となりましたが、
私はその代金300元(1200円)以上の喜びを手に入れた感じです。
持ち物について
雨季で寒くなることもあるとガイドブックにあったので、防寒対策をしたのですが、台湾は予想以上に暑かったです。
私は、タロコは山で寒いと思い、手袋と防寒を兼ねた上下のレインコートを用意しましたが、タロコは暖かかったです。
朝晩は冷えると思って、毛糸のベストとカーディガンと上着を用意しましたが、カーディガン以外は不要でした。
雨季というのでレインシューズも準備しましたが不要でした。
替えズボンも準備しましたが、もう一枚と半ズボン、そしてサンダルが必要でした。
下着、ワイシャツ、靴下などはこまめに洗濯しましたので3組で十分でした。
途中で帽子を無くしたのは失敗でしたが、買いませんでした。
蛇足ですが、ファブリーズ、消毒用アルコール、ウエットティッシュは必需品です。
台湾の交通事情────────────────────
今回私は、飛行機(ツアー)、新幹線、在来線特急、在来線ローカル、地下鉄、バス、自転車を使いました。
台北から高雄までは在来線ではちょっときついかも知れません。
高雄→嘉義→台中→台北は在来線が安く便利です。
市内乗り合いバスは、使いこなせると安くて大変便利と思いますが、私はガイドブックで紹介されている以外のバスは、
ほとんど利用できませんでした。
地下鉄は、高雄と台北だけですが路線数も多くは無いのですが、とても便利で安いです。
本数も多く、車内もホームも新しく、ホームは転落防止用のフェンスがあり、案内も親切です。

車内には電光掲示板で前後の駅、行き先など等も表示されるので全く心配ありません。
また、ほとんどの駅は一つのプラットホームに上下線があるので、乗り間違えても簡単にUターンできます。
ヨーロッパのメトロでは、上下線が別々のホームで、しかもそれぞれのホームへの行き来が出来ない駅が多く、
上下線を間違えると一度改札を出なければ成りません。
台湾のホーム・駅内は飲食禁止です。
シルバーシートはたくさんあり、該当者以外は利用していません。その席が埋まっていると、一般席を年配者に譲ってくれます。
整列乗車などのマナーもとても良いです。ただ、ドアが開くと乗客が降りる前に乗車します。
スマホを使っている人は多いです。通話は禁じられていませんが大声は少なく、人の少ないところへ移動する人が多かったです。
車内・駅構内放送は、日本のように乗客を全く子ども扱いした煩雑な放送がなく静かです。
日本のスイカのようなシニア悠遊卡をお薦めします。

公的悠遊レンタル自転車もありますが、彰化市では台湾市民だけでした。

台北・台中にもあるようですが、利用条件などは調べませんでした。
庶民の足は何と言っても"バイク"です。
台北では、市民一人が一台所有しているとのこと。
排気ガスの深刻さと駐車場問題は、アジア共通の悩み・大問題です。

ひどい場合は、道路の一車線あるいは歩道のほとんどをバイクが駐車で占有しています。
バイクはスピードを日本のよう出していないので、バイクを危ないと思ったことは数回でした。
その代わり、車は生意気です。信号の無い横断歩道を渡っていても「どけ」と言わんとばかりに突っ込んで来ます。
もちろん歩行者のために横断歩道の前で止まってなどくれません。
車を持っている自分は金持ちで偉いんだ、「貧乏人はどけ」と言わんばかりです。
この点、最近のフランス、スペイン、イタリアでは、歩行者優先がだいぶ進んでいます。
台湾では、高雄・嘉義・台北の順に空気が悪かったように感じます。
特に、高雄では鼻炎に悩まされ、私の鼻炎常備薬をアマゾンで買おうと思いましたが、買えませんでした。
電子機器を海外に送ることが出来ないように、薬も海外に送ることはでき無いことを知りました。
台湾の道路は、広いです。片道4車線の道路がたくさんあります。
青信号の時間が長いので変わり初めからなら、一度の信号で渡ることが出来ますが、
途中からでは、渡りきれません。駆け足しても無理なことが多いので、人々は次の信号を待ちます。
台湾では、日本のように信号を駆け足で渡る人、地下鉄の駆け込み乗車は少なかったです。
地下鉄の出口と広い交差点の関係は、外人には問題です。
有名な建物や名所などは出口案内に書いてありますが、バス停の位置はわからないからです。
私は、何度も○○に行くバス停は何処なの?と苦労しました。
地元の人でも、自分が乗る以外のバスとバス停は知らない人が多いのです。
タクシーは一度だけ乗りました。高雄の仏光寺行きのバス内でカメラを落として市内に戻る時です。
バスを長い時間待っていました。タクシードライバーが「左営駅まで300元」と言うのです。
左営駅までは10km以上あります。ランチの麺が約70元ほどですので決して高くはありません。
トイレ事情────────────────────
心配は皆無です。日本と同じです。
地下鉄が出来たのは最近です。すべての駅に清掃されたきれいなトイレがあります。
鉄道は、古いのでトイレも古いですが。公園にも公衆トイレがあります。
そして、お寺や道教寺院にもあります。ヨーロッパの教会にはほとんどありません。
トイレは、どこも無料です。
コンビニ内にトイレを持つ店は多くは無いように感じました。
通りに、公衆トイレがあるかは気がつきませんでした。
ウォシュレットは、まだまだ普及していません。

最後に、無粋ですがおおざっぱな経費
ホテル:105,000円 飛行機代:61,540円 保険:3,140円 交通費(新幹線等、カード):約1万円
現金(両替,食事・入場料等):31,000円 現地ツアー:27,210円   合計:237,890
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以下蛇足気味ですが、 台湾の選挙の宣伝の様子 すべて引用
  
バスとタクシーの宣伝にはびっくりしました。
その他、バスの停留所のポストにポスターなど、至る所に、桃太郎旗やノボリ看板がありました。
ビルの壁に貼られた幕はとにかく巨大でした。
選挙事務所では、おそろいのチョッキや帽子を身につけた支援者が、炊き出しなどを食べていました。
自転車に拡声器を付けて走る人もいました。
しかし、自動車で候補者名を連呼したり、政策を訴える姿はあったのかも知れませんが私は見ませんでした。
テレビは、ほとんど見なかったので、テレビでの選挙運動の様子はわかりません。
NHKの海外放送を時々見ましたが、全くお粗末でした。ニュースの時間もわずかでその他何の工夫もない感じでした。
多くの人が、日本に興味と関心を持っているというのに残念です。
世界中ほとんど何処の地域で見ることの出来るBBCやCNNとは全く勝負になりません。   【2014年台湾の旅終わり】