ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

80歳のお誕生日記念マラソン大会

2010-04-18 | 海外&ルーマニア・マラソン大会

 
ルーマニアマスターズ連盟のキュートなアイドルと言えばこの方、ラザール氏、今日が誕生日の80歳。この日を記念してご自身でマラソン大会を主催、参加することが何よりものお祝い。
 
「歳のこととお金のことは言わないこと、くよくよしないこと。これが長生きの秘訣。」と以前に教えていただきました。この笑顔・お姿を拝見するたび、こちらも長生きのための元気をもらうみたい。
 


「よーい、ドン」とスタートするマラソン大会だけれど、順位はみな1位。「Locul 1」と書かれた表彰状がすべての参加者に手渡されます。仕事で参加できなかったマイダーリンの分もちゃんと用意されています。
 


そしてこのトロフィー。「GHEORGHE LAZAR」(ジョルジェ・ラザール)とご自身の名を刻んだ80歳記念。これは全員の分はなかったけれど、「ヒロコにぜひ。」といただきました。
一番上の写真で、ご自身が着ておられる「80歳おめでとう」シルバーのロゴ入りのTシャツは仲間の有志によるもの。赤・黄・青のトリコロール、ルーマニア国旗を肩にかけておられるけれど、ちゃんと袖を作ってあってガウンのように羽織ることが出来ます。これも有志によるもの。
 
笑顔がキュートな単なるアイドル的存在ではありません、いつも仲間を取りまとめ、マスターズ連盟の庶務でもあるのです。この方が私のことも忘れずにリア・マノリウ陸上競技場サブトラックの使用許可メンバーに入れてくださるおかげで、いつでも堂々とスタジアムに出入りできます。
 
この日も「次の週末、サント・ゲオルゲのマラソン大会に行く人は?宿泊とエントリーを手配するからね。」と次の大会参加者をリストアップ。いつもたくさんの紙束とペンを持って「こうやって書いておかないと、きちんとできないからね。」、さすがに御歳とって80歳、物忘れ防止も完璧。

出しゃばることなくつねに裏方に徹し、仕事はするけど物は申さぬタイプ、静かに君臨する姿を誰もが認めています。
 
たくさんの仲間が集まって最高のお誕生日を祝うことが出来ました。ラザールさん、いつも本当にお世話になります。これからも元気なお姿に出会えることを楽しみにしています。
 
La muţli ani, aniversari 80 ani!(=80歳のお誕生日、おめでとうございます!)


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女子大生に混じって5位

2010-04-18 | 海外&ルーマニア・マラソン大会

 
今年で18回目の開催、ブカレスト大学マラソン大会(Crosul Universităţii din Bucureşti)。伝統あるブカレスト大学は、首都名を冠しているようにルーマニアの国立大学の最高峰。大学が主催だけれど一般参加も出来るので、ラン仲間に誘われ大学生たちに混じります。
 


ことしはベテランの部・子供の部もクラス分けされ、ブカレスト大学以外の大学からも続々参加があり大賑わい。走る距離は2.2キロほどですが、大学生の誰しもがスポーツ得意ではありません~スタートダッシュで勢いよく飛び出したものの、呼吸が続かずおばちゃんランナー(=ワタクシ、マドモワゼル)に軽く交わされる男子生徒多し。折り返し地点に行くまでに、すでに歩いている若者多し。
 
ベテランの部が新設されたものの、表彰は男女それぞれ1位だけとの情報を得て、私はスタート直後からイオアナ(=わたしよりも少し年上のスピードランナー、今までに2敗している)を完全マーク。1週間前のトレイルマラソンの疲れが芯に残っています。
 
最後まで付いていってラスト200mほどでスパート、ちょっと仕掛けるのが早すぎると思ったけれど、前に出てしまいました。案の定抜き返され、ゴール直前までもつれ込み、胸の差で先着。ベテランの部1位を確保。
 
・・・したと思ったら、着順判定係が勘違いしたようで、「1位」の着順カードはイオアナに。報道係から「ベテランの部1位、おめでとうございます。」とインタビューと撮影を受けている間に、着順記録係のところに行くのが遅くなってしまいました。
 
「大丈夫かなあ?でも、インタビューを受けたし。」と心配になりながら、着順記録係へ。ここへ着順カードを持って行ってはじめて着順が確定するのです。でもここではイオアナがベテラン1位になっていて、女子総合5位の選手を探しています。着順表で、女子5位のところだけ誰もいないのです。
 
ここであとから着順判定係が追いついてきました。わたしに向かって「貴女よ、あなた、女子の5位。」、走っている間じゅう、前のイオアナしか見ていなかったので前に何人女子大生がいたのか、まったく判っていません。
 
「あなたが女子の5位。で、どこの大学生?」、あ===、着順判定係の大きな勘違い。わたしが女子大生に見えて、胸の差で遅れてゴールしたイオアナをベテランの部1位にしてしまったのです。

「え~、でもわたしがベテランの部、1位です。」と言うと、「ベテランの部は50歳以上と言うことにしておきましょ、総合5位のほうが賞品がいいのよ。」と主催者に丸め込まれてしまいました。イオアナも「50歳以上の部優勝」と、その気になっているし、別にここでとりたてて騒ぐ必要もなし。イオアナとわたしの勝負は、二人がいちばんわかっているし。
 


と言うわけで、それぞれ賞品をゲットした私たち。イオアナには賞状・トロフィーとTシャツ&スポーツタオル。わたしは賞状と大学のロゴ入りバッグ・スポーツタオル・文房具セット(いかにも大学生らしい~)と賞金60レイ(約2000円)。
 
このバッグ、「大学のロゴが入っているなんて、格好悪いよ。年寄りは持てないよ、これがないほうがいいよ。」とベテラン勢には不評ですが、わたしにとっては断然ロゴ入りがいいです、思い出の品になるし!スポーツタオルもロゴ入り、もちろんお気に入り。
 


女子総合6位までの入賞者はわたしを除いてすべて女子大生、ベテランの部がなければ6位にイオアナがくるところでした。ちなみに気になる賞金は、1位300レイ、2位200レイ、3位100レイ、4位80レイ、5&6位60レイ。順位表の横に書かれていたのをチラッと覗き見。300レイといえば学生にとってはかなりの大金。賞金が事前に公表されるのが普通なので、トップグループでは俊足自慢の女子大生がしのぎを削っていたのです。
 
さらにお楽しみは全参加者を対象とした抽選会。末等のTシャツ、スポーツタオルもたくさん用意され、30レイのお小遣いも10人に。特等は黒海のビーチリゾート、エフォリエ・スッド(南エフォリエ)のホテルにペアでご招待、7日間、3食込み。しかも合計7人に当たります。
 


さすがに盛り上がりました、プログラムの最後の抽選会まで居残っていない人も多く、抽選券の名前を読み上げても名乗り出ないこと多し。「無効にします!」と主催者が判断すると、また盛り上がって「次行こう、次!」、抽選会風景はいずこも同じ~。
 
でも、ビーチリゾートに7泊8日のご招待、とはゆったりバカンスを楽しむルーマニアらしい企画。ホテルに7連泊して、何もしないで海岸でのんびり過ごすのがルーマニア流。毎日、プラージェ(=太陽の下での日光浴)を楽しむのです。日本人には何もしないことが退屈すぎるかも?

@Bucharest


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