だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

画家エゴン・シーレ、28年の人生

2016-12-12 21:58:13 | 映画
オーストリアの画家エゴン・シーレの展覧会、1991年8月の渋谷Bunkamura ザ・ミュージアムで開催されたので、見に行ったのを覚えています。

独特な線と不思議な色使い、ねじ曲げられたポーズ、そのテーマも。ちょっと衝撃的。展覧会に行ったのは、1983年に公開された映画のおかげ。

それが、ヘルベルト・フェーゼリー監督「エゴン・シーレ/愛欲と陶酔の日々」(80)。マチュー・カリエール、ジェーン・バーキン、クリスティーネ・カウフマン主演。

シーレは、1890年6月12日生まれ、1906年16歳で美術学校に入学。翌年、グスタフ・クリムトと出会います。亡くなったのは、1918年10月31日。

好き嫌いが分かれる画家だと思いますが、作品はとっても印象的。ディーター・ベルナー監督「エゴン・シーレ 死と乙女」(16)は、36年ぶりにシーレを描いています。

2作品ともオーストリア映画。第1次世界大戦末期のウィーン。天才画家エゴン・シーレ(ノア・サーベトラ)は、妻のエディットと共に瀕死の床にいました。

時を遡り、1910年。美術アカデミーを退学したシーレは、画家仲間と新芸術集団を結成。16歳の妹ゲルティ(マレシ・リーグナー)の裸体画を描き…

ヌードモデルのモア(ラリッサ・アイミー・ブレイドバッハ)と出逢い…と様々な作品で脚光を浴びます。さらにクリムト(コーネリウス・オボンバ )から…

モデルのヴァリ(ファレリエ・ペヒナー)を紹介され、生涯のミューズとするのでした。冒頭の病気はスペイン風邪。インフルエンザですね。

シーレは28歳で亡くなりました。クリムトも同様で、56歳でした。本作には、シーレやクリムトの作品が数々登場。シーレを知らない人も、ぜひ。
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