梅さんのかわら版.umelog

笛吹市・桃の花

日曜だけ買ふ朝日新聞

2020-08-30 15:25:28 | 俳句&短歌

2009年頃、公田耕一というホームレス歌人がいた。
その歌は、朝日新聞の歌壇欄ににたびたび登場し、
短歌界にセンセーショナルを巻き起こした。

百均の 「赤いきつね」 と迷ひつつ月曜だけ買ふ朝日新聞 公田耕一

その当時、朝日新聞の歌壇欄は月曜日に掲載されていた。
公田さんは、月曜日が本当に楽しみだったのだろう。
同時に、赤いきつねもそれと同じくらい大事だった。
迷うくらいに…
公田さんと意味あいは違うが、umeさんの家にも朝日新聞は無い。
どこで読むかというと、コメダに行って読んでいた。
コメダには朝日新聞が置いてあった。
家から毎日新聞と読売新聞を持ち込み、
三誌の俳句・歌壇欄をゆっくり読むのが楽しみだったナ

”日曜だけ買ふ朝日新聞” 
そう、いつの間にか朝日新聞の俳句・歌壇欄は日曜日になっているのだ。
だから、今ではコンビニに行って、
  コーヒーと朝日新聞買ふ秋気  ume

なんで朝日は日曜なんだろう…




へんてこライオン

2020-08-27 16:20:01 | 本と雑誌


ホタルのアダムに続き絵本のお話し。
子供たちが小学生の頃、学校で一年間でどれだけ本を読んだかを競ったことがあった。
読んだら絵と感想文を添えて、綴っていくのだ。
学校の教育の一環だったと思う。
我が家の子供たちは一番になったことがある。

今、お母さんと一緒を見ていると、この絵本のお話しが出てくる。
へんてこライオンのお話しだ。
しんちゃんとゆうちゃんというお友達が出てきて、てくてく歩いていると、
ライオンに出会い、なにしているの?と聞くとライオンが何かに変身するのだ。

いつも何かに変身するのだが、それが突拍子も無いものに変身するのだ。
テレビで、顔がトマト、胴体が人参、前足が茄子、後ろ足が胡瓜に変身した。
キイちゃんはこれがお気に入りで、何度も見るので図書館でこの絵本を探してみた。
シリーズで12冊くらい出ていて、5冊借りてきた。

一話はとても短いので、飽きずに次から次へと読み進み、あっという間に一冊を読み切る。
次何に変身するのだろう…と小さい子供はワクワクする本だ。

キイちゃんはまだ字が読めないのに、一字一句覚えてしまい、
大人の私達に読み聞かせをしてくれる…
テレビは映像が流れてしまうけど、絵本は繰り返し読めるのでとっても良いツールだ。


生配信句会ライブ

2020-08-23 13:45:48 | 俳句&短歌
umeさんが以前このブログで取り上げた夏井いつきチャンネルが、
遂に生Liveを敢行した。
一般の俳句愛好家を対象に、
何時もプレバトでやっているようにお題を出して、
募集をするのだが、お題はLiveがスタートしてから出す。
だから、急いで作って投句するという時間との闘いとなる。
今回のお題は、あいうえお俳句だ。

写真のように、上5があいうえお(かきくけこ…やゆよ)
真ん中7は上5の最後の言葉を使う 下5が季語という作り方。基本はこうだが、
季語が中7に入ってもいいのだ。

このチャンネルのファンは多いので、始まったとたんサーバーが満杯…
あまりに大勢の句が殺到して、一時中断。
その後無事再開されたが、Live中継と投稿ファームは別にあり、
又コメントも受け付けるので、投句と発表、コメントが同時に配信された。

夏井さんは、投句された句を紙に書き写す作業をひたすらして、
その句を正人さんが読みあげながら白板に貼る…
その作業の中で、句について二人でいろいろ講評するのだ。
第1回にして2,000通の投句があったようで、
紹介されたのは時間内に届いたほんの一部だった。

この中から、一応賞が決められた。
因みに大賞は
 らりるれろ ロシアの絵本 みる夜長

umeさんが見ていて思ったのは、
取り上げられた句はどれもとても良い…
俳句のノウハウをよく知っていて、
お題をふまえて、真摯に作られている。
ド素人の冷やかしのような句や川柳のような句はなくて、ホッとした。
多分、届いた句の一次選別をスタッフがしているのだろうと推察する。
お題以外は取り上げない、コメント欄に送って来た句も取り上げない…
「しっかり、ルールやマナーを守ってみんなで楽しみましょう…」
という夏井さんの強い意志を感じた。
次回はどんなお題が出されるか分からないが、
umeさんも投稿してみようかな?




歪んだ正義の正体

2020-08-20 14:31:40 | ニュース

今日の毎日新聞の「記者の目「」は読むに値する良い記事だと思う。
「歪んだ正義『普通の人』がなぜ過激するのか」
という、SNSでの中傷のメカニズム等の研究成果を、
毎日新聞の一記者が出版したのだ。
何かもやもやしていたものが少しわかって来た感じがした。

奇しくも、デジタルニュースで伊藤詩織さんが、
自身を中傷するツイートに繰り返し「いいね」を押した、
衆議院議員の杉田水脈氏を提訴したことを伝えている。

SNSの中傷は最初はストレス発散などから始まるが、
自分は絶対に正しいという歪んだ正義により、
徐々に過激化していくという。

一般の人でも、コロカ禍では中傷の的にされ、
ふるさとを追われるなんてことも起きているが、
この問題は他人ごとでは済まされない深い闇を
抱えている。

被害者である伊藤詩織さんを何故中傷するのか…
伊藤さんは性被害と中傷という二重の被害を受けているのだ。
伊藤さんが嘘を言う理由は一つもない…とumeさんは思う。
(一ミリもないと言う表現を使う人もいるが)
この問題は当初より注目していたが、行方が気になるところだ。
みんなで注視していこう…



危機管理!

2020-08-18 02:38:09 | 日記・エッセイ・コラム

河原に設置されている「聖牛」は、伝統治水工法のひとつで、
堤防に打ち付ける水の勢いを弱める効果がある。
これは、洪水に苦しめられた戦国の世に、
武田信玄が危機管理として考案したものだと言われている。
俳句にも聖牛の句がよく出てくる。
「聖牛ってなんですか?」という質問をした人がいるが、
山梨に住んでいてこれを知らないと恥をかく。

これは武田信玄の民を守る究極の危機管理だったのだが、
今の世にもこれが活かされているのだから、
信玄の治水の知恵に驚かされる。

我々の普段の生活でも危機管理は必要だ。

最近起きた同じような忘れ物事件二つ
Fコンビ二で買い物をし、店員さんが品物を入れ忘れた事件は、
心より詫びた感があった。
7コンビ二は電話対応が杜撰で、詫び感はゼロ、
責任の所在が不明だった。
両方とも家に帰って気が付いたのだが、
これが続けざまに起きたのだから、
気づかなかった自分が一番危機管理が無いと反省。
ただ、企業側はこの危機管理をおろそかにすると、
顧客を失うことになるだろう。

「危機管理とは、問題が発生した場合に影響を最小限におさえ、
最悪の状態から抜け出し、回復をはかることをいう。」
とあるが、前もって起こりうる危機に対し、
予防することも危機管理の一つだろう。

実は昨日も、UNIQLOでベンチに帽子を置き忘れたのだ。
これは、丁寧に袋に入れて保管されていたが…

当面、この忘れ物が課題だ。
予定表の確認、持ち物チェック、見直しの徹底etc


悼む日

2020-08-16 00:03:42 | 日記・エッセイ・コラム

今日は終戦の日 (今、日付が変わった)
8月は本当に悼む日が多い。
沖縄、広島、長崎の慰霊、そして御巣鷹山の慰霊も8月だ。
我が家では義父のお新盆を迎えた。

この地域では、13日の夕刻に皆さんが線香を手向けに来てくれるので、
提灯を吊るして、お迎えの準備をする。
焼香台は縁側に設けて、家には入らずそこでの焼香だ。
地域で幾件もお新盆の家があると、皆んな一斉に回りだすので、
あちこちで鉢合わせをすることがある。

今日は、渡哲也さんの訃報があり、悲しみに追い打ちをかける。
すでに、ひっそりとお別れは済ませたらしい。
映画やテレビドラマは派手だったけど、ご自身は慎ましく、
渡さんらしい幕を閉じた。
石原裕次郎さんも、渡哲也さんも好きな俳優だった。

故三浦春馬さんの「太陽の子」も今日放映され、
改めて大きなものを失ったことに気づかされる。
 寂しさは永遠に消えざる秋蛍 ume

悲しみの話題ばかりとなってしまった…
            (8月15日 記)






命の恩返し75年~新聞記事より

2020-08-10 14:20:14 | エール

”施されたら施し返す、恩返しです”
半沢直樹は名言の宝庫だね。香川も猿之助もすこぶる名調子!
今日の毎日新聞にはその”恩”の字が大きく踊っていた。

こちらは、命の恩返し…あの,以前umeさんが書いた永井博士のことだ。
以前書いたumeさんの記事はこちら↓
4月19日 梅さんのブログ

長崎に原爆が投下される10分前、この記事の主人公友清史郎さんは、
永井博士に早めの食事に誘われ屋内に入り、難を逃れた。

永井博士は原爆投下の3日後、長崎医科大の「第11医療隊」で、
被爆した人の巡回診療に携わり、6年後43歳の若さで早世している。
友清さんにとって永井博士は命の恩人だ。
友清さんは、その後放射線技師として75歳まで働き、
ようやくお墓参りが出来る心境となり、
75年の恩返しが出来た…

恩は恩でも全く違った恩返しの話だ。

古関裕二と永井博士
永井博士と長崎の鐘

「ライブ・エール」で山崎育三郎が歌った、長崎の鐘は、
このエピソードなしには聞けない…
彼は、だからと言って湿っぽくならないよう…
ことさら感情移入しないよう…
しかし、心のうちには熱いものが滾っていたと思う。
もうすぐ8月15日、終戦の日が来る。


プレバト~夏の炎帝戦を制覇したのは

2020-08-07 00:03:28 | プレバト俳句

2回にわたって放映されたプレバト俳句のタイトル戦…
夏の炎帝戦を制したのは…あのフジモンでした。

この頃、家族が俳句にはまって、というかプレバトにはまって、
今回は録画をとって一緒に観ようということになった。
誰がどんな句をつくるのか?順位は?
それもあるが、二人の今の楽しみは、夏井先生の添削を
先読みするのに結構はまっているのだ。

今回のお題は「カード」俳句を作るのには難しかったと思う。
先ずはともあれ句と順位を上げてみよう。

10位 ラジオ体操 歯抜けの判や夏深し  千賀健永
9位 花は葉に彼女は妻にそして母に  岩永徹也
8位 早桃の香 支援の客の食事券  中田喜子
7位 消しゴムに彫刻刀の彫る花火  千原ジュニア
6位 ポイントでもらひし蛍 なほいきる  東国原英夫
5位 蛾の骸 ポイントカードで掬いけり  村上健志
4位 行合の空の御朱印めぐりかな  梅沢富美男
3位 サングラス外して探すカードかな  三遊亭円楽
2位 炎天のミミズ 診察券のシミ  立川志らく
1位 ラジオ体操 おおおなもみのある空地  藤本敏史

俳句をやっている人は気が付いたと思うが、
この中で純粋にカードという言葉を使って詠んだのは二人だけ。
本当はこのつくり方が一番失敗のない作り方なのだが…

後は、かなり発想を飛ばしている。
みんな着眼点はいいと思うが、何が勝敗を分けたかというと、
季語の選び方、説明のし過ぎ、つめ込みすぎ…
上手く作ろうとして馴染みのない言葉を使う…

中田喜子の早桃なんて、目で見ても、音で読んでも、
あの美味しそうな桃は浮んでこないし、香ってこない。
この句に限らず、こじゃれた言葉や、
敢えて難しい言葉を使うなど、きれいごとは見透かされるし、
嫌われる。 
1位と3位、これが誰でもわかる俳句だろう。

気になったのは村上健志だ。
俳句はベテランでも初心者でも同じ土俵で戦う。
どんなベテランでも悔しい思いするのは当たり前。
選ばれなかったからと言って、
すねたり、選者を恨んだりはしない。

芸風なのか、演出なのか分からないが、
俳句は文芸なのだから、もっとおおらかに、
負けは負けと潔く認め、いいものはいいと一緒に喜び、
又、次がんばろう…


ディスタンスを守ってレッスン

2020-08-03 15:26:36 | オカリナ

あっちもこっちも、いろいろなことが実は再開されている。
それぞれ、工夫を凝らし、コロナ感染防止はばっちりだ。

この授業も、stayhomeでいっぱい練習はできたんじゃないの?
等と思われるが、
実は、コロナ禍とは関係なく今は農繁期で、
みんな桃や葡萄の収穫に大忙し…
練習などできない。

でも、大丈夫、先生は絶対にこれを責めない…
地域性をよく理解してくれている。

皆、言われた時はなるほどと理解したつもりになるが、
直ぐに忘れるということに気が付いているだろうか?
だから繰り返しが大事???
そうだけど、正しいやり方ならレベルアップするけど、
間違ったやり方で何度繰り返しても上手くはならないのだ。
時間の無駄となってしまう。
ということで、最近は文明の利器を活用している。

音楽を楽しむ事は心にゆとりが出来てとってもいい。
家の中も明るくなる。

今、午後4時10分凄い雨が降っていて、雷がすごい!!
ここらへんで…