梅さんのかわら版.umelog

笛吹市・桃の花

プレバト~妻を恋ふる歌

2020-11-30 02:46:49 | プレバト俳句

今回は、箱根の秋の景色で一句、紅葉が綺麗だ。

1位才能アリ 小手伸也 黒たまごほのめく硫黄冬の風
    添削 冬の風 硫黄ほのめく 黒たまご
2位凡人 髙橋ひかる 離れた手秋の夕焼け影映す
   添削 離れたる 手と手 秋夕焼の影
3位凡人 清水ミチコ 箱根路や車窓に忘れきし紅葉
   添削 箱根路の 紅葉置き忘れし車窓
4位才能ナシ 二階堂高嗣 莢蒾の実行きつけスナック愚痴る
   添削 莢蒾の実や スナックに こぼす愚痴
5位才能ナシ 橋本直(銀シャリ) 谿紅葉窓寄り気づき色個性
   添削 車窓過ぐ 濃きも薄きも 谿紅葉

プレバトもこれだけ長く続いていると、途中息抜きのような回がある。
今回はそのような回だ。
才能アリ以外はまだ俳句ともなっていない…
俳句の才能発掘番組でもあるので、たまにはいいか…

昇級試験は二人 志らくは現状維持、梅沢はボツ
 ★立川志らく 強羅のもみぢ宙に浮くマリア像
   添削 マリア像うかべ 強羅の谷紅葉
 ★梅沢富美男 真珠婚妻の手の染み冬紅葉
   添削 手の染みも 愛し紅葉の 真珠婚

志らくは今回も破調だ。箱根のマリア像を詠んだものだが、
ただ、映像を二つのフレーズでつないだだけという印象だ。
次回は5・7・5に挑戦するという。期待したい。

梅沢はスランプのようだ。今回もボツ…
一生懸命作ろうとしていることはひしひしと伝わってくる。
だが、あまりに真面目に作ろうとして発想が飛んでいない。
映像に忠実過ぎるのだ。
もし、紅葉→妻の手の染み→妻への労りと繋がったのなら、
手の染みを直接入れないで、妻への労り、感謝を入れればよかったと思う。
ではどのように作ればいいのか…

子どもや、父母を詠んだ句は多いが妻の句は少ない。
探していたところ、妻を詠んだ有名な俳人がいることが分かった。

 ”君在りて我ある日々やまたの秋” 折笠美秋

『折笠美秋(1934-1990)は新聞記者だった時に筋萎縮性側索硬化症にかかり、
全身の筋肉が不随になり、人工呼吸器で命を保つようになる。
目と口は動かせるが声は出せない状態で病院生活を送り、
わずかに動く口と目だけで夫人に意志を読み取ってもらい句作を続けた。』
折笠は、現代俳句協会賞、俳句評論賞を受賞等を受賞している。

55歳と言う若さで亡くなっているが、
その作品は魂の俳句と言ってもいいだろう。
梅沢の句作の参考にならないだろうか…










実のある講習会終了

2020-11-26 14:51:15 | オカリナ

全5回にわたる講習会が終了した。
学生時代に戻ったような…新鮮な感じだった。
3回目の講座は我が家のホールで…
場所が変わればまた雰囲気も変わり、楽しかったナ

みんな学ぶことに貪欲だ。とても目が輝いている。
そういえば、学生時代自分に興味があることは食い入るように聞いていたっけ。
そういう科目は、それなりに成績もよかった。
苦手な科目はスルーすることも多かったが…
今になって見れば、音楽をもっと真剣に勉強すればよかったといまさらながら思う。


最終回は講師の誕生日と重なった。
ささやかながらみんなからのバースディプレゼント!
講師からはXmasのチョコレートが!ありがとう!!

全講座を終えて、課題曲が生まれ変わったように上手くなった。
まだ、自分のものに出来ていない部分もあるが、絶対に上手くなること間違いなし。
みんなの前で披露する日が楽しみだ。


三笠宮杯~ダンス川柳

2020-11-25 02:55:46 | ダンスの競技会

微にいり細にいり、三笠宮杯の盛り上げに感服!!
ダンス川柳コーナーを設けてしまった。
ダンス競技会あるある川柳コンテスト!!

ダンスと川柳、組み合わせがとても斬新だ。
怖いもの見たさでちょっと鑑賞してみよう。

企画募集は当然JDSFで、選者も三笠宮杯優勝経験者だ。
瀬古さん、石原さんはダンス界のレジェンド、
愉光さんはあまりよく知らない。
石原正幸さんは今回のPD戦スタンダードで3位に入賞している。
ジャッジとして相応しい?川柳をどこまで理解しているか分からないが…
長いダンス選手生活経験からの選定だろうなきっと。


応募資格は特に制限はなかったようだ。
リアルタイムで、審査の様子がYouTubeで見られた。
応募総数は148名で、455作品。

金賞 維持狙い穴場を探すシニア選  匿名さん
銀賞 パートナー保つ笑顔の下般若 フレディーさん
銀賞 讃え合い踊り競いし好敵手 ピーナッツさん
愉光賞 試合の日燕尾忘れて目が覚める プレッシャーさん
石原正幸賞 足元と軸の弱さは床のせい えいごりあんさん
瀬古薫希賞 試合前刈り上げ頭で気づく冬 フレディーさん

この内容を見てみると、ほとんどの作品が選手のようだ。
選手でなければ詠めない内容になっている。

umeさんの一番好きな川柳は
瀬古賞の  ”試合前刈り上げ頭に気づく冬”

刈り上げ頭がいいなぁ、もう頭を見ただけでダンス選手と分かる。
男性は本当に短く借り上げているんだよな…
その頭で冬を感じたというのだ。
川柳には季語はいらないが、この作品には季語が入っている。

全部がダンス競技会あるある川柳だけど、
これは本当にいい作品だと思う。



ダンス~三笠宮杯結果!

2020-11-23 23:41:04 | ダンスの競技会

二日間に渡り行われた三笠宮杯ダンス選手権を制したのは…
小嶋みなと・盛田めぐみ組でした。なんと5連覇!!

今年は一般観客は会場には入れず、関係者のみで実施。
その変わり、JDSFではYouTubeにおいて、競技会の様子を配信した。
リアルタイムで視聴することが出来た。

第40回三笠宮杯 全日本選手権スタンダード結果
 優勝 小嶋みなと・盛田めぐみ 
 第3位 五月女光政・五月女叡佳
 第4位 棚橋 健 ・盛田舞香
 第5位 山田恭平・秋山彩織
 第6位 石垣和宏・三喜穂菜美


第40回三笠宮杯 全日本選手権ラテン結果
 優勝 大西大晶・大西咲菜
 準優勝 五月女光政・五月女叡佳
 第3位 海老原拳人・タカギルナ
 第4位 Tudor Andrei・吉川あみ
 第5位 鈴木奨太・鈴木千尋
 第6位 石垣和宏・三喜穂菜美

St優勝の小嶋組とRt優勝の大西組ともに、
山梨にデモのゲストとして来ている。
二組ともまだジュニア時代だった。
このように大舞台で羽ばたいているのを見ると感慨深い。

この他に、PD選手権というのがある。
PDのPはプレミアムだそうだが、プロのPだと理解した方が良い。
ラテンの優勝者は久保田弓梛・徳野夏海組。

スタンダードでも4位に入っている。
昨年の9月に山梨の指導員研修に指導者として来てくれた選手だ。
教え方もいろいろ研究していて、とても理論的だ。
模範演技に圧倒され、やっぱり別格という感じを受けたナ

妹の欄羅さんと組んでいた時には、
デモのゲストとして来県していて、山梨とは縁が深い。
umeさんが監督として同行した秋田ねんりんでもゲストだった。
久保田組、おめでとう!!

全日本PD選手権ラテン結果
決勝順位
 優勝 久保田弓椰・徳野夏海
 準優勝 西村康宏・鳥尾綾香
 第3位 Kevin ・河岡宏美
 第4位 岸田 肇・岡田祐子
 第5位 新屋秀和・滝川絵里
 第6位 高島大地・北牧奈緒子

全日本PD選手権スタンダード結果
 優勝 オレクシーグザー・太田吏圭子
 準優勝 山本武志・木嶋友美
 第3位 石原正幸・石原蘭羅
 第4位 久保田弓梛・徳野夏海
 第5位 山嵜圭太・石本美奈子
 第6位 高橋一昌・高橋由紀子


心のサプリ~感情の伝染

2020-11-22 16:38:40 | 日記・エッセイ・コラム

トランプ氏の高圧的で、攻撃的な態度に、
アメリカの人々がどのように影響されたか…
この4年間での影響を思うと胸が痛む…  

このような文章で始まる海原純子さんの今日の「心のサプリ」は、
とても勉強になった。

トップがパワハラをすればその部下に広がり…
父親や母親の態度が乱暴で相手を馬鹿にしたり、見下したりすれば、
子どもたちにも影響して同じような態度で人に接するようになる。
感情は伝染すると言うのだ。

怖いことだが、海原さんは医学博士で、このことについては、
多くの研究があるという。
脳のミラーニューロンシステムの存在が取りざたされているそうだ。

趣味の同好会や文化教室でも同じことが言える。
大小にかかわらずトップの人間は、
自分の言動に気を付けなければならないだろう。
知らず知らずのうちに自分の感情が移ってしまうのだ。

礼節を欠いて相手の人格を否定するような言動で接せると、
その態度は皆に影響し、その場は荒んだものになる。
確かにこのようになんだか居心地の悪い場所はある。
それは、その場のトップが影響していたのだ。

長~く続いている趣味の会があるが、
そういえばトップがとてもいい…
誰彼となく平等に接し、面と向かって駄目と言わず、
暗に分かるように指導してくれる。
この会には嫌な人は誰もいないし、
いつもとても気持ちが良い。

自分がトップの会も幾つかある。
いつも気を付けているのは、
皆が気持ちよくいられるように配慮することだ。

長くやっていると、皆の輪を乱す人も出てくる。
どうにもならない時は、思い切って大なたを振るう。
辞めてもらうのだ。トップの毅然とした態度も時には必要だと思う。
海原さんのこの記事を読んで、これでよかったのだナとホッとした。

人格を否定された記憶は脳にインプットされるが、
それを救済するのは良い記憶だという。
自分がされたら嫌なことは誰でも嫌なのだ。
伝えるのは温かい言葉、気分を良くする清々しい態度。
トップでなくても日頃より気を付けたいことだ。

シャドー講習会&交流会終了

2020-11-21 23:49:59 | スポーツダンス(社交ダンス)

欠席者も無く、交流会無事終了!今出来ることを…
準備運動はリズム体操で…

これはumeさんチームが担当。
全員がJDSF公認指導員の資格をもっている。
音楽はNHKEテレ「忍たま乱太郎」のオープニングテーマ曲の勇気100%。
本当に勇気の出る楽しい曲で、これで少し体が解れたかな…


ラテンとスタンダードのシャドーダンスは、
ディスタンスを保って、二組に分けて実施。
特にスタンダードは移動する距離が長いので広く取る必要がある。

今回は競技選手ではなく、一般愛好家が対象だったので、
特に難しいことをしないで、基本が中心だった。
教え方も丁寧に、繰り返し行うということをしていた。

ホールドを組んで踊るダンスは、一番ディスタンスとは程遠いスポーツだ。
トップ競技選手などは、リモートでの発信など工夫している。
これからはどんなスタイルでやっていくがいいのかという、
指針になったのではと思う。





明日はいよいよ交流会が

2020-11-20 22:57:25 | スポーツダンス(社交ダンス)

いよいよ明日はダンス交流会だ。
活動自粛、ステイホーム…と愛好家たちの生活リズムも狂い、
そうしたなかにあって、何が出来るのか考えたイベントだ。
かってのダンスパーティーは様変わり!!

交流会企画今だからできることを
会場使用不可になり変更
日本全国、どこも第2波第3波とコロナ感染者数が増えている。
このなかにあって、参加者の反応が気になるところだが…

詠むことは日常を丁寧に生きること

2020-11-19 10:30:25 | 俳句&短歌

俵万智の新刊書の名前は”未来のサイズ”

 制服は未来のサイズ入学のどの子も未来着ている  万智

短歌は難しいという意識をひっ繰り返したのは俵万智のサラダ記念日だった。
口語で、なんか簡単に作れそうだな…そんな短歌だった。

 この味がいいねと君が言ったから七月六日はサラダ記念日

その当時、与謝野晶子以来の天才歌人と話題になった。
そして、俵万智はサラダ記念日で脚光を浴びてからずっと歌人である。
そしてその生き方も歌人っぽいのだ。

文豪や歌人は怏々として世間とはかけ離れた、
センセーショナルな生き方をしている。
歌人の与謝野晶子は、歌人与謝野鉄幹と不倫の末、
奪ってしまうという情熱的な生き方をしている。
こういう生き方が歌に感動を与えるのか…
感動的な歌を詠める人だから、情熱的な生き方をしたのか…

俵万智も歌人っぽいと書いたが、未婚の母だ。
しかも父親を公表していない。
歌人として敢えてこういった生き方を選んだのか…知るべくもないが…
憧れの歌人であっても、今の時代、
だれも与謝野晶子のようには生きられないだろう。

この歌集には2012年から2020年までの八年間で、418句が収められている。
何気ない普段の景色、子供のしぐさ、成長を細やかに詠んでいて、
あッそうだったなと自身の子育てを思い出す。そんな歌だ。
俳句で精一杯で短歌までたどり着けないが、
短歌はいつかは作ってみたい。

短歌は日々の心の揺れから生まれる。
どんなに小さくても「あつ」と心が揺れたき、
立ち止まって味わいなおす。その時間は、とても豊かだ。
歌を詠むとは、日常を丁寧に生きることなのだと感じる。俵万智

鬼滅の刃~竈門炭治郎の歌

2020-11-16 15:12:55 | 鬼滅の刃

YouTubeにて竈門炭治郎の歌を聴いてみた。
なんとも美しいメロディーだ。
そして歌詞をみて、またまた感動する。

竈門炭治郎のうた
  椎名豪 featuring 中川奈美

目を閉じて思い出す  過ぎ去りしあの頃の
戻れない帰れない  広がった深い闇
戻れない帰れない  広がった深い闇

泣きたくなるような 優しい音
どんなに苦しくても
前へ 前へ 進め 絶望断ち

失っても 失っても 生きていくしかない
どんなにうちのめされても 守るものがある

失っても 失っても 生きていくしかない
どんなにうちのめされても 守るものがある

我に課す一択の  運命と覚悟する
泥を舐め足掻いても  目に見えぬ細い糸

泣きたくなるような 優しい音
どんなに悔しくても
前へ 前へ 向かえ 絶望断ち

傷ついても 傷ついても 立ち上がるしかない
どんなにうちのめされても 守るものがある 守るものがある

『この曲は絶望から立ち上がり、
禰豆子や同じく誰かにとっての大切な人を守る炭治郎の決意と、
彼を見守る仲間の想いを乗せた楽曲なのだ。
それが鬼と人間という種別を越え、
炭治郎と禰豆子が力を合わせて敵に立ち向かう場面で流れることで、
より心揺さぶられる』苫とり子

時代に取り残されないよう、少しづつ鬼滅の刃に近づいてきた。
この歌を聴いて、鬼滅の刃がなぜここまでヒットしているのかが、
分かって来たような気がする。
またまた鬼滅の刃の魅力が増したように思う。


ダンスと俳句のコラボ~KENZO

2020-11-15 17:25:42 | 俳句&短歌

NHK俳句を見逃し配信で見たところ、
DA PUMPのKENZOさんが出ていた。
なんと、そこでダンスと俳句が融合したパフォーマンスを披露したのだ。

遂に…言葉ではなくダンスで(身体で)俳句を表現するという、
画期的なことが行われた。
これは見逃さなくてよかったナと思った。

ダンスを踊ったのは、DA PUMP(ダ・パンプ)のメンバーのKENZOさん。
2018年に爆発的に売れた「U. S. A. 」を踊ったグループの一員だ。

番組の選者である津島康子さんの俳句をdanceで表現。
曲はlemon

  「手袋の 五指恍惚と 広げおく」 

やっぱり、ストリートダンス世界大会8年連続優勝しただけあって、
吸い込まれるような…ちょっと切なく…
心に訴えかけてくるものがあった。

最近はNHK、民放とも若者達が俳句に台頭してくるようになった。
色々なジャンルの人が挑戦しているが、
梅沢富美男さんがいまだに50句が作れない状況からも分かるように、
俳句を作るのは難しい。
しかし…それを自分が得意なもので表現してしまう…
これは夏井さんでも査定は難しいだろうな…

句作にも挑戦して、40句作った中の2句を披露した。
 「秋の声 体に問い賭け 夢に舞う」 KENZO
 「ジャンパーを 脱ぎ捨てて立ち 夢に舞う」 KENZO

両方ともいいが、umeさんはジャンパーを脱ぎ捨ての方が好きだ。
いざ舞台へという勢い…
夢に向かって立ち向かう姿…
自分をわかってもらうにはどのように表現したらいいのかを、
じっくり考えたのだろう。
端的で、素直で、未来志向でいい作品だと思う。
さすが俳句の老舗のNHK、やってくれるじゃないの…
因みにその時武井壮が出した一句は
 “鞍越しの鼓動尖りて冬来る”  武井壮