雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

二年ぶりのNGC 253(ちょうこくしつ座)

2016年12月07日 | 天体写真(系外銀河)
前回に続き3日夜の早い時間帯に撮った南天の系外銀河です。

NGC 253  (ちょうこくしつ座) 
( 画像クリックで元画像の25%で表示 )
(  が北の方角 ) 
撮影DATA: 2016/12/ 3 20:21’~  Vixen VC200L+レデューサー(合成f=1,278mm F6.4 )
露出 10分×10枚 ISO 1600 LPS-P2FIL Cooled 60D (冷却 オフ 11℃)  タカハシ EM-200 Temma2M
マイクロガイドスコープ 60 ToupCam PHD2Guiding ステライメージ7

銀河部分の拡大トリミング画像です。
( 画像クリックで元画像の50%で表示 )
見た目から「銀貨銀河」という別名もあるようですが、あまりなじみがありません

南天低い上に、早い時間だったのでまだ灯火で空が明るかったです。
( 画像クリックで星座線入りで表示 )

調べてみたら同じ鏡筒+レデューサーで2年前にも撮っていました。
総露光時間は同じですが、撮影時期が10月で今回より遅い時間帯に撮影しているため
コントラストのある画像が得られています。

それでも処理前の撮影画像を拡大してみると2年間の進歩を見る事ができます。
( いずれも10分露光 )
露光時間はどちらも10分ですが、東西方向の星像の流れがほとんど目立たくなりました。
これはまぐれでは無く、10枚すべての画像で2画素以内のガイドエラーに収まっていました。
ガイドが大きく改善された最大の要因は、
昨年赤道儀をEM-200Temma2Mに更改したためでしょう。
(2014年は中古のEM-200USD赤道儀で、モーターの回転精度が低かった。)

まったく状況が改善していないものもあります。
撮影中に撮った東側と南東側
東側 は市街地で明るい上に、自宅の家屋が邪魔をしています ↑
南東~南側 も市街地および高速ICで空が明るく、敷地内に樹木と防犯灯もあります ↑

次回は このあと撮ったくじら座の系外銀河で初ショットになります。

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昨日(6日)の朝方すごい雷とあられのような音で目がさめました。
ついに「雪降ろし」の雷が鳴ったのですが、
起きてみたらどうってことはなくて、
一部にあられがたまっていただけでした。
こんな調子で孫娘の里帰りまで天気がもってくれないかなぁ。

雲上くもがみ
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2 コメント

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Unknown (テナー)
2016-12-07 16:43:59
こんにちは
NGC253は魅力ある銀河のひとつですね。
この時期にお撮りになるってことは撮影環境に負うところが
大きいのでしょう。
ニワトリの宿命でしょうけど市街地でこんなに綺麗に撮れれば
ニワトリも捨てたもんではありませんね。
あれだけ悩み続けた星像の流れも新機材で解決しこれからが
本番・・・鉛色の空が恨めしいことでしょうね。
鉛色の空が恨めしい (雲上(くもがみ))
2016-12-07 18:03:54
テナーさん こんばんは。
この前に撮ったらせん星雲もそうですがGPV予報では晴れているのは
早い時間帯だけということから、時期的には遅めの対象を狙いました。
それにしてもこの時期の夜って長いんですね。
晴れてさえくれれば2時間露光でも4,5タイトル撮れそうです。
ただ言われるようにこちらは鉛色の空の季節です。

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