博多湾つれづれ紀行 益田啓一郎のブログ

博多湾に面した福岡市を拠点に、仕事にプライベートに活動する日々を綴ります。趣味の吉田初三郎話や郷土の旬ネタも満載!

吉田初三郎の蘇江画室解散と印刷技術+月桂冠

2007年03月31日 22時42分55秒 | 吉田初三郎
 昭和11年初頭、蘇江画室は解散され、弟子達の多くは独立する こととなった。大正11年に当時初三郎の会社であった大正名所図 絵社専務だった小山吉三が、初三郎に内緒で会社とは別に営業をし、 最も有力な弟子であった金子常光らを誘い独立する下りがある。そ の事件とこの時期の多くの弟子達の独立をダブらせて考えるのが、 研究者の間でも常識化しているようだが、その辺は少し事情が違う ようである。  和多田印 . . . 本文を読む
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吉田初三郎と京都の老舗・和多田印刷との関係

2007年03月30日 18時09分51秒 | 吉田初三郎
 吉田初三郎の研究の中で、私が最も力を入れているのは印刷美術 との関係である。初三郎は大正初期から昭和30年に亡くなるまで の45年間、印刷技術の進化の中で自身の活動を継続していった。 当初は石版印刷(リトグラフ)の中での版画的・浮世絵的な表現を 模索し、大正12年の関東大震災以後進むオフセット印刷(現在の 主流印刷手法)に切り替わる過程、そして単色重ね刷りによるカラ ー表現から、絹本原画をその . . . 本文を読む

選抜大会の代表校と初三郎鳥瞰図

2007年03月29日 16時02分46秒 | 吉田初三郎
 春の選抜高校野球、気が付くとどうしても郷土勢(九州・山口) を応援している。今回は地元福岡県は大牟田高校が早々と(初日) 負けてしまったが、他はなかなか頑張っている。今回の出場校の 名を見ると、多少強引ではあるが吉田初三郎が都市図を描いた地 が多いことに気づく。特に今年の九州・山口は宇部商や都城泉ヶ 丘、大牟田など何れも描かれている。  今日掲載したのは、その中の昭和26年に描かれた都城市鳥瞰 . . . 本文を読む

植木等の訃報から笑いの系譜を辿り、なぜか博多湾鉄道の話に!

2007年03月28日 21時16分41秒 | 鉄道
 今日の福岡は久々の快晴だった。昨夜のニュースで植木等の訃 報を知り、今朝は各局の回顧VTRを熱心に観た。私も妻も世代 的にはリアルタイムで「無責任」シリーズを知る世代ではないが、 芸能・音楽好き一家として(笑)自宅のライブラリーにはクレイ ジー・キャッツのCDやDVDが並び、平成2年だったか紅白歌 合戦の映像を録画していたと思い、古いビデオを倉庫に入って探 した。  いかりや長さんの訃報の時も . . . 本文を読む

もうすぐ生還、世界一周と初三郎トレース図

2007年03月27日 21時59分28秒 | 吉田初三郎
 第2・第4火曜日は朝7時からの共創マーケティング研究会と いう勉強会に出席している。独立前からだから、もうすぐ10年 目に入る。座長は石村萬盛堂の石村社長、毎回10~20名の参 加で映像を観たあとに懇話形式で様々な意見交換を交わす。  主参加メンバーのうち、栢野氏は昨年4月から家族で世界一周 行脚の旅に出掛けていて、もうすぐ日本に帰ってくる。小学生の 息子2人を一年休学させて、奥さんと4人での . . . 本文を読む

肥前名護屋城の浪漫、そして地震の記憶

2007年03月26日 19時33分03秒 | Weblog
 昨日の日曜日、佐賀県唐津市「県立名護屋城博物館」の企画展 「近代のまなざし~絵葉書の中の朝鮮半島」を観に行った。絵葉 書文化や朝鮮半島絵葉書の研究をしている浦川氏の担当した企画 展で、絵葉書会にもよく顔を出す古館氏のコレクションも含まれ ていた。昨日が最終日だったので、すぐ近くにある呼子朝市と合 わせて出かけたのだ。呼子の朝市は日本三大朝市に数えられる、 魚介類中心の市である。  展示された絵 . . . 本文を読む

博多湾周遊絵巻の製作で気づいた、大正広重・吉田初三郎の功績

2007年03月25日 00時00分09秒 | 博多湾
 昨日23日の西日本新聞夕刊の博多湾特集に、絵地図作家・村松 昭作「博多湾周遊絵巻」も取り上げていただいた。一昨年、東京 の村松さんを招聘して描いていただいた作品である。3月20日は 福岡県西方沖地震から2年の震災記念日であったが、2年前の3 月といえば22日に玄界島への上陸取材で絵地図製作のための踏査 取材を完了する計画であったため、最大の被災地となった玄界島 へは渡ることができず、唯一現地踏査 . . . 本文を読む
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山口県に残る初三郎絹本原画(つづき)

2007年03月23日 23時52分23秒 | 吉田初三郎
 今日は朝7時から仕事で休む間のない日であった。明日の土曜 日が雨と聞き、本当は菜の花と桜が開花した、もうすぐ廃線とな る西鉄宮地岳線区間を改めて撮影に行きたかったが、当然ムリで ある。この時期は毎年学校案内など教育関係の仕事のピーク、加 えてWEBサイト製作依頼も集中し、3月はとにかく忙しい。  普通であれば私のような仕事は、広告代理店や印刷会社から仕 事を受けるのであるが、私は独立時からそれ . . . 本文を読む

天覧作「景勝山口全県図」の制作過程

2007年03月22日 22時26分26秒 | 吉田初三郎
 サイトを回遊していて初三郎ポスターを今も活用されている、 俵山温泉・松屋旅館さんのブログに着いた。今日は松屋さんのあ る山口県の原画について書く。  昨日の日記に書いた初三郎「景勝山口全県図」絹本原画は、山口 県旧県庁舎の会議室に掲額されている。図には「昭和22年菊花 の秋 初三郎」と記され、これは戦後唯一の天覧作となっている。  この図製作のための現地踏査取材は、昭和22年9月24日より . . . 本文を読む
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吉田初三郎「菊池戦績図(熊本・菊池市)」絹本原画を確認

2007年03月21日 21時10分39秒 | 吉田初三郎
 昨日、ブログを書き込んだあとに改めて初三郎の「佐敷日記」 を読み返した。日記の初日は昭和22年3月20日。つまり丁度 60年前の同じ日であった。偶然というか、たまたまこの日は初 三郎の原画探索の続きを書こうと気楽に思いついたのであるが、 これは初三郎の念が訴えかけた必然ではなかろうか、と単純な私 は考え、21日の朝起きて鯛生金山と菊池神社へ行くことにした。  なぜ菊池か、それは初三郎60年前の . . . 本文を読む
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吉田初三郎の軌跡を求めて~熊本篇

2007年03月20日 22時06分19秒 | 吉田初三郎
 定期的に吉田初三郎が九州・山口地区に残した絹本原画を観て 回っている。未見でこの春に確認したい原画のひとつに、玉名市 の原画がある。数年前に廃業した玉名・立願寺温泉の紅葉館の大 広間に掲げられていた戦前の原画で、地元の博物館関係者のもと へ渡っていると聞く。尾道市の原画と同じく保存状態が悪いとの ことで、未公開なのだそうだ。  この図の印刷折本は「立願寺温泉(昭和10年)」である。初 三郎の観 . . . 本文を読む
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日本最後の城・旭城と宇島鉄道

2007年03月19日 18時19分36秒 | 鉄道
 日本で一番最後に出来たお城は、私の実家のある豊前市にある。 豊前小笠原新田藩の居城としての築城はなんと明治2年だ。その たった1年数ヶ月後に廃藩置県となり、居城も廃城取り壊しとな った悲運の城である。  で、私とその城の関係はというと、実は養父の家はこの城が築 城された一帯を納める豪農であった。築城への領土提供、労働力 提供などにも関わっており、養父の実家は解体した城の木材で建 築され現在も母 . . . 本文を読む

西鉄宮地岳線の旅、地図と一眼レフデジカメ大活躍!

2007年03月18日 00時00分27秒 | 鉄道
 今日は予定通り西鉄宮地岳線の3月末廃止区間へ、撮影に出か けた。朝からキレイな青空。ずっと悩まされ続けてきた杉花粉も そろそろ終わりの時期で、体調は久しぶりに良い。地下鉄経由で 貝塚から宮地岳線へ乗り換える予定だったが、残念なことに午後 一に仕事の打合せが入ってしまい、時間短縮のため結局車で移動 することにした。  宮地岳線のダイヤは約10分に1本電車が通る。単線なので、 車での移動が実は無駄 . . . 本文を読む

西鉄百年と宮地岳線一部廃止とギンギラと不発弾!

2007年03月16日 22時46分49秒 | 鉄道
 西日本鉄道は来年が操業百年。資料提供で協力したり、早くも 来年の記念企画展も話を進めている。西鉄電車「コンパス」57 号(最新号)はこの3月末で一部路線が廃止となる宮地岳線の特 集である。連日、鉄道ファンが撮影などで押し掛け賑わっている ようだが、私も撮影に行きたくてウズウズしている(笑)。この 時期は毎年、一年で一番仕事が忙しい季節なので、この状態がす でに2ヶ月続いているのだからたまらない! . . . 本文を読む

演劇「地獄八景浮世百景」最高!

2007年03月04日 19時02分55秒 | 演劇・音楽
昨日3日桃の節句、娘と一緒に楽しみにしていたG2の新作演劇 「地獄八景浮世百景」を北九州へ観に行った。芝居好きの家族で あるが、この芝居は古典落語を元ネタにしたもので特に観たかっ た。松尾貴史、升毅をはじめ佐藤アツヒロや高橋由美子らが絶妙 の間とセリフ廻しであっという間の2時間30分であった。 http://www.g2produce.com/other/ukiyo/ 千秋楽を翌日に控えた、観 . . . 本文を読む