だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

ホームズ対レスラー

2010-04-28 21:56:01 | 映画
シャーロック・ホームズと言えば、NHKでも放映されていたTVシリーズですね。英国グラナダTVで、5シーズン制作されました。世界中で大ヒットし主演のジェレミー・ブレットは、史上最高のホームズ俳優とされました。

1984~94年までホームズを演じましたが、1995年9月12日心臓発作で亡くなります。ちなみに、1933年11月3日出まれの61歳。映画「マイ・フェア・レディ」(64)で、イライザに恋する貴族フレッドを演じ“君住む街角”を歌っています。

最新作でホームズを演じたのはロバート・ダウニー・Jr。1965年4月4日NY生まれのロバートは、まだ44歳。映画監督を父に持ち、「ベイビー・イッツ・ユー」(83)でデビュー。一時、薬物所持などで逮捕されたり、施設に入ったり…。

やがて特別プログラムでリハビリし、映画にも復活。大好きな俳優だけに心配していました。良かった!「ゴシカ」(03)「キスキス、バンバン」「グッドナイト&グッドラック」(05)「毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト」(06)

「ゾディアック」(06)と続き、あの「アイアンマン」(08)が登場!マーベル・コミックの人気キャラ アイアンマン(本名トニー・スターク)の誕生を描いていました。監督は、俳優でもあるジョン・ファヴロー。いよいよ続編の公開です。

アイアンマン2」(10)の監督は同じ、脚本を俳優で「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」(08)も書いているジャスティン・セロー。みんな多彩ですね~。前作で自分が“アイアンマン”であることを認めた、トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)。

ごく普通の人間で、天才科学者兼会社経営者のトニーは自ら発明した“パワードスーツ”を着て、悪と闘うヒーローに。しかし、その凄まじいパワーを発揮するパワードスーツを国へ受け渡すように命じられます。

トニーのヒーロー行為は問題視されたのでした。やがてトニーの前に現れる2人の強敵。1人は“ウイップラッシュ”(ミッキー・ローク)。もう1人は、レザースーツに身を包んだ謎の女“ブラック・ウィドー”(スカーレット・ヨハンソン)。

果たして、2人の正体は?そして目的はなに?なにかと問題を起こし、低迷の後、ようやく復活した「レスラー」(08)のローク。これは見ものですね!他にグウィネス・パルトロー、ドン・チードル、サミュエル・L・ジャクソンも出演。楽しみ!
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本を運ぶ人

2010-04-27 21:09:55 | 映画
世界崩壊後の地球で生き残った人々の物語は、ヒット映画の重要なジャンル。古くはグレゴリー・ぺックの「渚にて」(59)、メル・ギブソンの「マッドマックス」(79)シリーズ、ウィル・スミスの「アイ・アム・レジェンド」(07)

ちょっとごぶさたのケヴィン・コスナーも「ウォーターワールド」(95)と「ポストマン」(97)で、このジャンルに挑戦。「ウォーターワールド」は、温暖化ですべてが海底に沈み、伝説のドライランドを探すという話。

「ポストマン」は、大規模な世界大戦後退廃したアメリカで手紙を届けてまわる男の物語。コスナー ファンの私は、この頃のコスナー主演作品が大好き。地球が崩壊するのは困るけど、映画としてはおもしろいんですもん!

予告編を見て思わず似てる…と思ったのが、「ザ・ウォーカー」(10)。監督は、ジョニー・デップの「フロム・ヘル」(01)でも活躍の、アレンとアルバート・ヒューズ(ザ・ヒューズ・ブラザーズ)。製作は、ジョエル・シルヴァー他。

“ウォーカー”と呼ばれる男、イーライ(デンゼル・ワシントン)は世界でたった1冊残る本を運び、ひたすら西へ向かっています。目的地は不明。彼は30年間、旅を続けています。その本に触れる者を殺しながら…。

世界はすべてを失っていました。焼け尽くされた大地、崩れ落ちたビル、大都会は廃墟と化していたのです。そんな中、汚染されていない水源を独占し独裁者となっているカーネギー(ゲイリー・オールドマン)のいる町を通ることに…。

崩壊以前の歴史を知っているカーネギーは、ある本を探していました。西に向かう街道で、部下たちが男に殺害されたと知らされます。荒くれ男たちを一瞬にしてやっつけた男に興味を持ったカーネギーは、イーライに宿を提供します。

こうして、イーライとカーネギーは出会うのです。2人の運命は?それにしても、その本とは?目的地はどこ?なぜ30年?う~む。共演はカーネギーの女で盲目のクローディアに、「フラッシュダンス」(83)のジェニファー・ビールス。

娘のソラーラにロシア出身のミラ・クニス。マイケル・ガンボンやトム・ウェイツ、マルコム・マクダウェルも出演。ところで「ポストマン」のコスナーの役名、シェークスピアでした。今度はカーネギー。荒廃した世界は、クラシックですね。
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とうとう、ヒーロー

2010-04-26 22:53:40 | 映画
マイ・ブラザー」(09)が楽しみなジェイク・ギレンホール、今年12月には30歳になります。「遠い空の向こうに」(99)では、NASAのロケット・エンジニアとなったホーマー・ヒッカムの高校時代を演じ、「ドニー・ダーコ」(01)でも17歳の高校生役。

「ムーンライト・マイル」(02)では、婚約者を事故で亡くした青年役。「デイ・アフター・トゥモロー」(04)は地球温暖化の影響で起こる異常気象を描いたパニック映画で、気象学者デニス・クエイドの息子役。ここでも高校生。

「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」(05)は、デヴィッド・オーバーン作戯曲の映画化。カギとなる天才数学者の教え子役。「ジャーヘッド」(05)では、90年の湾岸戦争を体験した実在の海兵隊員役。次が「ブロークバック・マウンテン」(05)。

「ゾディアック」(06)では、実際の未解決事件を調べるサンフランシスコ・クロニクル紙の漫画家役。ようやく高校生から大学生、社会人役を演じるようになったジェイクですが、作品を見てもわかるようにどちらかというと、ドラマ系。

最新作では、なんとファンタジー・アドベンチャーのヒーロー!「プリンス・オブ・ペルシャ」(10)、ジョーダン・メクナーの原作を「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」(05)「コレラの時代の愛」(07)のマイク・ニューウェルが監督。

製作は、TV「CSI」シリーズや「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのジェリー・ブラッカイマー。古代ペルシャ帝国のシャラマン王は、ある日、トラブルに巻き込まれた友を救うため大勢の兵士に立ち向かう孤児の少年に出会います。

少年を王宮に連れ帰り、養子にして15年。“ペルシャのライオン”と呼ばれるようになった第3王子ダスタン(ジェイク)は、兄と叔父のニザム(ベン・キングズレー)と共に、聖なる都アラムートを征服。

その時の戦利品、1本の短剣がダスタンの運命を大きく変えることになるのでした。それはいったい…?ヒロインのタミーナには、「タイタンの戦い」(10)のジェマ・アータートン。個性派アルフレッド・モリーナも。

ヒーロー役なんて似合うのかしら…とちょっと心配な私。果たして??
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帰って来た、兄

2010-04-23 21:24:45 | 映画
ポスターを見た時、「ブロークバック・マウンテン」(05)を思い出しました。イニスが左手前にいてやや下を向き、その後ろにまるで寄り添うようにやや下を向いて目を閉じたジャック…。イニスを演じたのは、ヒース・レジャー。

「ブロークバック・マウンテン」はお気に入りの映画の1本ですが、ヒースが亡くなったことにより忘れられない作品になりました。この映画公開時には、ヒースよりもジャック役のジェイク・ギレンホールのファンでした。

ジェイクは、1980年12月19日ロス出身。父はTVMなどの映画監督スティーヴン・ギレンホール、母は「旅立ちの時」(88)「綴り字のシーズン」(05)などの脚本家・製作者のナオミ・フォナー。姉のマギーも女優。(夫はピーター・サースガード)

ジェイクの最新作は「マイ・ブラザー」(09)。ポスターに並ぶ主演3人は、とても静かな面持ちでなぜか痛みが伝わって来ます。監督は、「マイ・レフトフット」(89)「父の祈りを」(93)「ボクサー」(97)のジム・シェリダン。

兄のサム・ケイヒル(トビー・マグワイア)は、学生時代アメフトのスター選手でチアリーダーのグレース(ナタリー・ポートマン)と出会い、結婚。2人の娘に恵まれた海兵隊大尉でした。しかし、弟のトミー(ジェイク)は…

定職につかず、酒に酔っては問題を起こし、とうとう銀行強盗で逮捕・服役。元海兵隊の父ハンク(サム・シェパード)も厄介者扱い。そんなトミーの相談相手は、兄のサム。トミーの出所と入れ替えに、サムはアフガニスタンへ。

そして訃報が届きます。グレースと娘たちは哀しみに暮れ、トミーはそんな家族を支え、やがてグレースと心を通わせて行きます。そんなある日、死んだはずのサムが帰還。全滅した部隊でただ1人、生き残ったのです。

別人のようになってしまった、サム。何が起きたのか?一切語ることなく…その上、トミーとグレースの関係を疑うばかり…。そしてとうとう事件は起こります。果たして?兄弟の母エルシー役にメア・ウィンガム。お久しぶり。

「17歳の肖像」(09)で話題のキャリー・マリガンが、軍人仲間のキャシー役で共演。なお、本作はデンマークのスザンネ・ビア監督作「ある愛の風景」(04)のリメイク。ここではアルカイダでした。世界から消えることのない、戦争。

9キロ減量したトビーの痛々さ。そして孤独で繊細なジェイク。2人の演技が早く見たい!!
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今、見るべき戦争ドキュメンタリー

2010-04-20 21:16:03 | 映画
恵比寿ガーデンプレイスは、よく出かけるお気に入りの場所。三越もありますが、映画ファンにはうれしい“恵比寿ガーデンシネマ”があるんですもん!ウディ・アレンの作品や、単館ならではの選りすぐりの作品が上映されます。

この恵比寿ガーデンプレイスには、もうひとつ劇場があります。それが“東京都写真美術館”、B1Fには映像展示室、1Fにホール、2・3Fに展示室があります。詳しいスケジュールはサイトで確認してくださいね。

この夏、気になる作品がありました。それが「ベトナム戦争勃発から50年 映画で見る戦争の真実」。上映される映画は2本。「ハーツ・アンド・マインズ/ベトナム戦争の真実」(74)と「ウィンター・ソルジャー/ベトナム帰還兵の告白」(72)。

「ハーツ・アンド・マインズ/ベトナム戦争の真実」の監督は、ピーター・デイヴィス。第47回アカデミー賞最優秀長編ドキュメンタリー映画賞受賞。ベトナム戦争に関するニュースや取材映像、兵士たちへのインタビューによる証言…

さらには戦意高揚映画のフッテージ(素材)などを駆使しての、“ベトナム戦争”の実像に迫るドキュメンタリー映画。製作期間は1972年から2年間、製作費100万ドル(当時)、使用したフィルム150時間分!

「ウィンター・ソルジャー/ベトナム帰還兵の告白」は、1971年1月31日デトロイトで開催された“ウィンター・ソルジャー公聴会”の様子をおさめた記録映画。第22回ベルリン国際映画祭 フォーラム部門インターフィルム賞受賞。

戦場で起きた残虐行為を勇気ある帰還兵たちが告白。悲惨な戦争を止めるよう、訴えたのでした。そして『「ハーツ・アンド・マインド」はこれまで作られた最良の映画だ!』と言ったのは、あのマイケル・ムーア監督。

「ディア・ハンター」(78)「地獄の黙示録」(79)「プラトーン」(86)の原点と言われたドキュメンタリーなのです。かつてTVで見たことのある、衝撃的なニュース・シーン。ここにあったのですね。見ておくべき映画です。
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33年ぶりのリメイク

2010-04-19 22:15:14 | 映画
「インクレディブル・ハルク」(08)以来、すっかりごぶさたのウィリアム・ハート。「蜘蛛女のキス」(85)でアカデミー賞主演男優賞受賞、役に成り切る演技派です。出演作も多数ありますが、「セカンドベスト/父を探す旅」(94)はお気に入り。

「キリング・フィールド」(84)と「ミッション」(86)でアカデミー賞受賞、他「マイケル・コリンズ」(86)「あるスキャンダルの覚え書き」(06))「愛を読むひと」(08)などのカメラマン、クリス・メンゲスの監督作品。

刑務所にいる父とのわずかな思い出にしがみつく少年。その少年ジェームズ(クリス・クリアリー・マイルズ)を養子として引き取ろうとする、独身で孤独な男グラハム(ハート)。登場人物たちの心模様と同じく、静かで痛いほどの交流。

見る者をも深く感動させる、素晴らしい作品です。共演ジョン・ハート、アラン・カミング。未見の方はぜひ!ハートは、1950年3月20日ワシントン出身。さまざまな役柄をこなすハートの特徴は、柔らかな口調。そこが魅力的。

そのウィリアム・ハートの最新公開作が、「イエロー・ハンカチーフ」(08)です。監督は、「天使にさよなら」(01)のウダヤン・プラサッド。原作は日本映画「幸福の黄色いハンカチ」(77)のピート・ハミル。そう、リメイクなんですね。

アメリカ南部、6年の刑期を終え出所したブレッド(ハート)は、食堂で食事を取りフェリー乗り場にいました。そこへ1台の車が…。少女マーチィーン(クリステン・スチュワート)は、食堂にいたゴーディ(エディ・レッドメイン)に声をかけます。

恋人にフラれたマーチィーンは自暴自棄になっていて、少し落ち着きのない青年ゴーディの誘いに応じたのでした。その2人はひょんなことでブレッドと知り合い、3人は一緒にニューオリンズに行くことになるのです。

ニューオリンズには、ブレッドの妻メイ(マリア・ベロ)がいます。出所前に出した手紙の返事を確かめるために…。果たして?結末はわかっていますが、やはり感動するのは明確。ところで、クリステンは「トワイライト~初恋~」(08)のベラ!

ゴーディ役のエディ・レッドメインは、「美しすぎる母」(07)のあのジュリアン・ムーアの息子アントニーを演じた若手俳優。独特な顔は忘れられません。ちょっと強烈なイメージ。この作品での出演者4人にも期待です。
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キャリーが帰って来ます。

2010-04-18 21:17:58 | 映画
1995年のトニー賞で主演男優賞を受賞した、マシュー・ブロデリック。作品は「努力しないで出世する方法」。2001年初演の「プロデューサーズ」にも主演し、こちらはネイサン・レインが主演男優賞を受賞。2作品とも大ヒット!

ブロードウェイ・ミュージカルを初体験したのは、1991年。90年代は毎年のようにNYへ。話が逸れましたが、マシューの「努力しないで出世する方法」を見た時、ステージドア(楽屋口)でマシューはもちろん、サラも見ました。

サラとは、1997年マシューと結婚したサラ・ジェシカ・パーカー。それまでは「ハネムーン・イン・ベガス」(92)とか、「スリー・リバーズ」(93)「マイアミ・ラプソディー」「エド・ウッド」(94)「ボディ・バンク」(96)とか…に出演。

カールしたブロンドのキラキラ・サラサラの髪、整った小顔、すらっと美しい体、サラ・ジェシカは本当にきれい。でもここまでの映画では、その魅力が十分に活かされてはいませんでした。本人を見た時も、ただのマシューの恋人。(当時)

ところが、1998年に始まったTV「SEX AND THE THE CITY」で大ブレイク!都会で暮らす独身女性の、自由で華麗な生き方を描いたシリーズは大ヒットし、シーズン6(04)まで製作。なによりキャリー・ブラッドショーが魅力的!

Tシャツに高級ブランドのドレス、マノロ・ブラニクの靴、キャリーのファッションは一大ブームに!シリーズが終了し、最終話から4年後を設定した、映画「セックス・アンド・ザ・シティ」(08)が公開されたのも、ついこの間。

セックス・アンド・ザ・シティ2」(10)が、やって来ます。監督・脚本は、TVシリーズや映画前作のマイケル・パトリック・キング。前作で、結婚式当日にドタキャンされたお相手ミスター・ビッグ(クリス・ノース)と念願の結婚を果たしたキャリー(サラ)。

2度目の結婚で出産したシャーロット(クリスティン・デイヴィス)。育児と仕事と夫の浮気でパニックだった弁護士のミランダ(シンシア・ニクソン)。年下の恋人がいるのに自由を求め、別れてしまったPR会社社長のサマンサ(キム・キャトラル)。

前作から2年後。あたらなる冒険が待ち受けます。もちろん、素敵なファッションも楽しみ~。
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見逃すわけにはいきません!

2010-04-17 21:31:05 | 展覧会
今年は素晴らしい絵画展覧会が、次々に開催されます。うれしい~。今からスケジュール確認と、見逃さないようにしっかり管理しなくては…。六本木の国立新美術館で開催の「オルセー美術館展2010」は、絵画ファンには必見です。

「ポスト印象派」とは、1880年代半ばから1900年頃にかけて、フランスで活躍したセザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、スーラといった画家たちを指す総称。今回の展覧会では、なんと絵画の傑作が115点も来日。す、すごい!

では、絵画の傑作とは?第1章:1886年ー最後の印象派/モネ『ロンドン国会議事堂、霧の中に差す陽光』(1904)、『睡蓮の池、緑のハーモニー』(1899) 第2章:スーラと新印象派/『ポール=アン=べッサンの外港、満潮』(1888)

第3章:セザンヌとセザンヌ主義/『沐浴の男たち』(1890頃)、『台所のテーブル(籠の静物)』(1888~90) 第4章:トゥールーズ=ロートレック/『黒いボアの女』(1892)、『赤毛の女(化粧)』(1889)

第5章:ゴッホとゴーギャン/ゴッホ『自画像』(1887)、ゴーギャン『タヒチの女たち』(1891) 第6章:ポン=タヴェン派/ベルナール『愛の森のマドレーヌ(画家の妹)』(1888) 第7章:ナビ派/ドニ『木々の中の行列(緑の木立)』(1893)

第8章:内面への眼差し/モロー『オルフェウス』(1865)、シャバンヌ『貧しき漁夫』(1881)  第9章:アンリ・ルソー/『戦争』(1894)、『蛇使いの女』(1907) 第10章:装飾の勝利/ヴュイヤール『公園 戯れる少女たち』(1894)他

紹介を書きながら、その素晴らしさに感涙。フランス大統領ニコラ・サルコジ氏のメッセージにあるように、『これらの絵画がまとめてフランスを離れることは2度とない』!!というだけあります。約60点が日本初来日だそうです。

モネ5点、セザンヌ8点、ゴッホ7点、ゴーギャン9点、ルソー2点など、オルセー美術館が世界に誇る絵画115点をまとめて見れる。これまでオルセー美術館の代表作品だったものが、ズラッと並ぶわけです。ウホホ~イ!

あなたのお目当てはどれかしら?とにかく見逃すわけにはいきません。楽しみ~。
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沈黙は美徳

2010-04-16 21:54:03 | 映画
マイブログは、基本的に見たい映画や演劇、展覧会などが中心。公開前に、ご紹介も兼ねて自分の予備知識も書き込んだりして…。今日の作品は、すでに公開中の1本。銀座シネパトスは、スティーヴン・セガールの映画を必ず上映。

ファンにはうれしいかぎりですね~。今回の映画のタイトルも、「沈黙の鉄拳」(09)。監督・脚本は「沈黙の逆襲」(09)のキオニ・ワックスマン。セガールの映画は、“沈黙のナントカ”ばかりでどんな映画か混乱してしまいます。

「沈黙の逆襲」は、LA市警の元刑事役で富豪の娘のボディガードとして大活躍するアクション映画。うむ。まだ、思い出せない?「沈黙の戦艦」(92)の大ヒット以来、日本でのセガール作品の邦題は、安易に“沈黙”が付くようになってしまいました。

セガール本人はどう思っているのでしょうね~。大阪に住んでいたことのあるセガールは、日本語も堪能。では、本作はというと…元特殊部隊のシェーン・ダニエルズ(セガール)は、無実の罪で6年間も服役。

ようやく冤罪が認められ、疑いが晴れるのでした。しかし出所してすぐ暴力事件を起こしてしまったシェーンは、再び警察に追われる羽目に…。逃走中、立ち寄った駐車場で州警官殺害現場に遭遇してしまいます。

偶然居合わせた若者セルゲイ(ジェシー・ハッチ)も狙われ、シェーンは思わず助けに入ることに。犯人の中国人マオ(バイロン・ローソン)は逃走。そこでシェーンは思いがけない発見をすることになるのです。

大量の札束とともに、車のトランクに閉じ込められていた中国人美女ティア(マーライナ・マー)を救出。彼女の叔父クアンが、中国マフィアに囚われていると知らされます。果たして、クアンはなぜ中国マフィアに誘拐されたのか?

“オヤジ”ことセガールは、中国拳法の“針術技”なるものを披露。自暴自棄になっていたシェーンに、怒りの鉄拳を振るわせるものとは?しかも今度のセガールは、今流行りの“3D”なんですって!?“オヤジだって、3D!?”

3Dは3Dでも、“Dandy!“ “Dynamite!!” “Dangerous!!!”の3Dというわけ。4月15日付けのゴシップで、女性アシスタントにセクハラで訴えられてしまったセガール。正義の味方のイメージを壊さないでね~。オヤジ~っ!
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風景画を楽しもう!

2010-04-13 21:45:49 | 展覧会
フランス北東部アルザス地方の中心都市ストラスブール。フランスとドイツの文化が融合した観光名所で、ライン川左岸に位置し、古くから栄えた交通の要衝の町。そして現代ヨーロッパの政治の中心都市のひとつでもあります。

ここにある“ストラスブール美術館”は、古い時代から近代・現代美術の名品を収蔵。美術館の中には、10の施設があるそうです。渋谷の文化村ザ・ミュージアムでは、この春から夏にかけてストラスブール美術館の展覧会が開催されます。

ストラスブール美術館収蔵 語りかける風景」のサブタイトルには、“コロー、モネ、シスレーからピカソまで”とあります。今回の展覧会のテーマは、風景。ヨーロッパで描かれた風景画は、15世紀のイタリアが最初と言われています。

当初はただの背景。やがて風景画は独立したジャンルとなり、現在のような風景画となったのでした。19世紀のことです。私たち絵画ファンが思い浮かべる風景画と言えば、やはりコロー、モネ、シスレー…ですね~。

展覧会は6つの章に分かれています。“窓のある風景” “人物のいる風景” “都会の風景” “田舎の風景” “水辺の風景” “木のある風景”となります。代表作品は、アルフレッド・シスレー『家のある風景』(1873)

フランソワ=ルイ・フランセ『アンティーブの眺め』(1894)、ギュスターヴ・ブリオン『バラの花と女性』(1875)、ジャン=バチィスト=カミーユ・コロー『ヴィル・ダウレーの池』(1860~63)、クロード・モネ『ひなげしの咲く麦畑』(1890)

ポール・シニャック『アンティーブ・夜』(1914)、ラウル・デュフィ『3つの積みわらのある風景』(1909~10)、ヴァシリー・カンディンスキー『サン=クロード公園』(1906)など、美術館内の古典美術館と近現代美術館から、風景画の秀作約80点が来日。

やわらかな日差しの中できらめく、緑の草原。青い空に浮かぶ白い雲。吹く風にそよぐ大木の木の葉。白く可憐な花々。遠く果てなく広がる青い海。公園の池。そんな身近で何気ない風景画を、今一度見直してみませんか?ぜひ!
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