だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

「衝撃と畏怖作戦」と戦う記者たち

2019-01-31 19:56:06 | 映画
映画では、新聞記者たちの活躍を描いた素晴らしい作品がたくさん!ウォーターゲート事件の真相を暴いたワシントン・ポスト紙の…

記者2人を描いた、アラン・J・パクラ監督「大統領の陰謀」(76)。アカデミー賞作品賞と脚本賞受賞したトム・マッカーシー監督…

「スポットライト 世紀のスクープ」(15)では、カトリック教会の児童虐待スキャンダルをボストン・グローブ紙が暴きます。

スティーヴン・スピルバーグ監督「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」(17)では、ニクソン政権下のベトナム戦争に…

関する機密文書を、ワシントン・ポスト紙が公表するまでの苦悩が描かれます。最新作は、ロブ・ライナー監督「記者たち 衝撃と畏怖の真実」(17)。

2001年9月11日アメリカ同時多発テロ事件が発生。2002年、ジョージ・W・ブッシュ大統領は『大量破壊兵器保持』を…

理由にイラク侵攻に踏み切ろうとしていました。NYタイムズやワシントン・ポストなどの大手新聞社とは違い、ナイト・リッダーの…

ワシントン支局長ジョン・ウォルコット(ロブ・ライナー)は、部下のジョナサン・ランデー(ウディ・ハレルソン)、

ウォーレン・ストロベル(ジェームズ・マースデン)と元従軍記者のジョー・ギャロウェイ(トミー・リー・ジョーンズ)に…

取材を指示。政府の嘘を暴こうと奮闘する4人。ミラ・ジョヴォヴィッチ、ジェシカ・ビール、リチャード・シフ共演。必見!
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ささやかな頼みとは?

2019-01-30 20:48:27 | 映画
ジェイソン・ライトマン監督「マイレージ、マイライフ」(09)で、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされたアナ・ケンドリック。

ジェイソン・ムーア監督「ピッチ・パーフェクト」(12)シリーズや、リチャード・ラグラヴェネーズ監督「ラスト5イヤーズ」(14)、

ロブ・マーシャル監督「イントゥ・ザ・ウッズ」(14)というミュージカル映画にも主演。ライアン・レイノルズ夫人で…

リー・トランド・クリーガー監督「アデライン、100年目の恋」(15)や、ウディ・アレン監督「カフェ・ソサエティ」(16)でも…

その美しさを披露したブレイク・ライヴリー。アナの方が2歳年上でタイプも違いますが、ダーシー・ベルのミステリー小説…

『ささやかな頼み』の映画化作品で初共演します。それが、ポール・フェイグ監督「シンプル・フェイバー」(18)です。

ニューヨーク郊外に住むシングルマザー、ステファニー(アナ・ケンドリック)は、息子マイルズの同級生の母エミリー(ブレイク・ライブリー)の…

豪華な邸宅に誘われます。作家の夫ショーン(ヘンリー・ゴールディング)と暮らし、ファッション業界で働くエミリー。

対照的な2人は、お互いの秘密を打ち明け合う仲に。そんなある日、『息子を学校に迎えに行ってほしい』と頼まれたステファニー。

ところが、その後エミリーは現れず、そのまま失踪してしまうのです。果たして、彼女はどこへ?面白そう~。見ましょ。
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神の恵みの地で…

2019-01-29 21:56:50 | 映画
80年代に『英国美青年映画』というブームがあり、映画ファンを夢中にさせました。夢中でした。マレク・カニエフスカ監督、

ルパート・エヴェレット&コリン・ファース主演「アナザー・カントリー」(83)、スティーヴン・フリアーズ監督、

ダニエル・デイ=ルイス主演「マイ・ビューティフル・ランドレット」(85)、ジェームズ・アイヴォリー監督「モーリス」(87)が…

その代表作でした。ジェームズ・ウィルビー、ヒュー・グラント、ルパート・グレイヴス主演。それ以降のイギリス映画も大ファンです。

みんな若くて美しかったぁ~。最近なら、ジェームズ・アイヴォリーが脚本を担当したイタリア映画、ルカ・グァダニーノ監督…

「君の名前で僕を呼んで」(17)は素晴らしかったです。話をイギリスに戻して、日本初登場のフランシス・リー脚本、監督作…

ゴッズ・オウン・カントリー」(17)が公開されます。祖母(ジェマ・ジョーンズ)と病気の父親(イアン・ハート)の代わりに…

ヨークシャーの牧場を管理しているジョニー(ジョシュ・オコナー)。酒といきずりのセックスで、孤独と仕事の不満を…

紛らわす毎日を送っていました。羊の出産シーズンになり、季節労働者のゲオルゲ(アレック・セカレアヌ)が雇われます。

当初反発する2人でしたが、徐々にゲオルゲに恋心を抱くジョニー。「ブロークバック・マウンテン」(05)みたい。見ます。
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「デス・ウィッシュ」の続編ではありません。

2019-01-28 21:28:30 | 映画
ブルース・ウィリスのフィルモグラフィーを見て、改めてその多さにびっくり。働き者ニックこと、ニコラス・ケイジといい勝負。

ブルース・ウィリスは、1955年3月19日ドイツ人の母親とアメリカ兵の父親との間に西ドイツで誕生。父の除隊と共に…

1957年ニュージャージーに移ります。ウィリスを有名にしたのは、TVシリーズ「こちらブルームーン探偵社」(85~89)。

映画の方は、ジョン・マクティアナン監督「ダイ・ハード」(88)。この頃は、まだ髪がありました。そんなことはともかく…

最近のウィリスは1年に3~4本出演。17年には「ファースト・キル」、「バッド・ウェイヴ」、M・ナイト・シャマラン監督…

「スプリット」に衝撃の出演。18年には続編の「ミスター・ガラス」、「アクト・オブ・バイオレンス」、「デス・ウィッシュ」、

もう1本、ブライアン・A・ミラー監督「デス・ショット」(18)。「デス・ウィッシュ」とは無関係。4本も出てたんですね。

武装強盗による銀行襲撃事件が発生します。警備員を射殺し大金を奪って逃走した犯人を、FBIは内部に共犯者がいると推定。

銀行員のジェイコブ(フランク・グリロ)が疑われます。身に覚えのない彼は隣家に住む元警官のジェームス(ブルース・ウィリス)に…

協力を求めることに。果たして?グリロは、リアム・オドネル監督「スカイライン 奪還」(17)に主演。アクションに期待です。
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体感、72分ワンカット

2019-01-27 22:24:28 | 映画
初めて予告編を見た衝撃を忘れられません。えっ、いったい何?それが、エリック・ポッペ監督「ウトヤ島、7月22日」(18)です。

「ヒトラーに屈しなかった国王」(16)のポッペ監督は、本作を72分ワンカットで映像化。72分とは事件発生から終息までの時間。

映画を見る観客は、事件を体感するのです。ウトヤ島とは、ノルウェーのブスケルー県にある湖に浮かぶ島。2011年7月22日…

午後3時17分、首都オスロ政府庁舎爆破事件が発生。8名が死亡します。犯人は当時32歳のアンネシュ・ベーリング・ブレイビク。

爆破を実行後、車で40キロ移動し、警官になりすましてボートで島へ上陸したブレイビク(本人はカメラに映りません)。

その日、ノルウェー労働党青年部の集会が行われていて、10代の青年約700人がサマーキャンプに参加していたのです

爆破テロ捜査を口実に参加者を整列させ、午後5時過ぎ、何の罪もない少年少女をライフルと小銃で射殺しはじめます。

何が起こっているのかわからないまま、仲間たちと森へ逃げ込んだ少女カヤ(アンドレア・ベルンツェン)。勇気を奮い起こし…

離れ離れになった妹エミリアを捜し始めるのでした。果たして?この銃乱射事件で、69名が犠牲となります。爆破事件の8名と…

併せて、77名の犠牲者を出した<ノルウェー連続テロ事件>。つい7年半前、2011年7月22日、何をしていましたか?
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10年ぶり、イーストウッド監督&主演作

2019-01-26 20:41:05 | 映画
製作、監督、主演を務めた「グラン・トリノ」(08)を最後に、実質的な俳優引退宣言を行ったクリント・イーストウッド。

それ以降、製作、監督をメインとしてきましたが、ロバート・ロレンツ監督「人生の特等席」(12)で4年ぶりに主演(のみ)。

いい作品でしたもの。あれから10年。製作、監督、主演する「運び屋」(18)が公開。ちなみに、本作に関わるため…

もともと監督するはずだった「アリー/スター誕生」(18)を、愛弟子ブラッドリー・クーパーに監督を頼んだそう。はい。

本作の原案は、ニューヨーク・タイムズの報道記事。第2次世界大戦の退役軍人、87歳のレオ・シャープが大量のコカインを…

運んでいた実話。家族をないがしろにし、仕事一筋に生きてきた男、90歳のアール・ストーン(クリント・イーストウッド)。

金もなく孤独に暮らすアールは、商売に失敗、自宅も差し押さえられ途方に暮れていた時、車の運転さえすればいいという…

仕事を持ちかけられます。それなら簡単と引き受けたものの、実はその仕事、メキシコの麻薬カルテルの運び屋だったのです。

麻薬取締局のコリン・ベイツ(ブラッドリー・クーパー)に追われながらも、長年運び屋を続けるアール。果たして?

ローレンス・フィッシュバーン、マイケル・ペーニャ、ダイアン・ウィースト、アンディ・ガルシア共演。絶対、見ましょう。
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白人用心棒と黒人ピアニストの絆

2019-01-25 17:02:39 | 映画
『グリーンブック』は、1936年から1966年まで、ヴィクター・H・グリーンによって毎年出版されていたそうです。

ミシュランガイドみたいだけど、こちらは黒人が利用可能または禁止された一般公共施設を記したもの。セオドア・メルフィ監督…

「ドリーム」(16)で、主役のタラジ・P・ヘンソンが黒人用トイレを求めて走る様が描かれていましたね。郡や州によって…

異なりますが、バス、電車、病院、レストラン、トイレ、水飲み場、学校、結婚など、白人と黒人は分けられていたのです。

第91回アカデミー賞作品賞、主演男優賞、助演男優賞、脚本賞、編集賞にノミネートされた、ピーター・ファレリー監督…

グリーンブック」(18)も、そんな時代背景の1962年が舞台。(今回は弟のボビーはお休み)NYのナイトクラブで…

用心棒を務めるイタリア系のトニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)。粗野で無学だけど、家族や周囲に頼りにされていました。

カーネギーホールに住み、ケネディ大統領のためホワイトハウスで演奏したこともある天才黒人ピアニスト、ドクター・シャーリー…

(マハーシャラ・アリ)は、差別が残る南部でのコンサートツアーを計画。そしてトニーを用心棒兼運転手として雇います。

『グリーンブック』を頼りに旅を始める、正反対の2人。果たして?共演は、TV「ER」のリンダ・カーデリーニ。必見ですよ!
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第91回アカデミー賞、司会は誰?

2019-01-24 21:49:46 | 映画
第91回アカデミー賞のノミネート作品が、1月22日発表になりました。ただし、司会がいません。昨年12月4日、俳優で…

コメディアンのケヴィン・ハートの司会と発表。しかし、12月6日、過去の発言が問題となり彼は降板を発表。うむ。

このまま司会が決まらないと、第61回アカデミー賞(1989年)以来だそうです。ちなみにこの年の作品賞は…

バリー・レヴィンソン監督「レインマン」(88)でした。覚えてます?それはさておき、今年のノミネート作品は…

作品賞…1.「ブラックパンサー」2.『ブラック・クランズマン』3.「ボヘミアン・ラプソディ」4.『女王陛下のお気に入り』5.『グリーンブック』6.『ROMA/ローマ』7.「アリー/スター誕生」8.『バイス』

監督賞…1.スパイク・リー『ブラック・クランズマン』2.パヴェウ・パヴリコフスキ『COLD WAR あの歌、2つの心』3.ヨルゴス・ランティモス『女王陛下のお気に入り』4.アルフォンソ・キュアロン『ROMA/ローマ』5.アダム・マッケイ『バイス』

主演男優賞…1.クリスチャン・ベール『バイス』 2.ブラッドリー・クーパー「アリー/スター誕生」3.ウィレム・デフォー『永遠の門 ゴッホの見た未来』4.ラミ・マレック「ボヘミアン・ラプソディ」5.ヴィゴ・モーテンセン『グリーンブック』

主演女優賞…1.ヤリッツァ・アパリシオ『ROMA/ローマ』2.グレン・クローズ『天才作家の妻 40年目の真実』3.オリヴィア・コールマン『女王陛下のお気に入り』4.レディー・ガガ「アリー/スター誕生」5.メリッサ・マッカーシー『Can You Ever Forgive Me?』

助演男優賞…1.マハーシャラ・アリ『グリーンブック』2.アダム・ドライバー『ブラック・クランズマン』3.サム・エリオット「アリー/スター誕生」4.リチャード・E・グラント『Can You Ever Forgive Me?』5.サム・ロックウェル『バイス』

助演女優賞…1.エイミー・アダムス『バイス』2.マリーナ・デ・タビラ『ROMA/ローマ』3.レジーナ・キング『ビール・ストリートの恋人たち』4.エマ・ストーン『女王陛下のお気に入り』5.レイチェル・ワイズ『女王陛下のお気に入り』

授賞式は、2月24日ハリウッドのドルビー・シアターで行われます。『女王陛下のお気に入り』と『グリーンブック』が気になります。貴方は?
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芸術的なマスクにゾッコン

2019-01-22 22:19:32 | 映画
ジャン=ピエール・ジュネ監督「ロング・エンゲージメント」(04)、エリック=エマニュエル・シュミット監督「地上5センチの恋心」(06)、

セドリック・クラピッシュ監督「PARIS(パリ)」(08)などの俳優アルベール・デュポンテル。すぐには思い浮かばないけど。

1964年1月11日、フランスのイヴリーヌ県出身の55歳。「ベルニー」(96)で脚本、監督、主演を務めました。

久々に脚本、監督、出演した「天国でまた会おう」(17)が公開です。原作はピエール・ルメートルが13年に発表した小説。

本作は、セザール賞の12部門にノミネートされ、監督賞、脚色賞、撮影賞、美術賞、衣装デザイン賞の5部門を受賞しました。

1918年、第一次世界大戦停戦目前の西部戦線。戦闘中、生き埋めにされたアルベール(アルベール・デュポンテル)を…

救ったエドゥアール(ナウエル・ペレス・ビスカヤール)は、顔に重傷を負ってしまいます。パリに戻り、仕事も恋人も失った…

アルベールと、生還を家族に隠すエドゥアールは共同生活を始めます。声を失ったエドゥアールの想いを通訳する少女も加わり…

国を相手にある計画を立てるのでした。果たして、それは?メラニー・ティエリー共演。本作を紹介するのに登場する、すごい監督たち。

テリー・ギリアム、ティム・バートン、ジャン=ピエール・ジュネ。彼らの魔法のような世界や映像と比較される本作。楽しみ。
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マルグリット・デュラスの苦悩

2019-01-21 21:31:13 | 映画
ジャン=ジャック・アノー監督「愛人/ラマン」(92)は、香港出身のレオン・カーフェイが出演するので見に行きました。

1920年代のインドシナを舞台に、貧しいフランス人少女と富豪の中国系青年の物語でした。原作は、マルグリット・デュラス。

1914年4月4日、仏領インドシナ(現在のベトナム)サイゴン出身。1984年に発表した原作は、自伝的作品だそう。

この作品で、マルグリット・デュラスを知りました。他にも「二十四時間の情事」(59)や「雨のしのび逢い」(60)、

「夏の夜の10時30分」(66)などもデュラスの原作です。当時、フランス映画は未見でした。「愛人/ラマン」以来の…

映画化作品が、エマニュエル・フィンケル監督「あなたはまだ帰ってこない」(17)です。原作は、1985年発表の『苦悩』。

1944年6月、ナチス占領下のパリ。ジャーナリストで作家のマルグリット(メラニー・ティエリー)は、夫ロベール・アンテルム…

(エマニュエル・ブルデュー)と共にレジスタンス活動をしていました。ある日、ロベールがゲシュタポに連行されてしまいます。

夫を取り戻すため、夫を逮捕したというゲシュタポの手先ピエール・ラビエ(ブノワ・マジメル)の力を借りることに。

身も心もボロボロになりながら、夫を待つマルグリット。果たして?こちらもデュラス本人の実話。過酷な人生だったんですね。
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