だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

イリュージョン・スリラー

2006-03-31 21:13:41 | 映画
今日はユアン・マクレガーの誕生日(実は私も)。35歳おめでとう!もう、すっかり中堅の俳優ですね。始めて見たのは「シャロウ・グレイブ」(95)。ユアンとケリー・フォックス、クリストファー・エクルストン共演。偶然、手にした大金によって三人の男女の関係が、崩壊していく物語でした。ダニー・ボイル監督作品。

ユアンは、96年の「トレインスポッティング」で大ブレイク。96年は他に「エマ」「ピーター・グリーナウェイの枕草子」「ブラス!」と大人気。ユアンは、95年に親友のジュード・ロウとロウ夫人のサディ・フロスト(03年に離婚)たちと、映画製作会社“ナチュラル・ナイロン”を設立しています。

イギリス映画のみならず、米TVシリーズ“ER”にもゲスト出演したり、シリアスドラマ、コメディ、ミュージカル、戦争映画、伝記、サスペンス、ホラー、SFなどなど、守備範囲はかなり広いです。つまり、演技派ってこと。「スターウォーズ/エピソード1、2、3」では、オビワン役で有名。

最新公開作は、05年の「STAY」。監督は、ビリー・ボブ・ソーントン、ハリー・ベリーの「チョコレート」(01)や、ジョニー・デップの「ネバーランド」(04)のマーク・フォースター。共演は、「きみに読む物語」(04)のライアン・ゴスリングと、「キング・コング」(05)のナオミ・ワッツ。

主人公のヘンリー(ゴスリング)は、未来を予言することができる青年。21歳の誕生日の夜に自殺すると予告して、突然消えます。彼を救おうと追いかける精神科医のサム(ユアン)。やがてサムの現実は、まるでデジャヴのように“繰り返される毎日”“螺旋階段から繰り返し落ちる夢”“勢いよく流れる水”“双子のイメージ”など、謎が謎を呼んで行きます。

この映画を見るヒントとして…
  1)なぜ、サムのズボンの裾は短いのか?
  2)なぜ、へんりーは雹が降ると予言できたのか?
  3)なぜ、絵の中のブルックリン橋が、あの角度なのか?
  4)なぜ、サムは自転車で通勤するのか?
  5)なぜ、風船を持った子供が何度も出てくるのか?
  6)なぜ、双子なのか?
答えに気をつけながら、映画を見ることをお勧め。謎解きはお好きですか?この映画の特長は、ストーリーはもちろん、その映像!目くるめくイリュージョンの世界にめまいを覚えるかも!クラクラしながら、見ましょうか。
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ブルックス、健在!万歳!

2006-03-29 21:31:10 | 映画
名監督・名プロデューサー・名脚本家として、名高いメル・ブルックス。映画ファンなら、ご存知のはず!「ヤング・フランケンシュタイン」「ブレージングサドル」(74)「サイレント・ムービー」(76)「メル・ブルックス/新サイコ」(77)「メル・ブルックス/珍説世界史PART1」(81)「メル・ブルックスの大脱走」(83)「スペースボール」(87)「メル・ブルックス/逆転人生」(91)などなど。

ああ~、いっぱい書いちゃいました。もっとあるんですが。どれもメタメタにおもしろい~!メル・ブルックスは本当に多彩な人で、ほとんどの作品を自分で書いて(脚本)、自分でプロデュース(製作)して、自分で監督して、おまけに自分で主演しちゃいます。

製作のみの作品には、「エレファント・マン」(80)「チャリング・クロス街84番地」(86未)「ザ・フライ」(86)などなど。本当にすごい!しかし、実のところ、日本ではあまりその存在を知られていないのが実情…。残念です。もちろんマニアには、知る人ぞ知る!なのですが。(ちなみに夫人は、故アン・バンクロフト)

そのブルックスの初監督・脚本作品が、68年の「プロデューサーズ」!ゼロ・モステル、ジーン・ワイルダー主演。この作品をブロードウェイ・ミュージカルにしたのが、2001年。4月19日に初日を迎え、大ヒット! チケットが手に入らないことで有名になりました

そんな大ヒット作をハリウッドが放って置くはずがなく、「プロデューサーズ」として映画化。製作・脚本・作詞・作曲は、もちろんメル・ブルックス。監督は、ミュージカル版舞台や“クレイジー・フォー・ユー”のスーザン・ストローマン。主演は舞台版と同じく、マシュー・ブロデリックとネイサン・レイン。豪~華、たまりません!

1959年のNY、かつてはヒット作も出したプロデューサーのマックス・ビアリストック(レイン)。今は落ち目でヒット作に縁がない…。一方、レオ・ブルーム(マシュー)は、プロデューサーを夢見る会計士。彼はマックスの帳簿を調べていく内、、ショーが大コケすればするほどプロデューサーの手元に、お金が残ることを発見!

2人は手を組んで史上最低のミュージカルをプロデュースすることに!ドイツ移民のフランツ・リーブキン(ウィル・フェレル)の書いた『春の日のヒトラー』なる脚本を見つけます。(映画は『ヒトラーの春』だったわ)次は、史上最低の演出家、英語もろくに話せないスウェーデン娘のウーラ(ユマ・サーマン)を女優兼秘書兼受付として雇い入れ。そしてどうにかこうにか、初日の幕が開く~っ!

後は、映画を存分に楽しみましょう♪ 2001年のトニー賞、12部門受賞の超娯楽大作を見逃さないように!!
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17世紀の美しき男

2006-03-26 21:15:38 | 映画
05年の「チャーリーとチョコレート工場」と「コープス・ブライド」(声の出演)で、日本中のファンを喜ばせてくれたジョニー・デップ♪ 私も大ファンです。この2本は、特に監督がティム・バートンだと言う事も、うれしい理由。デップは、数々の映画賞にノミネートされていますが、04年のMTVムービー・アワードの男優賞を受賞したのみ。作品は、ご存知「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」

アカデミー賞は「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」(03)と「ネバーランド」(04)に主演男優賞でノミネート。1963年6月9日生まれだから、今年43歳のデップ。3度目の正直を待ちましょう!

リバティーン」(04)が、いよいよ公開です。巻き毛のロングヘアでフリルの付いた白いブラウスを着て、ステッキを手に颯爽と歩く姿を見たら、もうたまりません~♪ デップの危ない魅力がいっぱい!監督は、ミュージック・ビデオやCMなどを手がけていた、ローレンス・ダンモア。

主人公は実在の17世紀英国詩人、ジョン・ウィルモットこと、第二代ロチェスター伯爵。彼の作品は高い評価を得ていたものの、酒好きで女好き。1660年代当時は、科学技術の急速な発達と共に、性に対する自由な考え方も広まっていました。ロチェスターの書く小説には、ポルノもあったとか。

国王チャールズ二世(ジョン・マルコヴィッチ)から、恩赦を受けジョンは、ロンドンに帰ってきます。芝居小屋に入り浸る内、大根役者とののしられるエリザベス・バリー(サマンサ・モートン)の才能に気付き、『本物の女優にしよう!』と申し出ます。ぶつかり合いながらも、作り上げた芝居。初日は大成功!

国王は、ジョンに新作を依頼。フランス大使を迎える歓迎式典での上演。初日…国王、大使、重鎮らが居並ぶ中、上演された芝居は国王や政府を侮辱するもの。当然、即刻中止。バリーに裏切られ、ジョンは失踪。

実在のジョン・ウィルモットは、アルコール中毒と梅毒で33歳で亡くなったそうです。この作品、実は国王を演じているジョン・マルコヴィッチが、自分の劇団“ステッペンウルフ劇団”(76年ゲーリー・シニーズと設立)で、ロチェスターを演じていました。

映画の発案も、マルコヴィッチ。共演は、ロザムンド・パイク、トム・ホランダー。音楽は、マイケル・ナイマン。デップが脚本に惚れ込んで出演を決めた作品、期待せずにはいられません!
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ケヴィンズ・ファミリー

2006-03-24 22:12:23 | 映画
1958年7月8日フィラデルフィアで生まれた、ケヴィン・ベーコン。「アニマル・ハウス」(78)でデビューし、「13日の金曜日」(80)や「ダイナー」(82)で、名前をしっかり覚えました。そして一躍人気スターになったのが、84年の「フットルース」。ケニー・ロギンスの歌う主題歌が、大ヒットしましたね。

その後の出演作は、40本以上になります。若手俳優から演技派に移行し、悪役もこなし今やすっかり中堅。1987年「レモン色の空」で共演した、キラ・セジウィックと翌年結婚。共演作も何本かあります。“おしどり夫婦”というと古臭いですが、仲が良いです。

05年には「秘密のかけら」の他、未公開の「ビューティー・ショップ」がありますが、04年の映画が遅ればせながら公開されます。ケヴィン・ベーコン初監督作品「バイバイ、ママ」が、それ。この映画はベーコン・ファミリー映画と言ってもいい位!

主演のエミリー役は、妻のキラ・セジウィック。製作にケヴィンとキラの名前が。音楽担当は、弟のマイケル・ベーコン。それに実の息子トラヴィスと、娘のソシーも出演。監督のケヴィンも、エミリーの怪しげな父親役で、回想シーンに登場。ねっ!?

個性的で放任主義の両親に育てられたエミリーは、孤独な少女時代を過ごしました。自分の子供には、愛情いっぱいで育てようと決心したエミリーは、シングル・マザーに。ポール(ドミニク・スコット・ケイ)と名付けた息子を溺愛するエミリー。誰にも干渉されない、2人だけの世界を築いていきます。。

“子供依存症”…子供が自分から離れていく不安・恐怖・嫉妬。そんな母親の姿を見せるエミリーは、ポールを学校へもやらず、友人もない生活をさせていました。やがて6歳になったポールは、遮断された外の世界、学校や友人に関心を持ち始めます。

果たして、エミリーの対応は?共演者も素晴らしいです。「クラッシュ」(04)のマット・ディロン、「愛についてのキンゼイ・レポート」(04)のオリヴァー・プラット、「エミリー・ローズ」(05)のキャンベル・スコット、「アルフィー」(04)のマリサ・トメイ、「デンジャラス・ビューティー2」(05)のサンドラ・ブロック。

原作は、ヴィクトリア・リデルの「LOVERBOY」。映画俳優が監督になって成功した例は、クリント・イーストウッドやロバート・レッドフォード、メル・ギブソンら、大物スターたち。いよいよ、ケヴィンも仲間入り。楽しみです。
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江戸のナポレオン

2006-03-23 21:46:26 | 展覧会
江戸東京博物館の、春の展示は必見です!フランス皇帝ナポレオン関係のコレクションが数多く収集・展示されているのが、ヴェルサイユ宮殿美術館。そのコレクションが、東京にやって来ます!

ナポレオン・ボナパルト(本名ナポレオーネ・ブオナパルテ)は、1769年8月15日 コルシカ島アジャクシオで生まれました。パリ士官学校卒業後、砲兵士官としてフランス革命に参加。1793年にルイ16世とマリー・アントワネットが処刑された後、順調に昇進し、フランスを勝利に導いています。

1804年12月2日、ノートルダム大聖堂で皇帝の位に就くべく、戴冠式が行われました。有名な戴冠式の絵は、目を見張る素晴らしさですよね。もっともこの絵『ナポレオン1世の戴冠式』(ジャック・ルイ・ダヴィッド)は、ルーヴル所蔵ですが…。

今回の展示作品の中にも、素晴らしい作品がいっぱい!『戴冠式の正装の皇帝ナポレオン』(フランソワ・ジェラール)や、『サン=ベルナール山からアルプスを越えるボナパルト』(ジャック・ルイ・ダヴィッド)、『アルコル橋のボナパルト将軍』(アントワーヌ=ジャン・グロ)など、絶対どこかで見たことあるはず。

フランス革命後の1796年3月9日、アレクサンドル・ド・ボーアルネ将軍の未亡人ジョゼフィーヌと結婚していましたが、1809年に離婚。翌1810年4月2日、オーストリア・ハプスブルク家のマリー=ルイーズと結婚。その2人の妻たちの絵も紹介。

『正装の皇妃ジョゼフィーヌ』(ギョーム・ギヨン)、『皇妃マリー=ルイーズ』(ロベール・ルフェーヴル)。どちらが美しいかは、自分の目で確かめましょうか。しかし、ナポレオンと言えば、ジョセフィーヌ。マリー=ルイーズは、ナポレオン失脚後オーストリアに戻り、パルマ公国を譲り受け女公妃となったそうです。したたか。

1814年、長年の戦争でパリ陥落。エルバ島へ追放となるのですが、一時復権。しかし、1815年6月18日、ワーテルローで敗北し、セント=ヘレナ島へ追放。1821年5月5日死去。遺骸は、1840年12月15日パリに帰って来ました。

そんなナポレオン関係のコレクションの数々。絵画の他に、彫刻、家具、工芸品、宝飾品などが展示されます。さあ、ナポレオンを見に行きましょう!
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ロシアの光と闇

2006-03-22 22:15:47 | 映画
ユアン・マクレガーの映画に、“モルグ”を舞台にしたスリラー「ナイトウォッチ」(97)というのがありましたね。同じく、死体安置所でバイトする大学生の話には、TVシリーズ「トゥルー・コーリング」があります。いろいろな事情があるとは思いますが、なにもそんな所でバイトしなくてもぉ~、と一般人は思います。はい。

連想ゲームはこの位にして…。「大統領のカウントダウン」に続いて、ロシア映画の大ヒット作がやって来ます!タイトルは、「ナイト・ウォッチ」!!(連想ゲームは、ここに繋がるのねぇ~)

原作は、セルゲイ・ルキヤネンコのベストセラー小説。全3部作で今回はその第1弾。ちなみに第2弾は「Day Watch」、第3弾は「Dask Watch」となっています。フォックス・サーチライトが配給権を取得し、完結編は英語版で撮影するそう。さすが、FOX。

しかし、ロシア映画がこんなに面白く大評判とは!昨年10月の“東京国際ファンタスティック映画祭2005”の、クロージング特別招待作として上映され、あまりの面白さに公開への署名運動がなされたそうです。そのおかげで、こうしてロードショーされるんです。感謝!

かつて、特殊な能力を持つ人間(アザーズと呼ばれていた種族)たちは、光と闇の勢力間で争いが続いていました。しかし、光の王ゲッサーと闇の将軍ザヴロンとの間で、休戦協定が結ばれたのでした。

以後、アザーズはナイト・ウォッチ(闇の監視人)か、デイ・ウォッチ(光の監視人)か自分で選択。何世紀もの間、バランスは保たれていました。1992年、現代のモスクワ。主人公のアントンは、実はアザーズ。ナイト・ウォッチとして活動していました。ある日、地下鉄で少年を狙う闇の異種ヴァンパイアの男、その恋人と闘うことに!

ロシア発ダーク・ファンタジー。ストリート系サイバー・ホラー、SFゴシック・スリラーと絶賛する声の通り、今までのロシア映画では考えられない斬新なヴィジュアル、スタイリッシュでパワー溢れる「ナイト・ウォッチ」 見逃す手は、ないです!

連想ゲームの続き: “アザーズ”といえば、ニコール・キッドマンの「アザーズ」(01)や、TV「霊能者アザーズ」(00)が、思い出されますね。好み♪
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今度は、コンピュータのプロ!

2006-03-21 21:53:47 | 映画
コンピュータ用語「ファイヤー・ウォール」とは、『組織内のコンピュータネットワークへ外部から侵入されるのを防ぐシステム。また、そのようなシステムが組みこまれたコンピュータのこと』(Yahoo!コンピュータ用語辞典より)

うむ、パソコン・ユーザーはいろいろな難しい用語に悩まされます。元々の意味は、火災の延焼を食い止め、被害を最小にするための防火壁のこと。それがコンピュータ用語に使われているわけです。もちろん、不正アクセスを食い止めるためには、ファイヤー・ウォール・ソフトをインストールしておく必要がありますね。

ハリソン・フォードの最新作「ファイヤーウォール」も、コンピュータ・セキュリティをテーマにした映画。シアトルの銀行に、コンピュータ・セキュリティの専門家として勤めるジャック・スタンフィールド(ハリソン)。銀行での信頼も厚く、最高幹部の1人としてキャリアを積んできました。

妻のべス(ヴァージニア・マドセン←マイケルの妹)は、建築家。2人の子供たちと幸せに暮らしています。しかし、その生活はある人物に1年も間、見張られていたのです。その人物とは、ジャックのすべてを知り尽くし、彼を使って銀行のシステムから巨額の資産を盗もうと企む、ビル・コックス(ポール・ベタ二ー)。つまり、銀行強盗。

ビルはチームを作り、ジャックの家族を人質に…。ジャックはビルに脅され、1億ドル強奪に手を貸す事になってしまうのです。まさにジャックとビルの頭脳合戦の開始です!

今年64歳になる、ハリソン・フォード。大ヒットシリーズ「インディ・ジョーンズ4」の製作もあるとか。がんばるぅ~!かつてのハン・ソロやインディ・ジョーンズ、CIA情報アナリスト ジャック・ライアン、マーシャル合衆国大統領、ソ連原子力潜水艦アレクセイ・ボストリコフ艦長など、多くの役を演じてきました。

監督は「バンド・オブ・ブラザース」(TVM-01)やポール・ベタ二ーの「ウィンブルドン」(04)のリチャード・ロンクレイン。豪華な共演者は、最近出演作の多いロバート・パトリック、ロバート・フォスター、アラン・アーキンといった渋い面々。「24」のクロエ役、メアリー・リン・ライスカブも出演。

ハリソン・フォードは嫌いという友人もいますが、私はファン。見に行くぞ!あっ、ハリソンのあごの傷は、72年に起こした自動車事故のもの。決して、ムチのせいでは、ありませ~ん。
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レオナール・フジタとは…

2006-03-20 22:15:25 | 展覧会
人名って難しいですよね。日本人画家の藤田嗣治(つぐはる)氏のことは、知っていました。その独特な色使いを知っていたと言う方が、正しいかも。画家の人生を知ることは、なかなかないものです。

藤田嗣治氏は、1886年11月27日東京生まれ。東京美術学校(現東京藝術大学)で絵を学び、卒業後の1913年フランスに渡航。モンパルナスに住み、フランスを代表する多くの画家たちと、交流したそうです。主な画家たちは…

アンリ・ルソー/アンリ・マチィス/モーリス・ド・ヴラマンク/アンドレ・ドラン/モーリス・ユトリロ/マリー・ローランサン/アメデオ・モディリアーニ/エルミーヌ・ダヴィッド/マルク・シャガール/モイズ・キスリング/ハイム・スーチンなど

彼らは“エコール・ド・パリ”、つまり“パリ派”と呼ばれていました。世界各地から集まった芸術家の集まりでボヘミアン的生活を送り、○○派のようなグループ展を開くことはなかったとか。

藤田嗣治氏は、第二次大戦中の1940年フランスがドイツに占領され、日本に帰国。戦後1949年、再びフランスに渡り、55年にフランス国籍を取得。59年にカトリックに改宗、レオナール・フジタと名乗りました。その後、日本に戻ることはなく、68年スイスのチューリヒで死去。81歳でした。

この春、“MOMAT”こと“東京国立近代美術館”で、「藤田嗣治展」が開かれます。今年生誕120年にあたり、藤田嗣治氏の全貌を紹介してくれます。(初公開作品約20展を含む)

藤田嗣治氏の絵には、私の好きな“猫”を描いたものもあり、展示作品にも興味あり。春は、芸術の春。楽しみです。
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ロシア映画は、今

2006-03-19 21:37:06 | 映画
またもや、銀座シネパトスの映画。昨日の「DOOM」もだけど、この映画館は大手の映画館にかからないけど、映画ファンの心に触れる作品をみつけて上映してくれるうれしい劇場。銀座のはずれにあって、改装したけどB級感は拭えない… あっ、これ褒め言葉です。念のため!

今日の映画はロシア映画。ロシア映画と言えば、不思議と監督名が浮かびます。
≪セルゲイ・エイゼンシュテイン≫
  「戦艦ポチョムキン」「ストライキ」(25)「十月」(28「イワン雷帝」3部作(44、46)など
  …3部は死去のため未完。
≪アンドレイ・タルコフスキー≫
 「僕の村は戦場だった」(62)「アンドレイ・ルブリョフ」(67)「惑星ソラリス」(72)
 「ノスタルジア」(83)「サクリファイス」(86)など
≪アンドレイ・コンチャロフスキー≫
 「ワーニャ伯父さん」(71)「マリアの恋人」(84)「暴走機関車 」(85)
 「天使が降りたホームタウン」(89) 「映写技師は見ていた」(91)など
≪ニキータ・ミハルコフ≫
 「機械じかけのピアノのための未完成の戯曲」(76)「太陽に灼かれて」(94)
 「シベリアの理髪師」(99)など

旧ソ連や現在のロシアでは、ハリウッドのようなアクション映画を作ることはなかったのです。しかし、時代は変わりました。1989年11月10日ベルリンの壁が崩壊し、1991年12月25日ソ連は消滅したのでした。

世界は平和になるどころか、テロ事件が多発。2001年9月11日の米同時多発テロ、2002年10月23日~26日に起きたモスクワ劇場占拠事件、2004年9月1日ロシア北オセチア共和国ベスランの小学校占拠事件などが、思い浮かびます。

大統領のカウントダウン」は、ロシアで起きたテロ事件の犯人とされている、チェチェンを敵として描いた作品。実在の諜報員をモデルにし、チェチェンの捕虜となった主人公アレクセイ・スモーリン少佐(アレクセイ・マカロフ)が、大規模テロ計画を阻止しようと奔走するお話。

舞台は、800人もの子供たちが人質となる、サーカス小屋。さあ!最新ロシア・アクション映画を楽しもうじゃありませんか!あっ、NATO軍の将軍役で唯一のアメリカ人ジョン・エイモスが、出てます。「ルーツ」のクンタ・キンテね!
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サーチ&デストロイ

2006-03-17 23:03:45 | 映画
またまた、面白そうな映画が来る!映画の元になっているのは、93年12月10日に発売されたコンピューター・ゲーム。“一人称型シューティングゲーム”(FPS/ファースト・パーソン・シューティング)の元祖として知られる人気ゲームソフト“DOOM”“DOOOM2”04年には“DOOM3”が、発売。

ゲームにはほとんど関心のない私ですが、映画の原作、インスパイアされるものも多いので、無関心ではいられないかも…。で、映画のタイトルは「DOOM ドゥーム」、監督は、セガールおやじの「DENGEKI/電撃」やジェット・リーの「ロミオ・マスト・ダイ」「ブラック・ダイヤモンド」のアンジェイ・バートコウィアク。(難しい名前だ、覚えられない…)

しかし、出演者はなかなか!まずは主演のジョン・グリム(通称リーパー) に、「LOTR2・3」や「リディック」「ボーン・スプレマシー」のカール・アーバン。良い!そして、ザ・ロック。前作「Be Cool/ビー・クール」で、とんでもないキャラを見事に演じた後だけに、得意のアクションに期待倍増!

サマンサ・グリム役は、「プライドと高慢」のジェーン・ベネット役で気品に満ちた演技を見せたロザムンド・パイク。←びっくり!かも。映画俳優って、いろいろやれなくてダメなのねぇ~。つくづく。

物語は、火星にあるユニオン宇宙社オルドゥヴァイ研究所で謎のクリーチャー(ゾンビ!?)が出現し、捜索と掃討作戦遂行のために送り込まれた特殊部隊の死闘を描いています。ドゥームという密室の中で繰り広げられる、バトルを臨場感たっぷりに見せてくれます!

特殊効果スーパーバイザーには、「スター・ウォーズ/ジェダイの復讐」のキット・ウエストの名前が。普段、あまり目が行き届かないスタッフの名前ですが、作品名はしっかり覚えてます。いつもありがとう!です。映画は優れたスタッフなくしては、完成しませんもの。

たまには、ドゥ~~ムゥと(ドーンとのこと?)特殊部隊の銃撃戦を堪能しましょうか?やれ~っ、やれ~っ!の世界ですね。あっ、銀座シネパトスです。
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