記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

朝ドラの道頓堀風景と似てる?雑餉隈駅そばの銀天町風景

2020年12月17日 22時45分52秒 | ひと駅ノスタルジー

放送中のNHK朝の連続テレビ小説「おちょやん」を観ていて、大正時代の道頓堀を再現したセットの風景になんとなく既視感があるなぁ、とぼんやり感じてました。1枚目の写真は昭和初期の道頓堀の絵葉書。

先日、雑餉隈駅そばの銀天町商店街(福岡市博多区)を過去に撮影した写真をみていて、その原因が判明しました。上の写真は雑餉隈駅前から2009年に撮影した写真です。

道頓堀の当時の絵葉書の印象以上に、銀天町商店街の風景が印象にあったようです。というのも、11月27日に企画をお手伝いしているFBSめんたいワイド「ひと駅ノスタルジー」雑餉隈駅編のロケを行なっていて、ここ数ヶ月は何度も界隈を下見しました。放送は来週、2020年12月21日(月)16:25頃からの予定です。

元々、隣接する諸岡6丁目には1990年代に6年ほど住んでいたことがあり、雑餉隈は散歩&買い物でよく歩きました。今回のロケでは、高架化工事が進む雑餉隈駅とJR南福岡駅の間のまちの歴史を辿っています。ここで創業したスーパー2つ、マルキョウ&江島屋の話題は随所で出てきましたし、放送日に合わせて12月のこの街ならではの写真パネルで展開しています。

それにしても、「おちょやん」の道頓堀のオープンセットはいいですね。大正初期から中期、後期へと舞台が移行するなかで少しずつ華やかさが増しているのもわかります。手持ちの明治末から大正・昭和初期の道頓堀の絵葉書は15枚ほど。それを時系列に並べると、いろんなことに気付きます。

大正初期の道頓堀、ドラマのセットよりも実際はもっと賑やかだったのではないでしょうか。建物も当然ながらセットよりも立派ですし。上の写真は、1911(明治44)年に開催された日英大博覧会に絡むアサヒビールの旗が掛かっていますので、明治末か大正初期と思われます。

上の写真は同じく大正初期の朝日座前。かなりの賑わいですが、まだ人力車が見えますので大正中期以降ではありません。いずれにしても、いろいろと発見があり、絵葉書を観察する楽しさも提供してもらい、ドラマを楽しんでいます。

 

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LOVE FM 76.1MHz 「JAL九州歴史ロマン街道」2020年4月より9月まで第2クール放送(毎月第3・第4・第5土曜日13:00〜13:30)。コロナ禍の影響で一旦放送は終了されました。

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