まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

BMWのリコール

2014-10-09 23:29:45 | お仕事のオキテ
このニュース、まったく気づいていませんでした。

「BMWリコール18車種9万台 タカタ製エアバック」 (2014/9/5 21:52)

もしも気づいて読んでいたら、少しはオッ?となっていたかもしれません。

しかし、まったく気づかぬまま悠長に日々を過ごしていたら、こんな郵便が届きました。



個人情報保護のため住所氏名は抜いてありますが、

私の住所に私個人に宛てて届けられた封書です。

赤字で 「重要 リコール/改善対策 (無償修理) のお知らせ」 と書かれているではありませんか。

中を開けるとこんな内容でした。



新聞記事では 「高温多湿な環境で長期間使用するとエアバッグが破裂・出火する可能性がある」

と書いてありましたが、この書面には次のように書かれていました。

「長期間にわたり著しく高温多湿な環境下にさらされると、

 当該インフレーター (膨張装置) に水分が浸入する可能性が否めないことがわかりました。

 結果として、事故の際などに助手席エアバッグが展開した場合、

 展開時にインフレーター内圧が上昇し、インフレーター容器が破損して飛び散り、

 乗員が負傷するおそれがございます。」

おお、ヤバイじゃないですか (このヤバイはマズイという意味)。

たまに助手席に人乗せて走ってましたよ。

事故らなくてよかったあ。

まあ、福島は高温多湿ではないので大丈夫とは思いますが、

万一事故ったときに助手席に乗ってた人が大怪我負ったりしたらシャレになりません。

それにしてもBMWも大変ですね。

あるいは日本の部品メーカー 「タカタ」 がすべての損失をひっかぶらされるのでしょうか?

とにかく中古車として人から直接譲り受けた私のところにまで、

ちゃんとリコールのお知らせが届くということは、

全国津々浦々すべて該当するクルマの所有者を調べまくったのでしょう。

本当にご苦労様なことです。

しかし、今日から 「科学技術と環境の倫理学」において、

プロフェッショナルの倫理について語り始めてしまいましたが、

現在でもプロフェッショナルの倫理に背いているプロフェッショナルは数えきれません。

そうではなく、何か間違いを犯してしまったときにはちゃんとそれを認めてそれを公表し、

事後的にせよ間違いを正すようにする、それこそがプロフェッショナルの倫理なわけです。

今回は私も生まれて初めて、自分の持ち物がリコールの対象となりましたが、

(福島第一原発の賠償の問題は別として)

プロフェッショナルというのは自分が作ったものには最後まで責任をもつ、

そこにこそプロフェッショナルの美学があると思うのでした。

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