斜めになったクリスマスツリー

今年のアカデミー賞で「オッペンハイマー」のエミリー・ブラント、「ナイアド」のジョディ・フォスター、「バービー」のアメリカ・フェレ―ラ、

「カラーパープル」のダニエル・ブルックスと共に助演女優賞にノミネートされ、見事受賞したのはダヴァイン・ジョイ・ランドルフ。

知らないぞ…と思っていたら、「ザ・ユナイテッド・ステイツ ｖｓ.ビリー・ホリデイ」（２１）や「ザ・ロストシティ」（２２）で見てました。

彼女の受賞作が公開されます。「サイドウェイ」（０４）と「ファミリー・ツリー」（１１）で脚色賞を受賞した、アレクサンダー・ペイン監督最新作…

「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」（２３）です。残留した者を表す原題は、監督らしいヒューマンコメディ。楽しみ。

１９７０年のボストン近郊。全寮制の名門バートン校では、クリスマスと新年を過ごすため、生徒と教師のほぼ大半が帰宅します。

しかし中には学校に留まらざるを得ない者も。生真面目で皮肉屋で融通が利かす、学生や同僚からも嫌われている考古学の教師ポール・ハナム…

（ポール・ジアマッティ）は、帰れない生徒たちの監督役を務めることに。母親の再婚で居残ることになったアンガス・タリー（ドミニク・セッサ）、

寄宿舎の食堂の料理長メアリー・ラム（ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ）の３人は、２週間のクリスマス休暇を過ごすことになります。

まるで疑似家族のように。果たして？「サイドウェイ」に主演し、ゴールデン・グローブ賞男優賞を受賞したジアマッティ。お気に入りの俳優です。