だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

バタイユ警視、登場!

2007-11-04 21:14:01 | 映画
「アガサ・クリスティの奥さまは名探偵」(05)は、パスカル・トマ監督、カトリーヌ・フロ主演のフランス映画でした。原作は『親指のうずき』、トミーとタペンス・シリーズでしたね。クリスティの作品は、とにかく面白い!長編/短編/戯曲/共著など、多種多様で、映画化された作品もた~くさん!

冒頭のように本国イギリス以外でも映画化されていますが、やっぱり「オリエント急行殺人事件」(74)「ナイル殺人事件」(78)「地中海殺人事件」(82)「死海殺人事件」(88)の、アルバート・フィニーやピーター・ユスティノフ主演の名探偵エルキュール・ポワロものですよね。

「クリスタル殺人事件」(80)のミス・マープルものも大好き。だってクリスティ作品のファンですもん!他にもTVMの『名探偵ポアロ』シリーズや『ミス・マープル』シリーズ、デヴィッド・スーシェのポアロ(声:熊倉一雄)が最高の『名探偵エルキュール・ポアロ』シリーズも。今でも、どこかで再放送されてます♪

そしてまたまた、フランス製のクリスティ作品がやってきます。「アガサ・クリスティ ゼロ時間の謎」(07)。監督は再び、パスカル・トマ。原作は『ゼロ時間へ』。クリスティ本人が、生涯のベスト10に選んだという傑作ミステリーです。うむ、未読。ポワロでもなく、ミス・マープルでもない、ミステリー作品です。

テニス・プレイヤーのギョーム(メルヴィル・プポー)は、美しい妻のキャロリーヌ(ローラ・スメット)を伴い、大金持ちの叔母カミーラ(ダニエル・ダリュー)を訪ねてブルゴーニュ地方の海辺にある別荘へとやってきます。さらに、前妻のオード(キアラ・マストロヤンニ)もやってきます。

それだけでも大変なのに、オードに恋する親戚のトマとキャロリーヌの友人フレッドも現れます。嫉妬、恨み、怒り、策謀、莫大な遺産の相続権がうごめくこの屋敷で、とうとう“ゼロ時間”が訪れます。ある朝、叔母のカミーユが死体となって発見されたのでした!事件を担当するのは、名探偵バタイユ警視(フランソワ・モレル)と甥のレカ。

果たして、犯人は誰?バタイユ警視は言う、『“ゼロ時間”とは、殺人事件は人々をある点に導く物語の結末に過ぎない。その点こそがゼロ時間なのだ』と。多いに楽しみにしていますよ、バタイユ警視。
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