暁庵の茶事クロスロード

茶事が好きです。茶事の持つ無限の可能性に魅了されて楽しんでいます。2015年2月に京都から終の棲家の横浜へ戻りました。

ブータンの旅 (1)

2010年09月21日 | ブータンの旅-2010年9月
4月のある日のことです。
札幌在住のMさんから次のようなメールが届きました。

「この9月に10日間ほど年休をとってブータンに行こうと思います。
 今のところ1人です。
 昨年7月より友人のYさんがJICA(国際協力機構)派遣で
 ブータンの首都ティンプーに滞在しています。

 幸福度指数世界1、戦乱のなかった仏教国を見にご一緒しませんか?
 来年から滞在費が一日5千円位値上がりするようですが、
 現在は、一泊200ドル(宿泊費、食事、車、ガイド、運転手など含む)です。
 体力のあるうちに、遠方の国へ行きませんか?」

Mさんとは一緒にスリランカやカンボジアへ行ったことがあり、
気心の知れた友人です。
ブータンは私にとって全く未知の仏教(密教)国であり、
Yさんが駐在しているのも心強く、彼女の仕事振りも興味深く
「体力のあるうちに・・」という最後の一言でブータン旅行を決めました。
・・とは言うものの、Mさんは仕事で忙しいらしく、
私は直前まで夏期講習会に没頭していたので
ブータンについて調べたりする時間が取れませんでした。

Yさんの紹介で、ブータンの旅行会社シデ・ブータンの青木薫さんが
私たちの意図を汲んで旅行スケジュールを練り上げてくれました。
Mさんはオグロヅルなどの自然観察とツェチュ(寺院の祭り)見学、
私は軽いハイキングや工芸品との出会いを希望しました。

ブータン政府は外国人観光客の受け入れに一定のルールを決めていて、
国内移動は全て車、1泊200ドル(割引、割増あり)の公定料金制度です。
全行程の宿泊地や経由地を確定しておかないと、ビザが取れないそうです。
「とにかくゆっくりのスケジュールでお願いします・・」
これが大正解でした。

9月11日、バンコック5:50発(現地時間、日本との時差-2時間)の飛行機に3時間乗り、
ブータンのパロ空港へ7:50(現地時間、日本との時差-3時間)に到着。
・・・と思ったら、なかなか飛行機から降ろしてもらえません。
30分ほど待たされてやっと降ろしてもらえましたが、
そこで初めてカルカッタへ着陸したことを知りました。
天候不順で山間のパロ空港へ降りれないので、ここで天候の回復を待つとのこと。

・・そういえば窓から見た景色は大きな川が蛇行して流れ、
雨季の洪水のせいか、川幅が異常に広くなっていました。
あれはインドの川(フーグリ川?)だったのだ・・・。
町並みも大きく、カルカッタと聞いて全て納得です。

空港ラウンジで待つこと、5時間。
再びカルカッタから1時間飛び、パロ空港へ15時頃到着しました。
シデ・ブータンのガイドのキンレイさんと運転手のダモンさんが
笑顔で迎えてくれました。

その日の「パロ」での見学はカットして、今夜の宿泊地「ハ」へ向いました。

        (2)へ続く                     


             

    写真は、「ハの商店、伝統建築の建物がステキです」
         「夜明けのハ谷、ハの町の標高は2730mです」

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