暁庵の茶事クロスロード

茶事が好きです。茶事の持つ無限の可能性に魅了されて楽しんでいます。2015年2月に京都から終の棲家の横浜へ戻りました。

京都の風物詩 古本市へ

2014年05月03日 | 京暮らし 日常編
              春の古書大即売会 (みやこめっせにて)

「京都に住んでみて市が多いことに驚いた」と前にも書きましたが
古本市もその一つです。

近所のスーパーに月2回古本の店が出て重宝していますが、
京都古書研究所主催の次の3つの古本市が有名で、
京都の風物詩となっています。

 ① 春の古書大即売会  5月1日~5日  京都市勧業館・みやこめっせ
   (GW中なので全国から古書好きが参集します。疲れたら近くの疏水や
    平安神宮の新緑も楽しめます)

 ② 下鴨納涼古本まつり 8月11日~16日  下鴨神社・糺の森
   (大文字まで行事がない期間なので、楽しみにしていますが、
    暑い!です。団扇必携、それと夕立が多いので・・・)

            
            
             下鴨納涼古本まつり (下鴨神社 2012年8月)

       
 ③ 秋の古本まつり   10月30日~11月3日 百万遍・知恩寺
   (読書の秋にそそられるイベントですが、茶会で忙しい時期です。
    児童書コーナーもあり、紙芝居、絵本ライブも楽しそう・・・)

            
            
             秋の古本まつり (百万遍・知恩寺 2013年11月)

   
みやこめっせで開催中の「春の古書大即売会」へ出かけてみました。
出店の数は約50軒、京都市を中心に奈良、大阪、岡山からも出店しています。

久々に本を物色できる楽しさに時間があっという間に過ぎてゆきます。
興味の対象が全く違うので、1時間後に主人と待ち合わせ、
それでも足りずにもう1時間延長しました。
切りがないので制限時間を設けたのは大正解かな?

その中の1軒、素敵な絵が隠すように置いてあって、目に留まりました。
サインを見るとFujita、藤田嗣治のデッサン画でした。
もちろん売り物だそうで、
「持ってきていませんが、他にもこんな絵があります・・・」
と手持ちの絵の写真を見せてくれました。
とても気に入りましたが、お値段が・・・・ふぅ~(ため息)。

            
                春の古書大即売会で物色中

「そうだ、古本市なのだから本に徹しよう!」
気を取り直して、茶道関係の本が並んでいる本屋を見つけ、4冊購入です。
 「やきもの入門」(田賀井秀夫著)
 「茶杓物語」  (初版 徳力富五郎著)
 「四季の茶画」 (中村渓男著)
 「日本の名随筆24-茶-」(中里恒子編)

古本だから定価より安いはず・・・と思い込んでいたのですが、
「茶杓物語」は初版本なので定価を上回っていました。
名杓と取り合わせの茶道具の写真が素晴らしく、すぐに読みたい本です。

            

プレゼント用に手に取った「面白半分」(筒井康隆編集)という月刊誌、
昭和52年7月号と8月号の2冊をお買い上げです。
(これも定価300円が500円にアップの希少本(?)でした・・・)
ビデオ「エトロフ遙かなり」のお礼にどうかしら?
送る前にちらちら読みながら、何度笑い転げたことか・・・(オモシロイ!)
映画狂らしき寄稿者も多いようなので、気に入ってもらえるかな?

                              

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