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自然科学大好き!「自然」は地球、宇宙、人、社会、宗教...あらゆるものを含みます.さあ、あらゆる不思議を探検しよう!

夢の超特急「ハイパーループ」 年内に試験走行へ!時速1100キロ超の交通システム

2016年08月31日 | サイエンスジャーナル

 夢の超特急ハイパーループ年内試験走行へ

 夢の超特急ハイパーループが年内に試験走行する。しくみは日本の超伝導リニアと同じだ。違うのは超伝導リニアが空気中を走るのに対し、ハイパーループは真空中を走るということ。そのため、空気を抜いたチューブの中を走行する。

超伝導リニアは浮上しているのだから、接地摩擦抵抗がない。日本の誇る技術であり到底、時速600km/hを安全に走行できる乗り物は、不可能かと思えわれた。ところが、このスピードを遙かに乗り越える乗り物ができる。何と、最高時速1287km(800マイル)で、ロサンゼルスとサンフランシスコ間640kmを30分で結ぶという。いったいどんな乗り物なのだろうか?

 2016年早々に米カリフォルニアでの着工が決定。2018年には乗客も運ぶ予定だという。そんな構想を立てているのが、億万長者の起業家イーロン・マスク氏だ。高架のチューブ内で空気の力を使って人が乗る「ポッド」を浮上させ、ソーラーパワーにより音速で走らせる「ハイパーループ」というシステムを目指している。

続きはこちら → http://sciencejournal.livedoor.biz/ 

参考 Forbes: 時速1100キロ超の交通システム「ハイパーループ」年内に試験走行

物理で広がる鉄道の魅力
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第62回ノーベル生理学医学賞 ワトソンとクリック「核酸の分子構造および生体における情報伝達に対するその意義の発見」

2016年08月30日 | ノーベル賞

 ノーベル賞受賞者の栄光と転落

 おそらく誰もが聞いたことはあるであろう「DNA」。細胞の中にあるひも状のものが生物の設計図であるとは驚くべき発見だった。このDNAの構造が2本のリボンがらせんを描くような美しい姿であることを発見したのが、ワトソンとクリックであり、これは20世紀最大の発見といわれている。二人は1962年のノーベル医学・生理学賞を受賞した。

 ところがつい最近、2014年12月、ジェームズ・ワトソン(86)がノーベル賞メダルを米ニューヨークのクリスティーズでオークションにかけた。存命中の受賞者のノーベル賞メダルが競売にかけられるのは異例のことだ。何があったのだろうか?

 ワトソンは2007年10月、新著宣伝のため英国を訪問。英日曜紙サンデー・タイムズのインタビューに対し「アフリカの人々の知能は私たちと同じという前提で社会政策がつくられているが、すべての知能テストがそうではないことを示している」と発言。 「今後10年内に遺伝子が人間の知能に差をもたらしていることが発見されるだろう」と人種によって知能指数が決定されるという人種差別に当たる持論を堂々と展開した。

続きはこちら → http://sciencejournal.livedoor.biz/ 

参考 Wikipedia: ジェームズ・ワトソン フランシス・クリック

ダークレディと呼ばれて 二重らせん発見とロザリンド・フランクリンの真実
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第62回ノーベル化学賞「球状タンパク質の構造研究」 ぺルーツとケンドルー世界初!たんぱく質の立体構造解明

2016年08月29日 | ノーベル賞

 タンパク質の構造解析

 私たちの体は数十兆個もの細胞からなっており、一つひとつの細胞の活動が私たちの「生命」の基本となっている。細胞はさまざまな成分からできているが、なかでもタンパク質は、細胞の構造をつくり、生命活動を推し進め、調節するという大切な役割を果たしている。

 細胞の中ではたらくタンパク質は何万種類もあり、それぞれが独自のかたち(立体構造)とはたらき(機能)をもっている。細胞の活動の鍵となるタンパク質の構造と機能を解明することは、生命のしくみを理解する上でとても重要である。また、多くの病気は細胞の活動の不調に由来するので、病気の治療法を開発するのにも大切だ。さらに、動植物や微生物を上手に利用して食料や有用物質を生産するのにも、タンパク質の研究は貢献する。

 これまでの研究により、タンパク質の構造を解析するための基本的な手法はほぼ確立されている。生命にとって重要なタンパク質の構造が次々に明らかになり、これに伴って機能の解明も大きく進んだ。だが、タンパク質の中にはまだ構造の分かっていないものも多く存在する。

続きはこちら → http://sciencejournal.livedoor.biz/ 

参考 Wikipedia:ジョン・ケンドルー マックス・ペルーツ

進化を続ける構造生物学: 新たなタンパク質機能の解明と創出 (DOJIN BIOSCIENCE SERIES)
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第62回ノーベル物理学賞 レフ・ランダウ「凝集系の物理、特に液体ヘリウムの理論的研究 」

2016年08月28日 | ノーベル賞

 大粛清の嵐の中で

 1962年のノーベル物理学賞の受賞者は、旧ソ連の物理学者レフ・ダヴィドヴィッチ・ランダウである。ランダウの授賞理由は「凝集系の物理、特に液体ヘリウムの理論的研究」である。

 時代は第二次世界大戦前夜、1937年、KGBはハリコフ研究所の数名のドイツ人物理学者と一団の科学者を逮捕した。ランダウの友人であったシュブニコフ(Lev Shubnikov)とロゼンケ ーヴィチ(Lev Rozenkevich)は、その後処刑されるがその前に、ランダウが反革命組織 を率いていることを「告白した」。ランダウは、ハリコフを離れてもっと安全な場所に逃れねばならないと考えた。

 彼の上司であったカピッツアが1934年、モスクワにある物理問題研究所の理論部長という地位をランダウに提供したので、彼は2月にそこへ向かった。間もなく、ランダウの友人コレツとルメルもそこに転勤する。そして、1年もたたない1938年4月28日、ランダウと二人の友人は逮捕さそこで逮捕された。罪状はスターリンを批判するビラを作成したことであった。

続きはこちら → http://sciencejournal.livedoor.biz/ 

参考 Wikipedia: レフ・ランダウ

物理学者ランダウ―スターリン体制への叛逆
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場の古典論―電気力学,特殊および一般相対性理論 (ランダウ=リフシッツ理論物理学教程)
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北極海で400歳のサメ発見!長寿世界一は日本!動物たちの長寿世界一は?

2016年08月27日 | サイエンスジャーナル

 日本は、世界一の長寿国

 長寿世界一の国はといえば、日本が話題になるが、今年の長寿世界一はどこだろう?

 世界保健機関(WHO)が5月19日発表した2016年版の「世界保健統計」によると、2015年の日本人の平均寿命は83.7歳で、世界で首位だった。日本は統計を遡ることができる20年以上前から長寿世界一の座を守り続けている。素晴らしいことである。

 日本の男女別では、女性が世界首位の86.8歳、男性が6位の80.5歳。男性の首位はスイスで、81.3歳だった。男女合わせた世界全体の平均寿命は71.4歳で、2000年に比べ5歳延びた。女性は73.8歳、男性は69.1歳だった。

続きはこちら → http://sciencejournal.livedoor.biz/ 

参考 National Geographic news: 約400歳のサメがみつかる

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赤穂市は「カルデラ」の中にできた町だった!東西20キロ、8200万年前白亜紀の地層に痕跡

2016年08月26日 | サイエンスジャーナル

 火山国アイスランド

 アイスランドは、名前の通り氷河と特異な景観や豊富な温泉、秋〜春にかけてはオーロラが見られるなど、一度は訪れたい国の一つ。アイスランドには活火山が多数存在している。現在30の活火山が確認されているが、2010年に噴火したエイヤフィヤトラヨークトルが記憶に新しい。

 この噴火は、火山噴火としては比較的小規模であったが、2010年4月の6日間を最初の期間とし、以後、西ヨーロッパと北ヨーロッパの全域で航空運行に重大な混乱を引き起こした。その後、一局に集中された混乱が2010年5月まで継続した。噴火は2010年10月に終わったと公式に宣言された。

 このような火山のある国によく人が住んでいると思うが、大丈夫なのだろうか?

続きはこちら → http://sciencejournal.livedoor.biz/ 

参考 産総研: 赤穂市は恐竜時代のカルデラの中にできた町だったことが判明

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ゲノム編集の新技術 DNA切らずに遺伝子書き換え!人工酵素複合体「Target-AID」とは何か?

2016年08月25日 | サイエンスジャーナル

 ゲノム編集のしくみ

 最近注目されている遺伝子工学の一つに“遺伝子編集(ゲノム編集)”というものがある。ゲノム編集(Genome Editing)は、部位特異的な核酸分解酵素(ヌクレアーゼ)を利用して、思い通りに標的遺伝子を改変する技術である。

 主なヌクレアーゼには、クリスパー・キャス9(CRISPR/Cas9)システムやTranscription Activator-Like Effector Nucleases(TALEN)がある。これまでの遺伝子組換え技術との違いは、その成功率である。これまでの遺伝子組換えでは、プラスミドやウイルスなどを使って、運ばれた新しい遺伝子がDNAに割り込んで操作する仕組みだが、成功率は0.01~0.001%程度。数万の細胞を使っても1個できるかどうかという効率の悪さで、対象も限られていた。

 一方、ゲノム編集の成功率は数%~数十%と高く、受精卵や微生物(びせいぶつ)にも応用可能。基礎医学の研究でよく使われる特定の遺伝子を壊した「ノックアウトマウス」は、以前は作製に1~2年、費用も数百万円かかっていたが、ゲノム編集により期間は1カ月、費用も10分の1程度で済むようになった。

続きはこちら → http://sciencejournal.livedoor.biz/ 

参考 サイエンスポータル:DNAを切らずにゲノム編集、安全確実な新手法

ゲノム編集の衝撃―「神の領域」に迫るテクノロジー
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「反物質」が消えた謎に迫る手がかり発見か?ニュートリノと反ニュートリノ に「CP対称性の破れ」を確認

2016年08月24日 | サイエンスジャーナル

 反物質とは何だろう?

 反物質とは、質量とスピンが全く同じで、構成する素粒子の電荷などが全く逆の性質を持つ反粒子によって組成される物質。例えば電子はマイナスの電荷を持つが、反電子(陽電子)はプラスの電荷を持つ。中性子と反中性子は電荷を持たないが、中性子はクォーク、反中性子は反クォークから構成されている。

 反物質は、ダン・ブラウンの小説「天使と悪魔」で、ごく微量でも大規模な爆発を起こす爆弾の材料として登場する。反物質と物質が衝突すると対消滅を起こし、質量が大量のエネルギーとなって放出される。例えば、1gの質量は約 9×10000000000000(90兆)J(ジュール) のエネルギーに相当する。ただし 発生するニュートリノが一部のエネルギーを持ち去るため、実際に反物質の対消滅で発生するエネルギーは、これより少なくなるといわれる。

 反物質についての一番の謎は、宇宙が誕生したときの「ビッグバン」でできた「物質」と反対の性質をもつ「反物質」が、なぜ「反物質」の方だけ、ほとんど消えてしまったかがわからないということである。

続きはこちら → http://sciencejournal.livedoor.biz/

参考 NHKnews: 「反物質」が消えた謎に迫る手がかりか?

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JAMSTECがスパコンで未来の超大陸を予測!2億5千万年後は「超大陸アメイジア」 過去に存在した伝説の大陸は?

2016年08月23日 | サイエンスジャーナル

 大陸とは何だろうか?

 大陸(continent)とは、地球の地殻上に存在する陸塊である。一般的にはユーラシア大陸・アフリカ大陸・北アメリカ大陸・南アメリカ大陸・オーストラリア大陸・南極大陸の6つの陸上部分を指す。大陸が少しずつ移動していることは、現在では人工衛星による精密な測地観測により、直接的に観測されている。

 長い年月をかけて大陸は移動し、衝突や分裂などを繰り返している。このことは、かつては大陸移動説として説明されたプレートテクトニクスで理論化され、地質学の研究課題となっている。そして、現在の大陸の動きや地質学的記録を考察すれば、過去の大陸の位置や、未来の大陸の位置もある程度予想できる。

 こうして、現在では、単一のクラトンや大陸塊をしのぐ大きさを誇った陸地が、かつての地球上に存在したと考えることが妥当とされるようになった。これらは太古の超大陸と呼ばれるもので、19億年前、地球上に最初に現れた大陸が、ヌーナ大陸 (Neuna、NunaまたはNena)である。

続きはこちら → http://sciencejournal.livedoor.biz/ 

参考 サイエンスポータル:2億5千年後は「超大陸アメジア」JAMSTEC

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ヒトやチンパンジーだけでなかった!ニホンザルの赤ちゃんにも"笑顔の起源"が見られることを発見!

2016年08月22日 | サイエンスジャーナル

 笑顔のルーツは、チンパンジーの“グリメイス”?

 人間関係に笑顔は欠かせない。笑顔は、相手の警戒心を解き、リラックスさせる。なぜ「笑顔」が好意を勝ち取ることに効果があるのだろうか?実は笑顔には「笑顔の起源」というものがある。この起源をさかのぼると理由がよくわかる。

 本当の意味での「笑顔」が作れるのは人類だけらしいが、私たちと非常に近い存在の類人猿、チンパンジーに「笑顔の起源」を見ることができる。

 チンパンジーは、ボス猿が近づくとしばしば歯をむき出す表情をする。この「歯をむき出す表情」は、威嚇しているように見えるが、実はボス猿に対して逆らう気がないこと、恭順の意を示すボディランゲージであり、「グリメイス」と呼ばれている。

続きはこちら → http://sciencejournal.livedoor.biz/ 

参考 マイナビニュース: ニホンザルの赤ちゃんにも”笑顔の起源”である自発的微笑が見られる

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白色矮星が赤色矮星を「攻撃」?奇妙な連星発見!X線から電波まで放つレアな白色矮星のパルサー

2016年08月20日 | サイエンスジャーナル

 奇妙な連星を発見

 連星(binary star)というと、2つの恒星が両者の重心の周りを軌道運動している天体である。通常は明るい方の星を主星、暗い方を伴星と呼ぶ。また、3つ以上の星が互いに重力的に束縛されて軌道運動している系もある。

 夜空に輝いている星のうち約25%、生まれたばかりの星については半分以上が連星だといわれている。つまり、宇宙にある恒星は、誕生の時点では半分以上、成熟した時点でも4分の1くらいが連星系をなしているという。最近は連星の中でも惑星が存在することが明らかになっている。2つの恒星がペアを成す連星の周囲を公転する惑星を「周連星惑星」という。

 今回、また変わった連星が発見された。それは白色矮星と赤色矮星の連星で、光速に近い電子のビームを白色矮星が相棒の赤色矮星に向けて放ち、まるでむちで攻撃しているかのような様子が明らかになった。「さそり座AR星」という。どんな連星だろうか?

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参考 National Geographic news: 白色矮星が赤色矮星を攻撃、奇妙な連星を発見

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緑色の湖が3カ月で真っ赤に、ウルミア湖 水温と塩分の上昇により微生物「ドナリエラ」が異常発生

2016年08月19日 | サイエンスジャーナル

 かつて世界第4位だった湖

 かつて世界で4番目に大きな湖だった「アラル海」が過去14年で縮小を続け、有害な砂をまき散らす広大な砂漠と化している。米航空宇宙局(NASA)は2014年10月、湖の縮小規模を示す画像を公開した。

 アラル海は中央アジアのカザフスタンとウズベキスタンの国境をまたぐ地域にあり、現在は元の湖の中心だった部分が「南アラル海」と呼ばれている。縮小は今年に入ってピークに達し、南アラル海の東側の部分が完全に干上がった。

 NASAによると、アラル海には1960年代までアムダリヤ川とシルダリヤ川の2つの川が注ぎ込み、雪解け水や雨水が流れ込んでいた。しかし旧ソ連が1960年代、農業用水を確保するため、この2つの川の流れを変え、水を運河に流入させた。

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参考 National Geographic news:緑色の湖が3カ月で真っ赤に アラル海からの警告

地球水環境と国際紛争の光と影―カスピ海・アラル海・死海と21世紀の中央アジア/ユーラシア
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シーラカンスの胸ビレから腕の筋肉の原型・腹腔内に肺の痕跡を発見!生きている化石の「進化を証明」

2016年08月18日 | サイエンスジャーナル

 シーラカンスやハイギョの仲間

 魚類のなかまに肉鰭類という仲間がいる。読み方は「にくき」と読む。簡単に言えばふつうの魚のヒレには骨も筋肉もないが、この仲間にはヒレの中に骨格と筋肉をもつ。肉鰭類(Sarcopterygii)は、シーラカンスやハイギョを含む、脊椎動物亜門の下位分類群である。肉鰭綱ともいう。

 主な特徴の一つは、対をなす突出した形のひれを持つことだ。これらのひれは、陸生動物の四肢のように交互に動く。これにより、シーラカンスは脚を持つ動物に進化するために最初に陸に上がった魚のグループに属していたのではないかと推測されている。

 灰褐色の体色のシーラカンスは、成長すると体長2メートル、体重91キロになり、寿命は最長で60年。体液で満たされた脊椎、エナメル質に覆われた歯、大型の獲物を丸のみにすることができるちょうつがい式の顎を持っている。食性や繁殖方法などの生態や、現存する個体数に関しては、ほとんど分かっていない。

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参考 マイナビニュース: シーラカンスの胸ビレから人間の腕の筋肉の原型を発見

シーラカンスは語る 化石とDNAから探る生命の進化
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これは珍しい「幽霊ラン」を発見!担子菌と共生するラン科の植物の中でも激レア「腐生植物」

2016年08月18日 | サイエンスジャーナル

 寄生植物と腐生植物

「あれ?これってナンバンギセル?」と思った人はいないだろうか? ナンバンギセル(Aeginetia)は、ハマウツボ科の属の一つ。一年草の寄生植物で、イネ科、カヤツリグサ科、ショウガ科などの単子葉植物の根に寄生する。

 茎は極端に短く、ほとんど地上には出ず、数個の鱗片葉がある。地上に出るのは花柄で、上部の鱗片葉の腋から長く伸びる。 花柄の先端に横を向いた大きな花を1個つける。萼は鞘状になり、下側が深く裂ける。花冠は太い筒型で、先端が5浅裂し、唇形となる。雄蕊は4本あり、その先端は花柱を取り巻く。蒴果は卵球状になり、多量の細かい種子がある。

 今回発見されたのは、「ユウレイラン(Epipogium aphyllum)」だ。ユウレイラン(幽霊ラン)はラン科。日本ではトカラ列島以南に分布している。森の林床に生育する。光合成をしない菌従属栄養植物(腐性植物)の一種で、高さ15cmほどになる。花の大きさは1cmにも満たない小さなもの。やんばるの森では、5月から6月頃花が咲く。光合成を行わないため葉が無く、花の時期だけ地上部ある。ナンバンギセルもユウレイランも、自分では光合成をしない従属栄養植物だ。そのためだろうか、よく似た姿をしている。

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参考 National Geographic news: 神出鬼没、激レア「幽霊ラン」

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木星の大赤斑、上空800kmでは摂氏1300度にも達する熱源だということが判明!熱の原因は音波か?

2016年08月17日 | サイエンスジャーナル

 木星の巨大な赤い渦

 木星の大赤斑(Great red spot)とは、木星に存在する高気圧性の巨大な渦である。地球の地表の望遠鏡からでも観測可能であり、ジョヴァンニ・カッシーニにより1665年に発見された。

 大きさは18,000 km × 12,000 km から 40,000 km × 14,000 km 程度で、おおよそ地球2、3個分の大きさである。雲頂高度は周囲よりも8km程度高い。赤道より22°南に位置し、反時計回りに、周期6日程度で回転している。

 大赤斑の渦が、マーブリングの渦が発達してできたものであるのか、台風のようなものであるのか、あるいは下層に何らかの原因が存在しているのかなど、詳しい発生原因・構造は解明されていない。

続きはこちら → http://sciencejournal.livedoor.biz/ 

参考 Natiomal Geographic news: 木星の大赤斑上空は1300℃、原因は嵐の音か?

木星大赤斑の謎とベツレヘムの星 (ムー・スーパー・ミステリー・ブックス)
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