梅さんのかわら版.umelog

笛吹市・桃の花

心のサプリ~感情の伝染

2020-11-22 16:38:40 | 日記・エッセイ・コラム

トランプ氏の高圧的で、攻撃的な態度に、
アメリカの人々がどのように影響されたか…
この4年間での影響を思うと胸が痛む…  

このような文章で始まる海原純子さんの今日の「心のサプリ」は、
とても勉強になった。

トップがパワハラをすればその部下に広がり…
父親や母親の態度が乱暴で相手を馬鹿にしたり、見下したりすれば、
子どもたちにも影響して同じような態度で人に接するようになる。
感情は伝染すると言うのだ。

怖いことだが、海原さんは医学博士で、このことについては、
多くの研究があるという。
脳のミラーニューロンシステムの存在が取りざたされているそうだ。

趣味の同好会や文化教室でも同じことが言える。
大小にかかわらずトップの人間は、
自分の言動に気を付けなければならないだろう。
知らず知らずのうちに自分の感情が移ってしまうのだ。

礼節を欠いて相手の人格を否定するような言動で接せると、
その態度は皆に影響し、その場は荒んだものになる。
確かにこのようになんだか居心地の悪い場所はある。
それは、その場のトップが影響していたのだ。

長~く続いている趣味の会があるが、
そういえばトップがとてもいい…
誰彼となく平等に接し、面と向かって駄目と言わず、
暗に分かるように指導してくれる。
この会には嫌な人は誰もいないし、
いつもとても気持ちが良い。

自分がトップの会も幾つかある。
いつも気を付けているのは、
皆が気持ちよくいられるように配慮することだ。

長くやっていると、皆の輪を乱す人も出てくる。
どうにもならない時は、思い切って大なたを振るう。
辞めてもらうのだ。トップの毅然とした態度も時には必要だと思う。
海原さんのこの記事を読んで、これでよかったのだナとホッとした。

人格を否定された記憶は脳にインプットされるが、
それを救済するのは良い記憶だという。
自分がされたら嫌なことは誰でも嫌なのだ。
伝えるのは温かい言葉、気分を良くする清々しい態度。
トップでなくても日頃より気を付けたいことだ。