急遽沖縄を発つことにした前日の夕、女房は荷物の整理に追われ私はフライトの予約に躍起。
そんな時、携帯にコール音。
誰かなと思って電話に出るとマンゴーを栽培しているhさんの奥さんから。
「今、郵便局の前に主人と一緒に来ているの。お別れに一寸お顔を見てからと思って」と。郵便局はマンションの横にあります。
女房と急いで駐車場に下りて行くとご主人から「一緒に飲もうと思っていたのですが」と泡盛を渡されました。
このご夫婦とのお付き合いは10年ほど前にご自宅の前を車で通りかかった時、庭にサンゴアブラギリのオレンジの花がたくさん咲いているのを見掛け、車から降りて庭先に入りサンゴアブラギリの株を分けて貰ったことから始まりました。
今、我が家で育てている苗はその時に頂いたものから増やしたものです。
あれから10年以上経ちますが沖縄に行った時は毎回、夕食をご一緒しています。
ご主人もお酒が強く、つい泡盛を飲み過ぎて二人とも二日酔い、三日酔いした忌まわしい?思い出を共有しています。
今回も最初にご挨拶に伺った時に、友人が無農薬で栽培していると言う野菜をたくさんお裾分け頂き、息子さんが前日の大潮の夜に海で取ってきたと言うタコを4匹も頂きました。
野菜は滞在中ずっと食卓に上がりましたし、タコも食べ切れなかった分を冷凍して数回楽しみました。
そう言う濃密なお付き合いの知人がいて沖縄滞在と縁が切れません。