だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

棄教とは?

2016-12-23 21:22:59 | 映画
予告編を見て、こんなにもつらい気分にさせられた映画は久しぶり。今なら考えられないことで人が迫害を受けるのは、つら過ぎます。

1923年3月27日、東京の巣鴨、カトリックの家系に生まれ、12歳の時洗礼を受けます。1950年にフランスに留学。帰国後、批評家として活動。

1955年に発表した小説『白い人』が、芥川賞を受賞。狐狸庵山人とういう雅号を聞いてすぐにわかる方は、読書人ですね。純文学から随筆、文芸評論…

戯曲、軽いエッセイと、ジャンルも様々な小説家、遠藤周作。1996年9月29日、73歳で肺炎のため死去しますが、代表作と言えばやはりこの作品…

1966年3月刊行の『沈黙』です。原作と出合って28年、マーティン・スコセッシ監督が映画化しました。2016年は、遠藤周作没後20年。

それが「沈黙」(17)です。島原の乱が収束して間もない頃。17世紀の江戸初期。幕府によるキリシタン弾圧が、激しさを増していた長崎。

宣教師のフェレイラ(リーアム・ニーソン)が日本で捕まり、棄教<信仰を捨てる事>したとの知らせを受けた彼の弟子ロドリゴ(アンドリュー・ガーフィールド)と…

ガルペ(アダム・ドライヴァー)は、キチジロー(窪塚洋介)の手引きによりマカオから長崎へと潜入。そこで彼らが見たものは、想像を絶する光景でした。

その後彼らは、隠れキリシタンと呼ばれる人々と出会うのです。果たして、それは?浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシ共演。

内容は違うけど、ローランド・ジョフィ監督、ロバート・デ・ニーロ主演「ミッション」(86)も感動作でした。あっ、リーアム・ニーソン出てました。涙で見ましょう。
コメント (2)
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