雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

手作りグッズの紹介(結露対策)

2012年11月21日 | 手作りグッズ
予報では夜は晴れるかも。
でも上弦過ぎの月が0時過ぎまで沈みません。
それに寒いし。(おいおい!)

はい、そんな訳で グッズ紹介その2 です。
今回は露対策グッズです。
天体写真にとってまさに”露”は大敵。
私の場合、デジタル一眼カメラ(EOS Kiss DX)を購入して20日後
には「露除けヒーター」を注文しています。
まだ固定撮影で短時間の撮影にもかかわらず、露でレンズが曇り
お手上げでした。

写真はビクセンの「露除けヒーター2」で現在発売されているものです。
わたしが5年前に購入したときは乾電池BOXタイプのものでした。
レンズの筒の部分にニクロム線入りのゴムバンドを巻きつけるのですが、
 ・接続コードがわずらわしい。(今ではコードだらけですが)
 ・乾電池(単一×8本)の消費が激しい。
また少し知識が出てくると。
「気温によりレンズのピント位置が変化するので、事前に外気温に慣らす事」
が常識なのに無理やり暖めるのはマズイんじゃないの?などと思うように
なりました。
そんな時に見つけたのが当時 趣味○で販売していた「FT鏡筒フード」。

なんとフードを紙で作って露を吸わせてしまおうという、なんて大胆な発想だろう。
しかもエコを先取りしています!
残念ながら手作り受注のため価格が高い!(あたりまえ)
そこで、「自分で作ってしまおう」ということになりました。。
最初に作ったのは2008年9月に中古で購入した300mmレンズ用でした。
まずは図面を書き。

(丸いものは何かと難しいので角型で枠を作り、内部に紙を何枚も組み込む
 作戦です。)
とにかく内部の紙は多いほど効果があるだろうという事で、帰省してきた娘
にも”内職”を手伝わせました。
製作を開始してからほぼ2ヶ月、2009年2月に実際に使用したところ
ヒータバンド以上の効果があったので、その後他のレンズやファインダー用
も作成して現在に至っています。

*防湿のため外層はアルミテープを張ってあります。
(1)Canon EF70-200mm F2.8 ZOOMレンズ(中古 2008.6購入)用
(2)Canon NFD300mm F2.8レンズ(中古 2008.10購入)用
(3)Canon NFD400mm F2.8レンズ(中古 2012.7購入)用
(4)誠報社ガイドスコープGS-60S(2011.11購入)用
(5)VixenR200SS反射望遠鏡のファインダー(2009.5購入)用
(6)誠報社ガイドスコープのファインダー用

紙製なのですが、これでもか!とばかりに何百枚と薄紙を組み込んだら
すごく重くなりました。(これもあたりまえ)
現在の主力鏡筒のVixen R200SS(口径20cm反射望遠鏡)は、
反射鏡が筒の底にあるためか、別購入した巻き付けフードだけで結露
したことはありません。

次回はグッズ紹介(その3)になるでしょう。(今夜もまず晴れない。)
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