梅さんのかわら版.umelog

笛吹市・桃の花

"ボランティア盛大に終了”

2018-07-29 16:03:41 | オカリナ

台風が心配された28日土曜日、今日はディサービス施設の
納涼祭だ。雨も止み、無事開催となった。
前半はオカリナ、後半は津軽三味線というスケジュールで、
我々の担当始まる。
オカリナの最後、いよいよ三味線とのコラボだ。
一番、二番が終わった後、
「疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山」の詩吟が入る。
それを吟ずるのは、施設の利用者Yさんだ。
過去二度、一緒にやっている。息はぴったりだ。
三味線担当は、正勝会代表の三山さん。
リハーサルをしているのでうまく行くはずだ。

この納涼祭に向けて用意してくれたYさんの衣装は素晴らしかった。
着物には武田菱のご紋が入り、袴は驚くほど金ぴかだった。
家族の方も力を入れてくれたのが分かる。

津軽三味線にバトンタッチして、後半は盛り上がった。
三味線に加え、鼓が入り、それに唄いが入る。
納涼祭なので、老若男女、赤ちゃんまで100名程が参加している。
賑やかに手拍子が加えられ、歌声も響く。
北海盆歌などは「どうした!どうした!それからどうした!」
ソ―ラン節は「ハイハイ」等調子よい掛け声が吹き抜けの
ホールに響き渡る。
そこに一体感が生まれ、皆が一緒になって楽しむ事が出来た。

本当に、納涼祭にふさわしく賑やかに進行する事が出来、
よかったなぁと思う。最初は少ない人数で迷ったが、
やってよかったと思う。
そして何といっても盛り上げてくれた、三味線の方には感謝!!感謝!!
又次回もお願いしますいう言葉を頂き、施設を後にした。

”津軽三味線との音合わせ”

2018-07-23 01:31:38 | オカリナ

いつも行っている施設からオカリナ演奏の依頼が来た。
夏祭りということで、家族も皆が参加する大きなイベントだ。
峡東地域はほとんどが桃か葡萄農家で、ハーモニーの仲間も
半分はこの時期お休みをしている。それで津軽三味線に助っ人
をお願いした。身内に津軽三味線の総師範がいる。
二つ返事で引き受けてくれて助かった。
三味線に加え、鼓と唄い手も来てくれるという。
津軽じょんがら節1段~3段や津軽タント節・
ソーラン節~南部俵つみ唄等の政調津軽三味線に加え、
皆も知っている北海盆歌や炭坑節、花笠音頭等12曲を
用意してくれた。
前半がオカリナ、後半とういうか大半が三味線で、
今日は一曲だけオカリナとコラボする曲があるので
音合わせをした。
三味線の場合このチューニングが大事だという。
真近いで聴く三味線の音は日本人のDNAに響く。
きっとみんな喜んでくれるだろう。今週末が楽しみだ。






"レインボーペーパーシートで~絵画講座”

2018-07-21 16:08:04 | 市民講座

レインボーペーパーシートという便利なものがある。
削ると下から虹色が出てくる。

いきなり宇宙を描けと言うお題が出て、ちょっと戸惑う。
夜の東京の街並みと東京タワーを描き、本当は夜空に
銀河鉄道を走らせたかった。
鉄道が書けないので、猫バスにした。
しかし、この猫もあまり可愛くない。
漫画など描いたことが無いので、想像で描くのは難しい。

描いた後はそれを団扇に貼る。
ボンドをべったり塗って、艶を出す。

表はこのように出来上がり☆☆☆

そして裏はアクリル絵の具で直に描く。
テーマは何でもいいのだが、宇宙人にした。

表の皆の作品…それぞれの宇宙が出現した。

これはもう一度やりたいテーマだ。

"北条裕子氏、芥川賞受賞を逃す”

2018-07-19 01:47:24 | 本と雑誌
取りあえず、問題提起したので報告を…
北条裕子の「美しい顔」(群像6月号)は芥川賞の受賞を
逃した。
当然と言えば当然で、1回候補になったからと言ってすぐ
に受賞というのは難しい。
その上、北条裕子の候補作品は、問題点も多かった。
その問題点を、選者がどのように評価するか…
周辺の人達は、きっと今日の結果が待たれたであろう。
委員の島田雅彦さんは「事実には著作権はありませんので、
誰もが書く自由はある」とした上で、
「事実を吟味し、自分のなかで換骨奪胎してフィクション
の中に昇華する努力が足りなかった」
と受賞に至らなかった理由を述べた。

 写真は国立国際美術館(大阪府)

本を読む人が少なくなり、本も売れなくなり、
そうすると書き手も少なり、北条さんのような新人は
金の卵みたいな者だろうか…
新人賞を創設している出版業界は、そうした厳しい中にも、
新たな、才能の出現を期待する。
そうすることによって、又吉直樹のような異色の物書きが
突如として現れることもあるのだ。
講談社が北条裕子の才能を潰さないよう、守っているという、
図式が見えてきた。
本当に才能があるのなら、生き残ることが出来るだろう。
いい意味でも悪い意味でも、話題に上った新人である。
その答えは作品で示せばいいことである。



””音楽の日にキンタロ―。組がダンスでコラボ”

2018-07-14 07:31:32 | ダンスの競技会
JDSF本部よりの情報です。
TBS
「金スマ」テレビ放映のお知らせ
●テレビ放映内容
7月14日(土)生放送
第一部 14:00〜21:54
第二部 23:45〜翌日5:00
TBS系列「音楽の日」
公式ページ
http://www.tbs.co.jp/ongakunohi/

AKB48とヒット曲「フライングゲット」で社交ダンスとアイドルの異色コラボを披露。

当日番組に出演するAKB48が歌うヒット曲「フライングゲット」の中で、
JDSFシニア部門強化選手である岸英明&田中志保組(ロペス&キンタロー。)が
社交ダンスを披露します。出演時間は不明です。

なお、ロペス&キンタロー。組は明日と明後日に下記大会に出場します。
2018年7月15日(日) 長野県
2018WDSF世界選手権シニアⅣスタンダードinNAGANO
出場区分 WDSFオープンシニアⅠラテン

2018年7月16日(月) 東京都
JPDSA "Asian World Dance Sport Festival 2018" 於 ホテルイースト21 東京
出場区分 ADSF Asian Senior Latin Championships

”辻村深月と北条裕子”

2018-07-13 02:38:42 | 本と雑誌
辻村深月と北条裕子…
この二人は山梨学院大学付属高校出身であり、新人とベテラン
という違いはあるが、作家という共通点がある。
辻村深月は2004年にデビューすると同時に、数々の新人賞を受賞し、
2009年と2011年には直木賞候補となった。そして2012年に満を
持してようやく受賞となった時には、笛吹市全体で祝ったものである。
一方、北条裕子は今年、デビュー作「美しい顔」で群像新人賞を受賞し、
いきなり、第159回芥川賞候補となった。この発表は未だされていない。
今、この北条裕子のデビュー作「美しい顔」が盗作(用)疑惑で揺れている。
「美しい顔」は3.11の震災で母親を亡くした少女の話だが、その中に盗用
したと思われる表現が何カ所も見つかった。それで出版社元や作者から
書き換えや謝罪を求められる事態となっている。
北条裕子は被災地に一度も行っていない。その北条が被災した少女が主役
の小説をどのように書いたのか?それは既に発表されている資料を参考に
するしかないだろう。被災者の生々しい体験や、被災地の惨状は既に何ら
かの形で発表されている。それが盗用に当たるのか、ただ単に参考文献を
表示しなかっただけなのか…それだけの問題で済まされるのか?
実は短歌、俳句界においても、被災地に行ったことのない人がテレビ等を
見て、歌を作ることが大問題となったことがある。大半は批判的であった。
歌人の今野寿美さんもある講演会で、自分も反対だと言っていた。
北条裕子が一度でも現地に行って、被災者と向き合っていれば、これほど
の批判は無かっただろう。又、それが無いのなら、小説はフィクションなの
だから、パクリなどと言われないような、北条独自の表現で全て書けば
よかったのではないか…。何かと問題の多い作品だ。何れにしろ、
2018年7月18日(水)18時より、「第159回芥川龍之介賞・直木三十五賞」
は発表される。注目したい…

”・・・生きねばならぬ”

2018-07-09 14:56:55 | 日記・エッセイ・コラム
  風 吹きおこる・・・・・生きねばならぬ  
       ポール・ヴァレリ-(フランスの詩人)

今日は新聞の休刊日だというのに、山梨日日新聞が届いた。
何かの間違いかと思ったが、ちゃんと本日の日付の新聞である。
我が家は普段はこの新聞は取っていないので、新聞の宣伝も
兼ねているとは思うが、本当に驚いた。
全国的に休刊日に新聞を発行するなんて、山梨日日新聞を
見直した。


きょうの言葉という欄に上の詩が載っていた。
この解説がとてもいいので全文載せることにする。
~~~~~
たとえば、春の陽光に満ちた高台に海から吹き上げて
くる風を感じながら、水平線を見る。
自然は多数の生き物を抱えているが、自然自体がまた生き物
のようでもある。そして、その命は揺るぎないもののように
感じられる。
人間の、自分の、命はどうだ。
泰然としている自然の中にいると、こう思う。
ああ、自分は生かされている。生きないわけにはいかないだろうと。
(小説家 阿川大樹)
~~~~~
連日テレビで惨状が映し出されているが、中部地方の災害で多く
の人が亡くなっている。
『自然自体がまた生き物のようでもある』
私たちは自然に生かされているが、又自然の脅威にも曝されている
ことを感ぜずにはいられない。



"プレバト~俳句盗作疑惑への見解”

2018-07-07 14:16:33 | プレバト俳句
5日に、「プレバト」に出した俳句が、「盗作疑惑でないかと指摘された」と
東国原英夫本人がツイッターで告白した。その俳句はumeさんも見ていて、
いつもながら時事ネタは上手いなと感心した句である。その句とは…
「梅雨寒や 指名手配の 顔に×」 宮崎日日新聞に掲載された句 2017/6
「梅雨明けや 指名手配の 顔に×」 東国原英夫 作 2018/6
季語の違いだけである。本人は盗作を否定し、その上で「類似句になって
しまったのは私の至らなさ・責任だと思う。大変申し訳ありません」
と先行句の作者に全面謝罪している。

ネットでは、批判的な意見が多くみられるが、俳句の世界ではこれは
珍しいことではない。17音という短い言葉の中に季語を入れていくと
いう作業は、多くの類想類句を生む。
俳句大会を主催すると、先ずすることは、何百、何千という投稿句の
中から今まで入賞した作品を抜き出すことだという。故意か、偶然か、
とても多いという。たまたまそこを通ってしまって入賞などしてしまったら、
先に作った人からクレームがくる。そうすると取り下げるということに
なるので、とても厄介だ。
ただ、いっぱい俳句をみていると、何年か前にどこかで見た作品が頭に
残っていて、自分が初めて作った句だと勘違いしてしまうこともある。
それは、とても偉い先生がその間違いを犯したことを認めている。
又、偶然に同じ発想が浮ぶこともある。
だから、今回の東国原英夫を犯罪者のように扱うことは間違いだ。
先行句があれば、取り下げればいいことである。本人もそのように
言っている。俳句のことを知らない人が、正義を翳していろいろ
言うことに振り回されてはいけない。
当然故意に盗作することは俳句愛好家としては失格だが…
おそらく選者の夏井いつき先生の裁定がそのうち下されるだろう。
俳句の歴史は長い。これも又、俳句である。

”ゆるしてください~言葉の重み”

2018-07-02 01:06:07 | 俳句&短歌

そろそろおいしい桃の収穫です。

助けて」の言葉をしらぬ子はひとり「ゆるして」だけを抱いて眠れる 芝 敏子
五歳児が覚えた文字で父母に乞う「ゆるしてくださいおねがいします」 矢田紀子
                           永田和弘選

日曜日の朝日新聞歌壇には、結愛ちゃんの虐待死を詠んだものが6首も
載っていて、これには驚いた。
俳句欄はどうかと見てみると、1句も載っていない。これは31文字と
17文字という文字数が関係している。
やっぱり結愛ちゃんのことは17音という短い文字数ではとても詠めないのだ。
歌人たちが、歌に駆り立てられたのは…詠まずにはいられなかったのは、
「ゆるしてください」と書くことしか出来なかった結愛ちゃんへの思いだろう。
5歳児がひらがなを覚えたてで初めて書くのは、本当はもっと違う楽しいことで、
父や母に贈る「ありがとう」であって欲しかった。
本当にやりきれない思いがする。

明けぬ夜を小さな小さな女の子ただ一人いて天に召されし 原 公子
                       佐佐木幸綱選