俳句・短歌の読み

季節はすっかり冬へと向かっている
鳥や虫たちはもう冬ごもりに余念がない

今週の毎日歌壇の加藤治郎先生（選者）が選んだ一席に、
こんな歌が載っていた

「廃校の茂みの中に立ちすくむ肌の爛れたつめたいこども」　世田夏雪

皆はこの歌をどのように解釈というか、読み取っただろうか…
umeさんは、それほど深く考えないで、どこか廃校になった校庭の情景かなと思った
だが、加藤先生の解釈は、想像だにしなかった深い深い読みだった

「その肌は大惨事があったことを想像させる。」
「永遠にたちすくむのだ。」<評>抜粋

これを読んだ時、鳥肌が立ったのだ
爛れた=大惨事　
福島か、或いは世界で起きている戦地の風景か…
そこに立ち尽くしている冷たいこどものブロンズが立ち上がってくる
そこまで、読み取れることに歌人の凄さを知った

umeさんの俳句の句会では、毎回毎回良いと思った句を選び、
どこが良かったのかなどの感想を言う
だから、読みには慣れているが、そこまでは読み取れなかった

この歌の凄さは、ただそこにあるがままのことを詠っただけだ
だが、その「肌の爛れた」「つめたいこども」と言うこの表現は、
なかなか出てこないだろう

世界への道は遠い～金スマ社交ダンス企画

浅田舞＆蜷川博信組　ルンバ

久しぶりの金スマ社交ダンス企画に、浅田舞と蜷川博信組が登場した
二人が出場した競技会は、9月11日に行われた、
「２０２２ダンススポーツグランプリｉｎ仙台」
全日本選手権シニアⅠ ラテンという種目で出場者は12組

ダンスに取り組んでまだ3年という短い間に、超スピードで躍進した
下地には、フィギュアスケーターという経験があるが、
この躍進には、競技会の主催者であるJDSFの後押しがある

今回出場するに当たり特訓を行ったのは日本のトップ選手の山本組と大西組
大西組はまだ若いけどジュニアから始めているので、経験年数はある
この日も応援に駆けつけていたが、自身もグランプリ　スタンダード種目に出場していて
準優勝だったが、その後11月の三笠宮杯では優勝している


浅田舞＆蜷川博信組　チャチャチャ

金スマをみていると、大西組達の特訓が半端ではない
やっぱりトップになるには、あそこまで鍛えるんだと感心した

今回、浅田組は第5位だったけど、それでもよくやった方だろう
その後どうするかは、あいまいだったようだが、
その後、大きな大会に出場している
結果も分かっているが、それまでお楽しみということにしょう！！

プレバト俳句～ピザ窯

題：ピザ窯

　　石窯の煤切れを待つ雪催（添削後）　北山宏光(Kis-My-Ft2)

1位70点 高瀬愛奈(日向坂46)
　　　　　冬銀河打ち上げピザはナポリ風
2位55点 渡辺満里奈
　　　　　400℃火の如赤き父のセーター
　　添削　ピザ窯の火のいろ父のセーターは
3位30点 坂井良多(鬼越ﾄﾏﾎｰｸ)
　　　　　炭ドームチーズとトマトの一騎討ち
　　添削　ピザ窯はチーズとトマトの一騎討ち
4位15点 大貫勇輔
　　　　　炭火前早く運べとサラミの目
　　添削　炭火爆づピザのサラミは目のごとく

名人の句
◆北山宏光(Kis-My-Ft2) 現状維持
　　　　　雪催煤切れを待つ耳赤く　
　　添削　石窯の煤切れを待つ雪催
◆馬場典子　現状維持
　　　　ピザカッターの先に居るずわい蟹
添削1　ピザカッターの先にずわい蟹のかたまり
　添削2　ピザカッターの先にずわい蟹のこんもり
◆梅沢富美男　永世名人48句で掲載ボツ
　　　　ピザに焼く上顎の皮雪催
添削　ピザに焼く上顎　雪催しんしん

今回は題から離れてしまったものは、題に戻され
何を言っているのか分からないものは、分かるように添削された
夏井先生の本も良いが、今までの才能有りの句と才能無しの句の違いや、
添削されてきた句の、前と後を見て勉強する方が参考になると思う

毎日新聞に毎日連載されている、坪内稔典さんの季語刻々が本になり、
9月に発売された

この本は、「俳句の季語は、何時も時代から遅れている」ということで、
同じ季語の俳句の「今」と「むかし」が並列して載っている
この中で稔典さんは、「今の最新の言葉に眼や耳を向け、
インターネットのある暮らしが日常化した今、
インターネットに関わる言葉などを俳句に取り込むとよい」
と言っている
今は季語でなくても、多くの人が使うようなると、
季語として認められるようになるということだろう

プレバト俳句では、Kis-My-Ft2のメンバーがこれに挑戦している
若者に期待したい

「金スマ」社交ダンス企画

久しぶりに「金スマ」の社交ダンス企画が放映される

以下届いたメールの紹介

2022年11月25日（金） 20:57～22:00　TBSテレビ 「金スマ」にて
社交ダンス企画が放映予定です。

番組内容として9月開催の2022 ダンススポーツグランプリin仙台の
模様が放映予定です。


番組ホームページ
https://www.tbs.co.jp/kinsma/

童謡コンサート

kiiちゃんのを連れて童謡コンサートに行って来た

今、保育園ではコロナに感染する園児が多くて、
一週間ほど、休ませることにしたのだが、
うまい具合に、このコンサートに間に合った

童謡歌手の雨宮知子さんは、一宮町出身で、
何と、このコンサートは無料で開催された

kiiちゃんは、最近赤とんぼを好きで歌っているので、
前もってリクエス曲として、出しておいたところ、
名前と曲が紹介されて、歌ってくれた
良い記念となった

このコンサートは、自身の発表というより、
皆で童謡を歌いましょう！！という内容だ
だから、歌詞カードが配られて、それを見ながら歌う♪

園児はあまりコンサートは入場できないが、
この童謡コンサートは、年齢関係なく入れる
kiiちゃんは、とっても大きな声で歌って、会場を沸かせていた

Xmasイルミネーション点灯＆みぃしみた人

大安の日に、クリスマスイルミネーションの飾りつけをした
もう20年近く飾っている
その中の一つ、スノーマンは輸入雑貨店で購入した
まぁそれが始まりで、だんだん増えたのだが、
最近は室外用の大型の飾りが何処にも売っていない

今年は、みぃしみた人が、みぃしみた仕事をしてくれた
何時もいい加減に飾って、いい加減に点灯して、
いい加減の時期に撤去した
それが、大安の日に飾り、点灯式をして、その日はお祝いの食事をした
なんとみぃしみたことだろう


山梨日日新聞の日曜の風林火山に、「みぃしみた」記事が載っていた
「みぃしみた」とは甲州弁で、「仕事もしっかりするし、考え方もしっかりしている人」
という意味だ　
今はあまり使わないが、ある程度の年齢の人は使ったことがあるだろう
「あの人はみぃしみてるねぇ」というのは誉め言葉だ
風林火山は、政治家に対しみぃしみて仕事をしてくれという叱咤激励の記事だが
本当に、改めてこの甲州弁にふれ、みぃしみて日々過ごそうと思う

俳句の季語に「身に染む」というのがある
秋が深まりものの哀れや秋冷がしみじみと感じられることをいう。
同じような言葉だが、意味が全然違う

プレバト俳句～神宮外苑の銀杏

足踏みを五回枯葉の音愉快　　森口瑤子

題：神宮外苑の銀杏
1位70点 二階堂高嗣(Kis-My-Ft2)
　　　初霜やオーディション会場不安
2位63点 大友康平
　　　肩ぐるまズシン嬉しや日脚伸ぶ
添削　肩ぐるまズシンと嬉し日脚伸ぶ
3位60点 小倉優子
　　　秋夕焼5kmポストの兄を追う
添削　ゴールは5km兄を追う秋夕焼
4位35点 ユースケ(ﾀﾞｲｱﾝ)
　　　黄葉が頬にうつりし無邪気顔
添削　子は駆ける銀杏黄葉の只中を


名人2段へ1ﾗﾝｸ昇格 ★森口瑤子
　　　足踏みを五回枯葉の音愉快
名人10段★2へ1つ後退 ★千原ジュニア
　　　銀杏落葉やカチンコの渇いた音
添削　カチンコの渇きや銀杏落葉霏々
永世名人48句で掲載ボツ ★梅沢富美男
　　　吾子踏みぬ銀杏落葉の無尽なり
添削　銀杏落葉歩きはじめた子に無尽


神宮外苑の銀杏もいいが、地方には沢山の紅葉スポットがある
これは、笛吹川フルーツ公園の紅葉
銀杏と言えば県立美術館の銀杏が綺麗だ

こういったお題が出た時に、真っ先に何を思い浮かべるかだが、
名人たちは、自分の見て来た又経験したことを詠んでいる
日常の生活の中に、しっかり自然や動物たちに心を寄せていると、
こういう時にそれが活かされる

こんな有名な歌がある
金色のちひさき鳥のかたちして銀杏ちるなり夕日の丘に 　与謝野晶子

銀杏というとこれを真っ先に思い浮かべる

　金色の銀杏散るなり晶子展　　ume

これはumeさんが7～8年も前に作った句だが、
県立美術館で与謝野晶子展が開催されていた時に詠んだものだ
銀杏の黄葉が見事だった
町子先生の特選を頂いて、嬉しかった記憶がある
晶子の歌を踏まえた、本歌取りの句だ

田舎というのは、都会に比べ俳句の材料の宝庫といえる

枯露柿の初お目見え

毎週火曜日は、趣味の会の練習日
行った途端に、枯露柿の差し入れがありなんだかとっても嬉しい…
今、甲州市の松里では、枯露柿づくりの真っ最中
柿すだれは、今の時期の風物詩だ
これから空っ風に吹かれ、粉が吹けば出荷となる
これは、その前の、ちょっと柔らかい柿なので凄く甘いのだ

ハロウィンの南瓜は、文化祭に飾ったものをわざわざ届けてくれた
玄関が一気ににぎやかになった

さて今日は練習前に、雑談も交えて今後のスケジュールの談議だった
まだ、施設はボランティアを受け入れていないが、既に希望者の依頼が来ている

施設では、昭和の歌などが人気で、皆で歌っているようだ
それで、昭和の歌メドレーを作ろうということになった
青い山脈とかあざみの歌とか…
今年もあと少し、楽しみながらのサークルである

フエフキヌーボーフェスタ

今日と明日はフエフキヌーボーフェスタ！
みんなの広場に行って来た
ワインが一杯、小さいグラスで200円
いろいろな種類を飲み比べることが出来る
周りは、屋台がいっぱい出店していて、つまみには事欠かない


同時にYBSラジオ祭りもやっていて、
屋根施設では、朝から目いっぱいの出し物があって賑やかだ
ちょうど行った時は、
バンフォーレ甲府の山本英臣さんのトークが行われていた
熱心なファンがいるもので、ここでも青カラーが目立つ

キイちゃんは、朝からとても楽しみにしていて、
午前中の英語が終わった後、しっかりお祭りを満喫していた
輪投げやゲーム
タコ焼きに焼きそば
明日も朝から夕方まで楽しい催しが待っている

プレバト俳句～ドライブスルー

　　　旅人と我名呼ばれん初しぐれ　芭蕉

題：ドライブスルー
1位71点 RG(ﾚｲｻﾞｰﾗﾓﾝ)　星の入東風今夜の恋をくれた人
　　添削　星の入東風よ今夜の恋ひとつ
2位70点 矢花黎(7 MEN 侍)　助手席でポテト抱える息白し
　　添削　助手席へ渡すポテトや息白し
3位35点 勝俣州和　冬の朝我慢しきれずはしご芋
　　添削　ドライブスルー冬のポテトをはしごして
4位30点 松嶋尚美　初雪日湯気たつ郷まで道中宴
　　添削　初雪の道中楽し温泉へ

1つ後退 ◆横尾渉(Kis-My-Ft2)
　　　　冬の星信号待ちのポテト２本
　添削　ポテト２本信号待ちの冬の星
1つ後退 ◆藤本敏史(FUJIWARA)
　　　時雨るるやジュニアシートで待つポテト
　　添削　時雨またジュニアシートに待つポテト
永世名人48句で掲載ボツ ◆梅沢富美男
　　　　　小さき手のピクルスつまみ出す小春
　　添削　ピクルスはパパに小春のハンバーガー

ドライブスルーの兼題は難しかったのか、全ての句に添削が入った
そして、7句のうち4句がポテトを詠んでいる
どうしても写真があると、狭い範囲の発発想になってしまうのかナ
名人はなべて後退かボツ句になった、珍しいことだ

さて、今日は、藤本敏史名人の季語「時雨」について書いて見よう
　　時雨またジュニアシートに待つポテト　藤本敏史

たまたま、当日句会があり、兼題が「時雨」だった
時雨はさっと降ってあがり、継続し、しばらく降り続く雨。
冬の初めから中ごろ、山から山へ移動する。対岸は日が当たっていたりする。
句会の井上先生が資料を用意してくれたので、少しだけ載せてみよう
　
時雨と言えば芭蕉、芭蕉は12月11日に没しているが、
その日を時雨忌と呼ばれている
　　初時雨猿も小蓑をほしげなり　芭蕉
《初時雨の旅の厳しさと心の弾みを詠み、読者を風雅へ誘う。
人生の詠嘆から一歩出て、感覚的に時雨を詠む》

こういった背景を勉強することによって、季語の本質を分かってくる
この日出された時雨の句は一つ残らず井上先生が講評してくれた
様々な時雨のシーンが登場したが、
やはり最後は芭蕉に行きつくのかナと思う