昨日は、白老町にある、
社会福祉法人ホープを訪ねてきました。
社会福祉法人ですが、国や町の助成だけに頼る事無く、自ら様々な事業を開拓して営業されています。最初の焼き菓子は、ホープの事業部である、フロンティアで生産された有精卵とおおうば百合の粉を使用して、フクロウ(アイヌの村の守り神)の形に仕上げられています。とても酷のある、深い味わいのお菓子です。
この他にも、自生しているイタドリを利用した、お茶と入浴剤も製品として開発されています。
このイタドリの他にも、薬草としてアイヌに伝わる野草は沢山あります。
現在、アイヌ伝統の酒・カムイトノト(原料はヒエと米麹)とピヤパの甘酒(ピヤパはヒエのアイヌ語)を販売されていますが、製造は酒造会社に委託して販売だけ行っています。
今回、相談を受けたのは、この原料になるヒエとキビを栽培したい、という話でした。畑は既に用意されていて、同町内にある、アイヌ民族博物館の中に、売店も所有しています。栽培さえうまく軌道に乗ってくれれば、雑穀栽培という新たな農業事業が確立することになります。雪が融けて春になったら又畑など見せて頂く予定です。微力ながらお役に立てれば嬉しい限りです。