相撲界は何を守るのか。

横綱白鵬がまた一つ偉業を成し遂げた。九州場所で圧巻の４０回目の優勝を決めた。しかしこの偉業に角界の力士達が

メデタク華を添える事が出来なかった。場所前の巡業でモンゴル出身力士同士の集まりで暴力沙汰が起こり、ビール瓶で

殴ったとされる加害者の日馬富士が場所３日目でケガを理由に休場し、被害者とされる貴ノ岩もケガで初日から休場だった。

暴力沙汰を起した日馬富士に対しては横綱の品格が欠落していると批判の声が高まり引退をすることになった。

事件の全貌が明らかになっていない部分が多過ぎて安易に意見が出せなかったのだが、結論から言えば、日馬富士が後輩の

貴ノ岩に白鵬に対する礼節を直す目的で手やリモコンで暴力を振るったとされる。


相撲界ばかりでなくスポーツ界全般に置いて指導者や先輩による暴力沙汰の不祥事が選手の将来をダメにしてしまう

ケースは毎年のように起こり珍しくは無い。ただこうした問題が出る度に、保守的な人は「昔はもっと厳しかった。」

と異口同音に声を揃えて、進歩的な人はそれでもスポーツ界から暴力追放を主張し加害者を非難する。

今回の日馬富士が引退となった事件に関してはそうした二極分化した総論以外にも数多くの思惑が絡んでいる。



相撲協会は横綱の白鵬を守ろうとした。貴ノ花親方は弟子の貴ノ岩を守ろうとした。伊勢の濱親方は日馬富士を守ろうとした。

白鵬は日馬富士と貴ノ岩を角界に復帰させようとした。日馬富士は娘を守る為に引退した。ファンは国技を守ろうとした。

いつの間にか相撲ファンで日本人贔屓が一番卑しい事になってしまったような気がする。貴ノ花もダメで白鵬もダメなら

誰が良いのか、タダのワガママのようにも思える。伊勢の里がタナボタででも成り上ってくれれば話は変わるだろうに。

ネトウヨとヒラリー・クリントンの類似性。

インターネット内に蔓延る「ネトウヨ」「ネット右翼・保守」の工作員達は2018年を目前にした現在でも

ネット内に間違いなく存在するのだが、彼らの考えや目的は2017年から大きく変化した。2010年の頃から

一気に増加したネトウヨは間違いなく尖閣諸島中国船衝突事故に触発されたものである。2012年の総選挙で

旧民主党から政権を奪還し自民党安倍政権になり軍事・右傾化求めて、原発推進派を形勢する存在として

活動していた。　しかし対中国を念頭に始まった軍国化が実は米軍従属の下での南スーダンへの派兵として

活用され、原発に関しては長引く原発事故被害と復興の遅れから放射能の恐ろしさを実感したか今では完全に

閉口してしまった。3.11震災後の癌罹患者数の増加は年間約100万人を目途に天井が見えて、災害被害の大きさを

計る上では一つの結論が出たと思う。軍国化は自衛隊の地位向上には繋がらず更にブラックな面を強くして、

原発推進に関しては完全に破たんした理論となった。今一度考えてみる2017年にトランプ米国大統領が誕生して

からのネトウヨ。ヒラリー・クリントンが政界を去ってからネトウヨは、完全に破たんした原発推進に

対中国の軍事・右傾化は米国属国化になり、TPP参加反対は米国の不参加でドッチラケで、新たな目的意識も

ないままに主を無くした野良犬化が顕著に進んでいる。そもそも本来は避けるべき軍事による尖閣諸島防衛という

目的を生み出す為の米国CIAによる日中国交悪化を狙った自作自演であったわけで後々は不都合な話も出て来る事も

あるだろう。　




「ネトウヨ」「ネット右翼・保守」等はそう呼ばれた時に条件反射的に相手にでレッテル張りだとカウンター気味に攻撃

する性質を持っている。社会ではネトウヨは悪質な存在で有ると同時に差別的な一言であると半ば認めているようなものだ。

レッテル張りとは十分な本質を知らずに一方的に相手を決めつける行為の事でありネトウヨ自身もそう呼ばれる事にネガ

ティブな自覚が一応はある証拠でもある。ウヨまたは右翼と呼ばれ、その最大的な特徴としての軍国右傾化を推進する思想で

原発推進派でもある。そこに加え旧民主党対策として反ＴＰＰ思想を掲げていた。もしもネトウヨと自民がTPP賛成である

ならば完全に当時の米国オバマ政権の国務長官ヒラリーの政策に一致する。「ネトウヨ≒自民≒ヒラリー」が成り立つ。しかし

TPPに対する考え方が全く違っているのでネトウヨとヒラリーの関連性は類推しなかった。　だが大統領選挙中にヒラリーは

党内最大の対抗馬のサンダース候補と対峙するとTPP賛成派から一転して反対派になり、右傾化、原発推進、TPP反対と重大３

要素において全て自民ネトウヨと完全に同一の政策思想となった。満を持して日本の右派と米国の左派が同じ歩みで万全の態

勢で大統領選挙に挑んだが、残念なことに当の中心人物のヒラリー候補が敗北をしてしまっては後の祭り。

そもそも相違点であったはずのTPP参加の是非について日米と立場は違えども日米同盟の義務とまで言い張った割にはあっさりと

手の平を返して参加を取り辞めてしまった。言いだしっぺの癖に都合が悪くなると直ぐに辞めてしまう小学生レベルの意識に

今更ながら失笑してしまう。　私的Eメールアドレスの使用疑惑により選挙戦が不利であったが、日本との関連を調べれば

私的なEメールアドレスよりも不都合な事実がわんさか出て来るだろう。