Leikon's Photo Diary

写真とカメラなどに係わる独り言

MAXBRIGHT II の1.7xGPC の倍率

2023年12月13日 23時58分00秒 | 天体望遠鏡 関連

MAXBRIGHT Ⅱ Binoviewer(マックスビノ 2 双眼装置)の1.7xGPC について、米国の或るレビューで射出瞳径で測ると 1.7 倍ではなく 1.46 倍と出ていました。計測のやり方は、TSA-102 に Morpheus 9mm を使ったときの瞳径実測値から 6.16mm に相当するので、9mm との比較で 9/6.16 = 1.46 倍としているものでした。ただ、望遠鏡とアイピースにも微妙な個体差があり、焦点距離が表示通りとは限らないようにも思えます。なお、その方の名誉のために言いますとレビューはとても詳しくて、私も購入の決め手の一つにしましたので、とても感謝しております。
で、日中に遠景でピントを合わせてから空に向けてアイピースを撮影し、EMS 使用時(等倍)と MAXBRIGHT II +1.7xGPC の瞳径の比較で倍率を計算しようとするものです。これだと個体差は消去できると思います。

添付画像はHyperion17mm を左側がEMSに装着、右側がMaxBright II + 1.7xGPCに装着した場合となります。この画像を使って、接眼側レンズの枠と瞳径のピクセル数を測り、その比率をそれぞれ計算します。カメラをアイピースに正対させられないので、垂直方向と水平方向で計測しました。結果は前者で  1.64 倍、後者は 1.69 倍になっていると算定されました。拠って 1.7 倍と言って差し支えないように思えます。


MAXBRIGHT Ⅱ のケース

2023年12月10日 23時58分00秒 | 天体望遠鏡 関連

MAXBRIGHT Ⅱ Binoviewer(マックスビノ 2 双眼装置)には立派なプロテクターケース( B&W 製?)が着いてきますが、双眼装置単体用です。アイピースや天頂ミラーを付けたまま収納できるケースを探したのですが、天頂ミラー込みにすると大きくなって一気に高くなります。それで本体+アイピースのみのケースとしてトラスコ中山の「プロテクターツールケース オレンジ M 」を導入しました。

容れる側の山型のウレタンを底に持ってきて、ブロック状になって切り抜きやすくした 2 枚を上にしています。

 

https://www.orange-book.com/ja/c/products/index.html?itemCd=TAK13ORM++++++++++++++++++++++4600

 

 


鏡像

2023年11月23日 23時58分00秒 | 天体望遠鏡 関連

鏡像と言いますか、裏像と言いますか。MAXBRIGHT Ⅱ Binoviewer(マックスビノ 2 双眼装置)の場合に光路長の関係で 1.7xGPC だと天頂ミラーでないと合焦しません。拠って、裏像になります(下の画像の左。実際は右側)。EMSだと右側になりますけど。因みにこの画像は本日 18 時頃に撮影したものです。

昔は正立ミラーなんて無かったので仕方ないか。


月面オープンハート その 2

2023年11月21日 23時58分00秒 | 天体望遠鏡 関連

海軍記念日に「発見」した「月面オープンハート」、もう少しきちんとした画像を撮りたいと追い掛けて(?)5 か月。昨 20 日ようやく二度目を観ました。ただ、気流が極めて悪かったのと少し早かったので(あと1時間ほど待てば良かったですが、低空になって更に気流が悪くなりますし)イマイチ感はあります。

なお 60 枚ほど 4 回連写をしたうちの 1 回を選択し RAW 画像を「フラット処理」し(これまでの JPEG ではなく)TIFF に現像しました。それを RegiStax 6 でなく Autostakkert で上位5%ほどを選んでスタックしたものです。そのままですとフラットなままですので、RegiStax 6 でメリハリを調整して、仕上げています。

なお、撮影・処理などについては、月刊『星ナビ』の山野泰照さんの記事をほぼ踏襲しています。モザイク合成でなくミラーレス一眼での一枚撮りの技法なので、参考になることばかりです。先達はあらまほしき事なり。


MAXBRIGHT II Binoviewer

2023年11月18日 23時58分00秒 | 天体望遠鏡 関連

利き目の右の飛蚊症が酷くて月面や木星など面積のある天体をみるのが辛いので双眼装置が欲しくなり、MAXBRIGHT Ⅱ Binoviewer(マックスビノ 2 双眼装置)を購入し、本日届きました。今回も復たスターベース東京の S 宿さんに懇切な説明に加え、実際に店頭で木星を観るなどたいへんお世話になりました。

天頂ミラーと双眼装置(合焦のため 1.7xGPC 込み)だけで 948.0g もあり、更にハイペリオン 8mm 二つが 700.5g ですから合計 1.75kg と超弩級。合焦のために鋳物延長筒 108g を外したとはいえ鏡筒バランスが崩れて大変です。鋳物延長筒を外し( 55mm の短縮)更に 1.7xGPC で光路長の消費を抑えた結果、ドローチューブを 12mm 繰出した状態で合焦しました。なお、鋳物延長筒を外したことから EMS を使う時には延長チューブが必要になりました。

 

バーダー マックスビノ2双眼装置 - 国際光器オンラインストア (shop-pro.jp)

双眼装置用1.70倍リレーレンズ(マックスビノ1/2用)T-2仕様 - 国際光器オンラインストア (shop-pro.jp)


秋らしい!?

2023年10月13日 23時11分27秒 | 天体望遠鏡 関連
今夜は晩ご飯当番でもありましたが星見もしました。薄雲があり透明度は良くなくて秋の夜空らしくないですが、気流の状態は良くて秋の空らしかったです。冬に向かうなか徐々に気流の良い日が少なくなるので、こういう夜も貴重です。土星の輪も角度が薄くなっていますが、何とかカッシニの空隙が見えました。もっとも今夜観た重星は図らずも離角の大きいものばかりで、もっと気流の悪い日でも観えそうでした。選定がアホでしたね(自爆)

片瀬の山に いでし月かも

2023年09月29日 23時55分45秒 | 天体望遠鏡 関連
今日は曇りがちでしたが、中秋の名月が拙宅の東の片瀬山から出る頃に何とか少し雲間から覗きました。
 
その後は雲が取れたものの直ぐまた曇り、難しい空模様でした。左側の画像は NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 の望遠端(右下の影は片瀬山の木々です)、右側は FC-100DC に 2x バローを附けて 1,330mm 相当で夫々 Z5 で撮っています。撮影時刻は左側が 19 時 01 分、右側は同 8 分です。なお、通常は北を上にする月面の拡大撮影ですが、これは見えたときの地平線側を下にしています。

因みに、一昨年も中秋の名月の日にアイントプフを作っていました。

今日は 29 日の「肉の日」で小田急の柿安が安売り日でした(笑)

DeLite3mm を同焦点化するシムリング その 2

2023年09月12日 09時20分47秒 | 天体望遠鏡 関連
DeLite 3mm を同焦点化するのに「星見屋」の「 31.7mm 同焦点設定用ロックリング」を使っていると書きました。DeLite の脱落防止用の溝で止めるに苦労し乍らも同焦点化でき、メデタシメデタシでした。
が、一旦外す必要が生じ再び嵌めようとしたら、なかなか上手くいかないのです。それで試しにカメラアダプタと EMS の保護ガラスが干渉しないようスターベース東京で付けて貰ったリングを使ってみました。星見屋のものより少し分厚いので、取り敢えずネジ止めせずに嵌めただけの使用です(下の画像では厚みを比べるため二つとも嵌めていますが、実使用ではブルーの方のみ)。

あーら不思議、ピッタリの、同焦点じゃ、あーりませんか!

データ上では Delite には 6.4mm 厚のリングが必要ですが、5.6mm 厚程度なのに合焦(星見屋の 5mm 厚を基準に画像のピクセル数の差から概算)。何にしても合ってしまえばこっちのもの(笑)
で、ネジ止めに着手。これが脱落防止溝の所為で全く上手く止まりません。ただ、嵌めれば合焦するので固定されなくても使えますから、ケースにはこのアイピースだけ逆さまにして容れています。