暁庵の茶事クロスロード

茶事が好きです。茶事の持つ無限の可能性に魅了されて楽しんでいます。2015年2月に京都から終の棲家の横浜へ戻りました。

三宅八幡から圓通寺へ-1

2014年05月25日 | 京暮らし 日常編
緑風に誘われて、外へ飛び出しました。

次のようなコースで、三宅八幡宮から最終目標地は圓通寺でした。

   京都バス(大原行)~三宅八幡宮~徒歩40分~実相院~徒歩3分~
   岩倉具視幽棲旧居~徒歩40分~妙満寺~徒歩15分~圓通寺~
   徒歩15分~深泥池~徒歩5分~深泥池バス停~市バスにて帰宅



            (三宅八幡宮の大鳥居・・ここからの参道が好き!)

                 
念願の三宅八幡宮へやっとお詣りすることができました。

恥ずかしながら、京都に住まいしてから3度も大怪我をしています。
幸い命に別状はないものの、2度目の時に、ついTYさんにこぼすと
「一度、三宅八幡宮へ怪我の無いようにお詣りせんとあかんね」
と貴重なアドバイスを頂きました。先月、転んで三度目の怪我があり、
・・・「もうこれ以上、怪我をしませんように」  いたします!

               

              
                  「願いごと」が書かれたよだれ掛け  

三宅八幡宮は「虫八幡」といい、子供の疳の虫除けの神様として
篤い信仰をあつめています。
神前にはよだれ掛けがいっぱい奉納されていて、
書かれた願いごとを読んで胸が熱くなりました。
「心おだやかにやさしく美しく育ちますように・・」
「夜泣きがなくなりますように・・」

国の重要有形民俗文化財に指定された絵馬を拝観しました。
全部で124枚、幕末から明治のものです。
京都市内から三宅八幡宮へ詣でる子供たちの行列が何枚も、
多いものでは1つの絵馬に600名の子供が描かれていました。

             

絵馬には子供の無事息災を願う親心がひしひしと感じられます。
着飾っている子もいれば、普段着の子も、付き添いの大人たちは
丁髷だったり、断髪もあり、古き時代の風俗習慣を今に伝えています。
行列の中に七宝焼で名高い並河靖之氏の名前とお姿を発見!

             

三宅八幡宮は鳩が神の御使いです。
狛犬の代わりに鳩、実在の鳩も餌をついばんでいます
「鳩餅」の看板に惹かれて、門前の茶店でお茶セットを頂きました。
「鳩餅」は鳩の形、聖護院八ッ橋のようなニッキ味の素朴な餅です。

             

花の香りを含んだ風が気持ちよく吹き渡る日曜日の昼下がり、
スーパーで買った行楽弁当を、公園の藤棚の木陰で広げました。

次に訪れた実相院(左京区岩倉上蔵町)は天台宗の門跡寺院、
東山天皇中宮・承秋門院から賜った大宮御所が客殿として現存しています。

             
             
             
                    実相院門跡にて

この客殿の「滝の間」の床に反射する「床もみじ」が超有名です。
秋は凄い人出らしいですが、日曜日だというのに閑散としていました。
青葉の床もみじもなかなか好いものです・・・。
                                   

         三宅八幡から圓通寺へ-2へつづく


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