だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

真夏の12月

2007-11-28 22:42:51 | 映画
12月は、英語で“DECEMBER”。街中はすでにクリスマス・イルミネーションで、とってもきれい♪ 映画「ディセンバー・ボーイズ」(07)は、12月生まれの男の子たちのお話。とはいえ、舞台となるオーストラリアでは、12月は夏。映画のポスターや予告編を見ると、ちと違和感がありますがご了承を。

オーストラリアのカトリック修道院付属の孤児院で暮らしている、4人の少年たち。マップス(ダニエル・ラドクリフ)、スパーク(クリスチャン・バイヤーズ)、ミスティ(リー・コーミー)、スピット(ジェームズ・フレイザー)は、ともに12月生まれ。孤児院育ちの子供たちの夢は、いつかやさしい家族に引き取られること。

でも、もう4人は子供でもなく思春期の男の子。夢がかなうことはもうないだろうと、あきらめはじめていました。そんな時、はじめて院長から誕生日プレゼントをもらいます。4人揃って孤児院を出ての“夏休み”。海辺の村でひと夏を過ごすことになったのです。

そこで出会った、子供のいない若い夫婦。2人は、4人の子供たちの中から養子を取ろうと考えていたのです。孤児院の外のはじめての夏休み。やさしい大人たち。なにもかもが、目新しく、輝いて見えます。最年長のマップスは、地元の少女ルーシー(テリーサ・パーマー)とのドキドキの恋。

でも、養子の話を知ると仲良し4人に亀裂が入り、仲間割れが起こります。自分こそ、気に入ってもらいたい!そんな思いに心が揺れます。監督は、ロッド・ハーディ。この映画のラドクリフは、「ハリー・ポッター」シリーズの4作目(05)と5作目(07)の間に出演しました。今後の彼の主演映画の第1歩でもありますね。

少年から大人への微妙な心を、自らも大人へとなるダニエル・ラドクリフがどう演じるか。ハリー・ポッターからの脱却。見ましょう。2週間の限定上映のようですから、お早めに!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする