暁庵の茶事クロスロード

茶事が好きです。茶事の持つ無限の可能性に魅了されて楽しんでいます。2015年2月に京都から終の棲家の横浜へ戻りました。

終い天神と茂庵

2013年12月29日 | 京暮らし 日常編
                        終い天神の賑い

12月25日、クリスマスのこの日は終い天神でもあります。
9時過ぎに家を出て、北野天満宮へ向かいました。
終い天神なので、いつもより人出も出店も多いようです。
目的は、もちろんお茶に使える掘り出し物、珍しい物がないか、
ぶらぶら店を覗きながら探すのが超楽しい!です。
それに、そろそろ正月用品も買い調えなくっては・・・。

           

陶片のアクセサリーを売っている店で、面白いものを見つけました。
茶碗や鉢の底の部分で、周りの陶片を切り取った残りだそうですが、
丸い伊万里の鉢底に惹かれるものがありました。
先日の淡路島の茶事で、海揚がりのような陶片が灰皿に使われていて、
印象に残ったせいかもしれません。
何に使うか、用途がはっきりしないのも、考える余地がありそう。
ちょっぴりまけてもらってお買い上げです。   

それから、水指を買いました。
侘びた風情の瀬戸で小振りのサイズが気に入りました。
同じお店で根来風の丸盆、少し塗りが剥げかけていますが、
時代を経たものの味わいとしましょう。
主人は水墨画に使う小皿を探していて、見つけたようです。

最後に、正月用の干し柿、干し芋、餅花を買いました。
松竹梅のお飾り付きの餅花で、新年を迎える勢いをつけたいものです。

    
                          茂庵

市中の山居・茂庵でTYさんとクリスマスランチの約束があったので
主人と途中で別れ、吉田山の山上の茂庵へ急ぎました。
TYさんの勤務先がキリスト教に関係しているので、
今日は特別のクリスマス休暇だそうです。

茂庵はTYさんと初めて出逢った場所でもあります。
人気店でいつも混んでいますが、年の瀬の平日なので、
人が少なく静かでした。 寒い時期がお薦めです。

     
   ステキな灰皿            外の腰掛待合          

ランチメニューは月替わりですが、
この日のランチはポークシチュー、切干大根のサラダ、
プルーンの紅茶煮、パンのセットでした。

           

左大文字が見える山並みを眺めながら、ランチと会話を楽しみました。
こんなクリスマスの日の過ごし方も京都らしいかな・・・。

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