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8月も残すところ後1週間。

2014-08-24 19:24:22 | 経済
先月頃から月曜日には値を上げて週末には株価を下げるという繰り返しを
再三行いながら、株価を徐々に上げていくも米国の金利引き上げと中東情勢に直面し
米国株とリンクして15000代を割り込んだ日本株式。

しかしわずか1週間で15500まで株価を戻し、再び軌道に乗せることに成功したように
見える日本株も週末の8月22日の週末にはやはり予定通り値を落ち着かせている。

米国株とのリンクで日本株も反発したと評価することも可能であるが、この15500代までに
日本株を回復させる過程で、為替が102円/1ドルから104円近くまで円安が進行するという
状況を見逃すわけにはいかない。僅か一週間でこれ程までに為替安に動くとそれなりに影響が
出るものです。

消費税増税後-6.8%というGDPマイナス成長を期したアベノミクス。これだけの為替安に
皮肉にも輸入品に対抗するべく国産品の需要も少しは伸びたかもしれない。
ではでは8月も最後の1週間がどうなるのか。もっとも注目が集まるのが為替による円安状況です。

経済評論家の話では1ドル/105円との声も出てきている。これはつまり円の価値が下がることを意味する。
現在アベノミクスによる経済政策の量的緩和政策で100兆円規模の日銀による金融政策を実施しているが、
それにより物価上昇2%を達成できたとしても、こうも相対的に貨幣の価値が下がってしまっては
世界における日本の経済大国としての意義が失われてしまう。

IMFは如何なる国の為替安による経済回復を認められないとしている。そして日本の消費税を16%まで
引き上げるように提案している。 世界は日本製品を買いたいのではなく、日本に物を売り付けたいのだ。
既にアベノミクスは失敗であったと言っても過言ではない。内需構造が崩れ国民ばかりではなく
世界からも睨まれてしまっては四面楚歌の状況です。

いとも容易に為替安は自動車などの輸出業の利益に拍車がかかるから好材料だとの見方も
すでに自動車製造業の多くはは海外に移転しているために納得できる言い訳ではない。
ましてや海外からの石油や資源を買うことが困難になる為に国内経済の生産トルクが下がることが予想される。

つまりはGDP経済成長率より、実質GDPより、名目GDPの推移が注目される2014年度の経済状況です。
今年の名目GDPの結果によっては日本の更なるデフレ経済からの脱却が問題視される。
不況というトンネルを抜けたその先はアベノミクスの後遺症という地獄であった。



コメント
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