雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

南天の棒渦巻銀河NGC1300、痛恨の設定ミス。

2013年11月06日 | 天体写真(系外銀河)
前回記事でもちょっと触れましたが、NGC253銀河のあとに
この夜のメインだった南天の棒渦巻銀河NGC1300の撮影をおこないました。
この銀河はこの冬、小さくて暗い事が分かっているのになめてかかって、
R200SS純正エクステンダー(f=1500mmF7.5)で拡大して惨敗した銀河です。
( 偶然1枚目に撮った画像に、飛行機がこの小さい銀河の真ん前を通過していった事がうけましたが・・)
前回記事は下記より
2013/02/02

今回のリベンジ撮影においては前回の教訓より・・・・・・・・・・・・・・
① R200SS(f=800mmF4)で、拡大せずに撮影する。・・・・・・
② 高度が低く露光時間を延ばせないため、枚数を多く撮る。

目盛環導入も短時間にでき、ほぼ南中時刻には撮影に入る事ができました。

5分露光で、TST撮影で2枚、6枚を3セットで計20枚
2時間に近い総露光時間はリベンジに十分かと思われたのですが・・・

翌日、画像を読み込んで見ると、
あれっ! 5枚しかない?

最初、読み込みがうまくいかなかったのかとも思いましたが、
画像No.は連続しているし・・、そこで撮影時刻を見たところ
最後の3枚が30分間隔になっていました!
つまりTST撮影の後、6枚連続タイマーセットしたつもりが1枚のままだったのです。
結局、2時間近くかけて総露光時間わずか25分!
カメラもさぞかし手持無沙汰だった事でしょう。

難物なのに露光時間わずか25分のNGC1300銀河(エリダヌス座)です。
撮影DATA: 2013/11/02am 00:17’~ VixenR200SS(f=800mm F4.0)バーダーMPCCⅢ
露出 5分×5枚  ISO 1600 LPS-P2FIL Cooled 60D (気温8℃ 冷却-13℃)
EM-200USD赤道儀 OrionSSAG ガイドスコープGS-60S PHD Guiding ステライメージ7
小さいので、お約束の等倍トリミング画像です。(クリックで等倍画像表示)
エクステンダーなしのため小さい画像ですが、渦の淡い部分が見え始めています。
設定ミスが無ければこの4倍の露光時間をかけられたのに・・(残念!

今回も見かけの大きさ比較でお茶を濁します。(こんどの比較相手はNGC253)
NGC253銀河が巨大に見えます!


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今夜は移動性高気圧の通過で晴れています。
当然自宅にて撮影中なのですが、透明度が今一冴えません。
ただこれからの季節、撮れたらもうけものという気持ちで臨んでおります。

雲上くもがみ
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コメント (2)
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