「…っつ」
「どうした、チャンミン。早く帰ろう…」
ユノさんの急激な変化について行けない。動揺が大きくて、鼓動が煩くて…何をどうすれば良いのか分からずにパニック状態だ。
只でさえ、カッコいいユノさんを直視出来ない。なのに、強引に手を引かれ、早く帰ろうと促されても、元気な返事なんて出来ない。無理だ。
思い切り、視線を逸らし、呼吸を整えようとしていると、ユノさんが笑い声を響かせる。
「動かないなら…抱き上げる」
「え?」
「この姿でもチャンミンを抱えられるからな」
「な、何を言ってますか!」
慌てて顔を上げ、止めようとしたら…目が合った。それだけで体温が上昇し、動悸が激しくなる。僕は目が眩みそうになったけど、何とか踏ん張った。
歩かなければ、本当に抱え上げられる。まだ周りにある視線が恐ろしくて、僕は何とか歩き出した。
「あ、あの、ユノさん。急にどうしましたか?何がありました?」
上げられない視線を繋いだ手に向け、僕は弱々しく尋ねてみる。
「俺も成長したいと思ったのだ…。いつまでもチャンミンに不安を抱かせたくないからな」
「…僕に…不安を…?」
「俺はこちらの姿にも慣れて欲しい。堂々と寄り添い歩きたいと思ったのだ…」
「…でも」
「俺がチャンミンへの想いをはっきりさせていれば、チャンミンが周りに何か思う事もなくなるだろう?」
「それは…」
「白狼達との約束を楽しむ為にはこう言った努力も必要不可欠だと思い、実行している。まだ慣れなくて…違和感があるだろうが、俺の努力に付き合って欲しい」
「…だけど…」
「駄目か?」
キラキラのユノさんに駄目かと聞かれて、駄目だ!なんて言える人なんて、多分、多くはないだろう。
「動かないなら…抱き上げる」
「え?」
「この姿でもチャンミンを抱えられるからな」
「な、何を言ってますか!」
慌てて顔を上げ、止めようとしたら…目が合った。それだけで体温が上昇し、動悸が激しくなる。僕は目が眩みそうになったけど、何とか踏ん張った。
歩かなければ、本当に抱え上げられる。まだ周りにある視線が恐ろしくて、僕は何とか歩き出した。
「あ、あの、ユノさん。急にどうしましたか?何がありました?」
上げられない視線を繋いだ手に向け、僕は弱々しく尋ねてみる。
「俺も成長したいと思ったのだ…。いつまでもチャンミンに不安を抱かせたくないからな」
「…僕に…不安を…?」
「俺はこちらの姿にも慣れて欲しい。堂々と寄り添い歩きたいと思ったのだ…」
「…でも」
「俺がチャンミンへの想いをはっきりさせていれば、チャンミンが周りに何か思う事もなくなるだろう?」
「それは…」
「白狼達との約束を楽しむ為にはこう言った努力も必要不可欠だと思い、実行している。まだ慣れなくて…違和感があるだろうが、俺の努力に付き合って欲しい」
「…だけど…」
「駄目か?」
キラキラのユノさんに駄目かと聞かれて、駄目だ!なんて言える人なんて、多分、多くはないだろう。
僕には無理だ。駄目だなんて言えない。ユノさんの想いを否定したくないし、必要な事だとも思う。
だけど、恥ずかしさは簡単に消えるものでもない。
「チャンミン…?」
不安そうに呼ばれると、黙っていられなくなる。
「だ、駄目じゃないです!」
「本当か?」
「で、でも… 人前での抱擁は…出来れば避けたいと言うか…」
「ああ、あれはつい…身体が勝手に動いてしまったのだ」
「…過度なスキンシップがなければ…と言うか…徐々になら…慣れていきたいと言うか…」
弱々しい声になってしまうのも、羞恥心のせいだ。言い訳をしたくて、視線を上げたけど、ユノさんの綺麗な顔を見ると、一気に身体が熱くなり…慌てて逸らしてしまう。
「…どうして、そんなにカッコいいんですか…」
「何?」
「や、やっぱり離れたとこから見る練習をした方が!」
「チャンミン…?」
落ち着けようとしてみても、動揺はまた湧き上がってくる。しっかりと繋がれた手を嬉しく思いつつも、僕は慌てふためいていた。
「チャンミン…?」
不安そうに呼ばれると、黙っていられなくなる。
「だ、駄目じゃないです!」
「本当か?」
「で、でも… 人前での抱擁は…出来れば避けたいと言うか…」
「ああ、あれはつい…身体が勝手に動いてしまったのだ」
「…過度なスキンシップがなければ…と言うか…徐々になら…慣れていきたいと言うか…」
弱々しい声になってしまうのも、羞恥心のせいだ。言い訳をしたくて、視線を上げたけど、ユノさんの綺麗な顔を見ると、一気に身体が熱くなり…慌てて逸らしてしまう。
「…どうして、そんなにカッコいいんですか…」
「何?」
「や、やっぱり離れたとこから見る練習をした方が!」
「チャンミン…?」
落ち着けようとしてみても、動揺はまた湧き上がってくる。しっかりと繋がれた手を嬉しく思いつつも、僕は慌てふためいていた。