Wahl Eversharp Signature を横浜で入手してから 10 日ほど経ちました。買って直ぐの万年筆の常として(笑)、この間、専らこれを使っておりました。その使用感です。
オーバーサイズとは言えないものの、標準サイズの標準( M600、Optima など)よりも長くて太くて重いです。重さだけなら M1000、149 よりも 2~3g 重いです。(軸の尻部分を除き)円筒に近く(テーパーが弱くて円錐台とは言い難い)武骨です。一方で、軸のモザイクはアウロラのマーレ・リグリア、アクアのような優美なブルーで、武骨ではないです(笑) リグリアは持っていませんので、アクア、M805 Vibrant Blue と。以下余談です、M805 のモザイクに透け(右側の画像で、左方向を向いている銀色のペン先や首軸の銀色の輪が透けて見えると思います。⇒ の間です。)がなければ、完璧な万年筆に最も近いのですが。。。
Signature は長い所為もありますが、尻軸にキャップを噛ませても奥に入らないので、やたらと長くなってしまいますから、キャップを付けると書き辛いです。付けないで書けば、快適です!
字幅は M のみとのことですが、結構な個体差があります。当日も 2 本あるうちで、最初太めの方(ペリカンの M くらい)が良いなぁと思ったのですが、ほぼ同じ大きさの Pasha と丸被りと思い直して、細めの方に変えました。ペリカンの EF と F の間くらいでしたが、吉宗さんに少しフローを良くして太くして貰った結果、想定通りの F 程度となりました。
書き味は、吉宗さんに面前で調整して貰いましたから、最初から全く滑らかでヌラヌラと書けます。Signature より大きいサイズの Decoband にはフレックスとスーパーフレックスの 2 種のニブがあるのに対して、何も特記されていないので、Signature は標準的な硬さ(稍々硬めかな?)を想像していましたが、かなり柔らかかったです。M800 と M1000 の間ですが、後者寄り。米国人は腕力もあるしガシャガシャ書きそうで(飽くまでも個人の印象です)、もっと硬い頑丈なニブを好むだろうと思っていましたが、間違いでした。会議でメモ書き等で使っても、私としては、これくらいが早く書けるなかでの最軟(最適!?)です。また、軸が重いのでペンの重さだけで力を入れなくても書けるイメージです。
因みにインクは、私の定番:ペリカンのロイヤルブルーです。