超高級ホテル、ザ・カーライルへようこそ

ニューヨークに行った時は、観光はもちろん、ブロードウェイでミュージカルや芝居を楽しんだり、美術館や博物館を堪能したり…

大好きな映画のロケ地を廻ったり、とにかくニューヨークは見どころ満載。そしてもうひとつ、数あるホテルを見て回ること。

ニューヨークのホテルには、格安ホテルもありますが、有名な大手のホテルチェーンもいっぱい。そんな中、映画にも登場する…

古くからある高級ホテルも。マンハッタンのプラザホテル、ウォルドルフ＝アストリア、ホテル・チェルシー、グランド・ホテルなどなど。

現在はホテル名もやたら長くなってしまい、かつてのようにシンプルな名前が懐かしいです。ニューヨークのさまざまなシーンの…

歴史を描いてきたドキュメンタリー監督、マシュー・ミーレーの最新作はホテルです。これまで、マンハッタン５番街にある…

老舗デパート『バーグドルフ・グッドマン』を描いた「ニューヨーク・バーグドルフ 魔法のデパート」（１２）や、同じく５番街の…

「ティファニー ニューヨーク五番街の秘密」（１６）が公開されています。「カーライル ニューヨークが恋したホテル」（１８）では、

５つ星ホテル『ザ・カーライル ア ローズウッド ホテル』が舞台。１９３０年創業、１泊２００万円のスイートルームもある超高級ホテル！

ジョージ・クルーニー、ウェス・アンダーソン、トミー・リー・ジョーンズ、アンジェリカ・ヒューストン、ウディ・アレン他豪華スターが登場。

ベルファストのテリー・フーリー伝

アメリカのロックグループ、ザ・ビーチ・ボーイズの数あるヒット曲のうち、１９６６年に発表した『グッド・ヴァイブレーション』。

ビル・ポーラッド監督「ラブ＆マーシー 終わらないメロディー」（１５）では、ザ・ビーチ・ボーイズのリーダーでボーカルの…

ブライアン・ウィルソンをポール・ダノ（６０年代）とジョン・キューザック（８０年代）が演じていました。見ました？

カリフォルニアの明るい日差しを背景にしたサーフィン・ミュージックの誕生と、ブライアン・ウィルソンの苦悩を描いていました。

リサ・バロス・ディーサ＆グレン・レイバーン監督「グッド・ヴァイブレーションズ」（１２）は、北アイルランドのベルファストが舞台。

１９７０年代。紛争真っただ中の北アイルランド。ツアーにやって来るミュージシャンは激減し、音楽産業は衰退の一途を辿っていました。

そんな中、客の来ないナイトクラブでＤＪを続けるテリー・フーリー（リチャード・ドーマー）は、ルース（ジョディ・ウィッテカー）と出会い…

結婚を決意します。生計を立てるため、レコード店『ＧＯＯＤ ＶＩＢＲＡＴＩＮＳ』を開店。ある日、訪れたライブハウスで…

出会ったバンドの演奏に惚れ込み、自ら音楽レーベルを立ち上げ、レコードをリリースするのでした。主人公のテリー・フーリーは…

実在の人物で、これまでも数々のバンドを世に送り出したとか。映画のタイトルはビーチ・ボーイズとは、関係なかったですね。

ＭＩ‐６のマカヴォイさん。

２０００年から始まった、マーベルコミックの「Ｘ‐ＭＥＮ」シリーズ。ブライアン・シンガー監督、ヒュー・ジャックマン主演の…

１作目からオリジナル・シリーズが３作、ウルヴァリン・シリーズが３作、過去にさかのぼっての「Ｘ‐ＭＥＮ」シリーズが３作。

シリーズの集大成、「Ｘ‐ＭＥＮ」シリーズの最終作が、サイモン・キンバーグ監督「Ｘ‐ＭＥＮ：ダーク・フェニックス」（１９）でした。

ずっと若き日のチャールズ・エグゼビアを演じてきたのが、スコットランド、グラスゴー出身のジェームズ・マカヴォイさん。

オリジナルのパトリック・スチュワートがスキンヘッドだったので、マカヴォイさんもずっとスキンヘッド。ようやく終わりました。

Ｊ・Ｍ・レッジャード原作、ヴィム・ヴェンダース監督「世界の涯ての鼓動」（１７）が公開です。Ｍ・ナイト・シャマラン監督…

「スプリット」（１７）の後なので短髪ですが、マカヴォイさんらしさがいっぱい！フランス、ノルマンディーの海辺に佇む…

ホテルで、ダニー・フリンダーズ（アリシア・ヴィキャンデル）は、ジェームズ・モア（ジェームズ・マカヴォイ）と出会い…

恋に落ちます。しかし、生物数学者のダニーはグリーンランドの深海に調査に、ＭＩ‐６の諜報員ジェームズは南ソマリアでの…

任務が。お互いを生涯の相手だと知りながらも、それぞれの任地へと向かう２人。果たして？レダ・カテブ共演。見ましょ！

１９世紀リジー・ボーデン事件

カリコレ＜カリテ・ファンタスティック！シネマコレクション２０１９＞から、もう１本。ポスターで分かるように犯罪ドラマ。

クレイグ・ウィリアム・マクニール監督「モンスターズ 悪魔の復讐」（１８）です。残念ながら、公式ＨＰはございません。

本作の原題は『ＬＩＺＺＩＥ』。その人は、マサチューセッツ州フォールリバー出身のリジー・アンドリュー・ボーデン。

１８９２年８月４日の朝、リジーの実父アンドリュー・ジャクソン・ボーデンと継母アビー・ボーデンが、自宅で斧で殺害されます。

当時、家にいたのはリジーとメイドのブリジット・サリバンだけ。リジーの証言には一貫性がなく、殺人罪で起訴されます。

しかし、リジーは無罪となります。いったい何が起き、誰が犯人だったのでしょう？本作は、１９世紀の猟奇的未解決事件…

リジー・ボーデン事件を描いているのです。リジー役はクロエ・セヴィニー、メイドのブリジットにはクリステン・ステュワート、

父アンドリューはジェイミー・シェリダン、継母アビーはフィオナ・ショウ、姉のエマをキム・ディケンズが演じます。

それにしてもすごいのは、この事件は後に多くの影響を与えていたのです。マザーグースの『なわとび唄』、ジャック・ビーソン作…

オペラ『リジー・ボーデン』（１９６５年）などの他、バンド名、小説、ＴＶ、映画、演劇の題材に。知りませんでした。興味津々。

グループセッションの成果

ジェームズ・キャメロンが企画、製作総指揮を担当したＴＶシリーズ「ダーク・エンジェル」（００～０２）。見てました？

２０世紀ＦＯＸーＴＶのＳＦドラマで、主演のマックスを務めたのがジェシカ・アルバでした。ちなみに共演者は「ＮＣＩＳ」の…

マイケル・ウェザリー、第２シーズンには「スーパーナチュラル」のジェンセン・アクレスも。当時から、大注目の２人です。

シリーズは、９・１１があったりして２シーズンで終了。そのジェシカ・アルバは、フランク・ミラー他監督「シン・シティ」（０５）、

ジョン・ストックウェル監督「イントゥ・ザ・ブルー」（０５）、ティム・ストーリー監督「ファンタスティック・フォー 銀河の危機」（０７）、

ゲイリー・マーシャル監督「バレンタインデー」（１０）、ロバート・ロドリゲス他監督「マチェーテ」（１０）などに出演。

ラブコメもアクションも犯罪ドラマも、なんでもＯＫ。この夏の＜カリテ・ファンタスティック！シネマコレクション２０１９＞での…

「キラーズ・セッション」（１９）に出演。マーティン・オーウェン監督のイギリス映画です。殺人依存症者たちの犯罪の抑制を目指す…

極秘グループセッション＜キラー・アノニマス＞。ある夜、アメリカ上院議員とその暗殺者が殺された事件に、グループ内の…

誰かが関わっているという疑惑が…。果たして、真相は？キラー・アノニマスの目的とは？あっ、ゲイリー・オールドマン主演です。

ポラロイドはお好き？

夏だからというわけではないけれど、怖い映画が続々公開されます。ホラー映画ファンは、お楽しみ。フランソワ・シマール、

アヌーク・ウィッセル、ヨアン＝カール・ウィッセル監督「サマー・オブ・８４]（１７）や、ラース・クレヴバーグ監督…

「チャイルド・プレイ」（１９）は、見逃せません。そしてもう１本、１９８０年ノルウェー出身のクレヴバーグ監督が…

２０１５年に制作した１６分の短編『Ｐｏｌａｒｏｉｄ』をセルフリメイクし、長編デビューを飾った「ポラロイド」（１７）も。

女子高校生のバード（キャスリン・プレスコット）は、アルバイト先のアンティークショップで、バイト仲間のタイラーから…

年代物のポラロイドカメラをプレゼントされます。それは４０年以上のヴィンテージ品で、すぐにタイラーで試し撮り。

ＳＮＳ世代のバードと友人たちはすっかり夢中になり、楽しい思い出写真を撮り始めます。ところが後日、タイラーが不審死を遂げます。

その後も撮影された友人たちが、次々と謎の死を遂げてゆくのです。果たして？共演は、ＴＶ「ツイン・ピークス」（８９～９１）の…

グレイス・ザブリスキーと、ＴＶ「Ｘ－ファイル」のミッチ・ピレッジ。そう言えば、スコット・デリクソン監督、イーサン・ホーク主演…

「フッテージ」（１２）も、恐ろしい映像を介したホラー作品。こちらは８ミリ・フィルムですが。写真を撮る時は、気をつけましょう。

キウェテル・イジョフォー、初監督

１９７４年７月１０日、ロンドン出身のキウェテル・イジョフォー。４１歳。両親はアフリカのイボという民族だそう。

１３歳から演技の勉強を始め、奴隷制度を描いた、スティーヴン・スピルバーグ監督「アミスタッド」（９７）で映画デビュー。

リチャード・カーティス監督「ラブ・アクチュアリー」（０３）、ジュリアン・ジャロルド監督「キンキーブーツ」（０５）、

アルフォンソ・キュアロン監督「トゥモロー・ワールド」（０６）、ローランド・エメリッヒ監督「２０１２」（０９）、

スティーヴ・マックィーン監督「それでも夜は明ける」（１３）、ビリー・レイ監督「シークレット・アイズ」（１５）、

クレイグ・ゾベル監督「死の谷間」（１５）などに出演。０８年には、大英帝国勲章（ＯＢＥ）を受賞。そしていよいよ監督に。

脚本も担当した「風をつかまえた少年」（１９）です。原作は、発明家ウィリアム・カムクワンバの実体験に基づく、ノンフィクション。

人口の２％しか電気を使うことが出来ない、最貧国アフリカのマウアイ。２００１年大干ばつが襲います。１４歳のウィリアム…

（マクスウェル・シンバ）は、学費を払えず通学を断念。彼は、図書館で出合った１冊の本をきっかけに、独学で風車を作り…

畑に水を引く風力発電の仕組みを作りげます。果たして？父親のトライウェルをイジョフォーが演じます。ぜひとも見ましょう！

カスラン社製チャッキー、発売中

ミロス・フォアマン監督「カッコーの巣の上で」（７５）は、アカデミー賞作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、脚色賞…

受賞の名作です。アメリカン・ニューシネマの代表作の１本。この作品で助演男優賞にノミネートされたのが、ブラッド・ドゥーリフでした。

実はファンです。１９５０年３月１８日、ウェストバージニア州ハンティントン出身の現在６９歳。「砂の惑星」（８４）で…

デヴィッド・リンチ監督に出会い、「ブルーベルベット」（８６）にも出演。彼が出演した「Ｘーファイル」（９３～９４）シーズン１…

第１３話『海の彼方に』は、全エピソードの最高傑作と呼ばれています。個性派俳優、名脇役、そしてホラー作品の名優なのです！

なにしろ、トム・ホランド監督「チャイルド・プレイ」（８８）のチャッキーですもの。続編が７作も作られた大ヒットシリーズ。

ドゥーリフは、すべてのチャッキーの声を担当。チャッキーは人形ですから。「ＩＴ／イット “それ”が見えたら、終わり。」（１７）の…

制作陣が新たにリメイクしたのが、ラース・クレヴバーグ監督「チャイルド・プレイ」（１９）です。「ＩＴ」もそうですが…

映像技術の進歩や時代に合わせた内容などでリメイクされるのです。今度のチャッキーは、ＡＩ搭載、音声認識センサーやスマホと…

連携など最先端の人形なのです。ただ、声の出演は、あのマーク・ハミル。ドゥーリフはありませんでした。残念。でも見ましょ。

フルＣＧアニメのライオン・キング

１９６６年１０月１９日、ニューヨーク市クイーンズ出身のジョン・ファヴロー。ダグ・リーマン監督「スウィンガーズ」（９６）、

ピーター・バーグ監督「ベリー・バッド・ウェディング」（９８）、ハワード・ドゥイッチ監督「リプレイスメント」（００）など…

多くの作品で俳優として活躍。最近では、「アベンジャーズ」シリーズなどのちょっと太めのハッピー・ホーガン役でお馴染み。

監督としても「ザスーラ」（０５）、「アイアンマン」（０８）、「アイアンマン２」（１０）、「カウボーイ＆エイリアン」（１１）、

「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」（１４）、「ジャングル・ブック」（１６）などを担当。他にも製作総指揮や脚本も。

最新監督作は、ディズニーアニメ「ライオン・キング」（１９）です。本作は、大ヒットアニメ「ライオン・キング」（９４）の…

フルＣＧリメイクなんです。アフリカのサバンナ、プライドランドの王ムサファ（声：ジェームズ・アール・ジョーンズ）に…

息子シンバ（声：ドナルド・グローヴァー）が誕生します。しかし、ある悲劇に遭い、シンバは王国を追放されてしまいます。

広大な世界で、新たな出会いや冒険に遭遇するシンバ。果たして？幼馴染ナラの声をビヨンセ、ムサファの弟スカーをキウェテル・イジョフォー、

シンバの母サラビをアルフレ・ウッダード、イボイノシシのプンバァをセス・ローゲンが声を担当。映像の素晴らしさは、必見です。

初めまして、キスリングさん

７月７日までの開催です。本展のことを知ったのは、大手本屋さんの美術書コーナーに置いてあったチラシでした。感謝。

それが港区白金台にある、東京都庭園美術館で開催の「キスリング展」です。４月から始まっていたなんて、うっかりです。

キスリング。日本では１２年ぶりなんだそうですが、初めて聞く名前でした。ご存知ですか？本名は、モイジェシュ・キスリング。

ウィキペディアでは、モイズ・キスリング。１８９１年１月２２日、現在のポーランドのクラクフ出身。１９５３年４月２９日…

南フランスにて没、６２歳。キスリングは、エコール・ド・パリ（パリ派）のポーランド人の画家と紹介されています。

１９歳でパリに出て、ピカソ、ジョルジュ・ブラック、モディリアーニ、パスキンら、多くの芸術家と知り合うのです。

本展で展示される作品は、 ポスターの絵は『ベル＝ガズー（コレット・ド・ジュヴネル）』（１９３３年）、

『シルヴィー嬢』（１９２７年）、『カーテンの前の花束』（１９３７年）、『レモンのある静物、緑の背景』（１９１６年）、

『サン＝トロペでの昼寝（キスリングとルネ）』（制作年不明）、『赤い長椅子に横たわる裸婦』（１９１８年）などです。

風景画、静物画、裸婦など独自のスタイルで描くキスリングは、特に肖像画が有名だそう。約６０点の作品たち、まだ間に合います。