ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

草木染のたまご

2010-04-23 | ルーマニア・わたしの日常


今日はサント・ゲオルゲの日。ルーマニア正教のカレンダーで赤丸印になっている祝日(=サルバトアレ)。と言っても、通常のカレンダーでは普通の日なので学校などはお休みではありません。(ここらあたりの公立学校は昨日丸一日お休みでした、先生方の賃上げ闘争ストライキのため)
 
サント・ゲオルゲはルーマニア正教の中の聖人。白い馬に乗って足元には仕留められたbalaur(=中国の伝説の中のドラゴンのようなもの)。たいていの宗教画でこのようなシーンで描かれています。
 


この日にお供えするのが、このたまご。4月始めのイースターでさんざん卵を食べているけれど、また卵を色付けしてお供えします。
 


今回お姑さんは赤玉ねぎの皮を利用。しっかり煮立たせたところへ卵を入れて10分ほど。ゆで卵ができる間に殻も色づきます。
 
「エコロジックな染料でしょ。」とお姑さん。卵がきれいな色に仕上がりました。これって卵の草木染。赤玉ねぎの皮でこんなに染まるなら、きっと身の回りのものにも応用できそう。
 


先月、草木染のスカーフをいただきすっかりその色合いが気に入ったわたし。手染めだったので、草木染の方法も教えてもらいました。栗の殻でも染まるそうです。ルーマニアの秋になったらそこらあたりの公園にたくさん落ちているカスターネ(=栃の実、みかけ栗にそっくり)を使ってやってみるつもり。
 
卵がこんなにきれいに染まるなら、赤玉ねぎの皮でもチャレンジしてみようかな~。カスターネがたくさん木になるのは秋のこと、秋までちょっと長いし。

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ルーマニア名物、巨大カタツムリ

2010-04-23 | ルーマニア・ブカレストの日常

 
過ごしやすい気候の続いているブカレスト。太陽の直射日光の強さに驚くばかり。季節は確実に夏に近づいています。ルーマニアの季節の移り変わりは早いです。冬から一気に暖かくなって、暖かくなったと思ったら、じきに暑くなります。春をすっ飛ばして冬から夏へ、という感じ?
 
この時期、雨が降ることもあっても長続きはしません。今週火曜日は天気予報どおり一日中雨、しとしとと降っていたけれど、身体を冷やすほどのものでもなく、厚着をして出かけると汗だくに。  
 


雨になるとこの季節、どこからともなく現れてくるのが巨大カタツムリ。ルーマニア語訳「melc mare」(melc =カタツムリ、mare=大きい)として、ルーマニア指南本にも載っている名物。

いつも当たり前のように出てきているので、当たり前のように首都ブカレストに生息しているのだと思っていたけれど、気付いてみると我が家のあるブロックハウス玄関前植え込みににものすごくたくさんいて、通りに出ると時々いて、それが大通りになるとまったく見かけなくなります。
 
我が家はブカレストの居住区にあります。中心街ではないだけに、落ち着いたたたずまいを見せてくれるところ。そんな地区の少し入り組んだところにあるブロックハウス群の一角が我が家。そこの玄関から一歩出ると、植え込みの中から出てきたたくさんの巨大カタツムリ。
 


マイダーリンは「おい、お前、危ないよ、こんなに真ん中まで出てきたら。」と、いつも舗道の上のカタツムリを植え込みの中に逃がしてやっています。誰かとおしゃべりに夢中になって歩いていたら、じきに踏んづけられてしまいそうなカタツムリたち。
 
わたしも実は、帰宅途中にうす暗闇の中、足元で「カシャ!」~カタツムリをお家ごと踏んづけてしまったこと、何度もあり。あ~、ごめんなさい、無事昇天してね。
 


雨の日にだけ出会える巨大カタツムリ、とても可愛い存在です。咲き始めたライラックの花も、雨を含んで少し重たそう。これからひと月以上、街区を飾ってくれる紫の花、ライラック(ルーマニア語名リリアック)。季節の移ろいの美しさを感じられるのは、本当にありがたいこと。

@Bucharest


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