雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

R200SS用に新型コマコレクター購入

2013年02月23日 | 機材
 去年夏に、こづかい減額を条件に冷却デジカメを買って以来、まったく”設備投資”は絶望的な状況が
続いていたのですが、先日確定申告に行ってみたところいくらか還付される事がわかりました。

 もしかしたら家内の許可が出て何か買えるかも、と気持ちがうずいていたところ、
目に入ったのがミッチーさんのブログ記事


 わたしのメイン機材のR200SS用のビクセン純正コマクレクタの性能すら引き出していないのに、
前から汎用性のある他社のコマコレクタに興味がありました。
 特にバーダー社のコレクタは価格的にも手頃でずっと入荷待ちだったところ、新型が発売された事を知りました。
 (という訳でミッチーさん・のんたさん、購入したのは記事の内容のせいでは無く、後悔したとしても自分のせいです。)

 還付金の範囲内でという事でなんとか家内の了解を取りつけ、さっそく注文しました。
 
 注文して2日ほどで届いたのですが、やはりそのまままでは使えない事がわかりました。

 
(左は純正コマコレクタ3、右が購入したMPCC MarkIII、 右側画像はTリング装着時)

 MPCC MarkIIIは2インチ接眼部に挿入して使うのですが、
 
 R200SS購入時には2インチアダプタは付属されてきません。
 (純正コマコレクタは直焦ワイドアダプター60を介して直接ネジコミます。)
 予想はしていたのですが、アダプタを追加注文しました。
 
 (このアダプタは60mmネジが両面に切られてリバースで光路長を変えられます。)

 
 ( 左下が直焦ワイドアダプタ60 、右下が60→50.8AD(R) ) 

  
 60→50.8AD(R)(右側)のリバースにより、純正コマコレクタとほぼ同じ光路長となります。

 
(左が純正コマコレクタ、右がバーダーコマコレクタ。少し光路長が長い分止めネジとカメラの干渉がありません。)

 一番肝心の画質については、もう少し春らしくなるまでおあずけです。

 ただコマコレクタレンズ径が純正に比べてかなり小さい事が気になりました。
 ミッチーさんの記事で、検証をおこなったのんたさんも特注のワイドアダプタを作ってもらってます。
 
 そこで、雪の舞い落ちる空をバックに周辺減光の撮影だけ実施してみました。
 一応、前面に「フラット撮影用スーパーの袋」を装着して撮影しました。
 

 Vixen純正のコマコレクタ3 
 

 今回購入したバーダー コマコレクタ
 

 (両方に共通して、画面下に”カゲリ”が見られますが、これはミラーボックスのスポンジによるものと思われます。)
 やはりレンズ径の違いが周辺減光の差として表れていますが思ったほどでは無く、
ステライメージでも十分処理が可能と考えます。
(画像はステライメージのものですが、「レベル調整」で極端にコントラスト強調してあります。)
 (のんたさんは、フルサイズのカメラのためワイドアダプタを特注しています。)
(2014 2. 8 追記 Cooled60Dでの実際の撮影において、バーダーMPCCのケラレにより下端のカゲリが強くなる可能性アリ)

 おまけで、純正エクステンダー(合成f=1500mm)の周辺減光も撮影しました。
 

 新型コマコレクタ+Canonエクステンダの画質も気になるところです。
 
 実際に撮影できる時期がきましたら、あらためて検証結果を報告いたします。

 *1年後に検証を行っていますので、こちらも参照願います。
 

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